日工の技術雑誌

クリーンテクノロジー 2019年6月号
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L1906

クリーンテクノロジー 2019年6月号

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■特集:微生物の制御と活用
○微生物の動態とコントロール
/東京農業大学/内野昌孝
微生物は様々な環境に存在し、他の微生物と協調的、競争的に活動している。本稿では、特徴的な微生物の紹介や複数の微生物が環境適応力について紹介する。また、これらを制御するための考えを微生物の視点で説明する。

○微生物を活用した化学物質識別法開発と化学的影響評価の可能性
/(国研)情報通信研究機構/田中裕人・數田恭章・坪本梨沙・小嶋寛明
本稿では、微生物を化学物質情報の可視化デバイスとして使い、ヒトにとって有用な情報を統計処理により抽出する化学物質識別法を紹介する。化学物質に由来する、味、毒性、清浄度、環境評価などへの応用が期待される。

○最近の食中毒事情と食品の微生物安全性確保の取り組み
/(公社)日本食品科学工学会/川本伸一
食中毒は、依然世界的に公衆衛生上の脅威であり、先進国では経済活動に与える影響も少なくない。まず最近の微生物による国内外の食中毒事情を述べ、食品の微生物安全性確保の取り組みについて概説する。

○ガス置換包装(MAP)の普及
/スターゼン(株)/三浦和行・成田静香・戸田由紀・富田昌俊/スターゼンミートプロセッサー(株)/野市哲也/東京家政大学/森田幸雄
食品のガス置換包装(MAP)は欧米では普及している。牛と豚肉をMAPおよび大気包装し保存性を比較した。一般細菌数はMAP試料が低値を示すものが多いこと、豚肉は消費期限が伸びる効果があることが示された。我が国もMAPを普及すべきである。

○微生物との付き合い方
/東洋食品工業短期大学/稲津早紀子
食品の変敗事故や食中毒事件には多くの場合、微生物が関与している。食品製造現場で適切に微生物をコントロールするためには、現場の汚染状況を把握し、適切な環境を維持すること、そして課題発見を見逃さないことが重要である。

○医薬品、再生医療製品製造工程における最新の無菌クリーン化技術・最新の迅速測定技術
/(株)エアレックス/川﨑康司・二村はるか・矢崎至洋・Albert Groeneveld
医薬品業界では、高度化、複雑化する製品とGMPへの適切な対応に加え、生産工程や手法の改善や開発による経済性向上という相克する要求への対処が一層必要になってきた。このために「論理性」の強化、「迅速性」向上が重要で、これらを支援するセンサ技術の向上や新技術開発が望まれている。本稿では、医薬品、再生医療製品でのいくつかのシーンでの「迅速化」に関する最新のトピックスと関連するセンサ技術について紹介する。

○バイオフィルム検査用スワブの評価
/アース環境サービス(株)/矢野圭介/(株)エルメックス 佐藤拓耶/(株)アクティス/後藤 仁/エヌ・ティ・ティ・エイ・ティ・クリエイティブ(株)/脇田美幸/徳島県立工業技術センター/岡久修己・西岡浩貴/大阪大学/那須正夫/徳島大学/横井川久己男
バイオフィルムは微生物汚染源として問題視されるが、現在汎用されている滅菌綿棒では採取が困難である。そこで、バイオフィルム固着箇所に適した特徴をもつ採取用器具「バイオスワブ」について、その有効性を評価した。

■解説
○HACCPの考え方を取り入れた衛生管理(いわゆる基準B)の概要と対応
/(株)BMLフード・サイエンス/矢島秀章
2018年6月、食品全事業者にHACCPの制度化が国会を通過した。だが法律の対象となる大多数の中小零細企業には、「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」はまだ遠い存在だ。具体的に何をすればいいか示したので習って行動に移して欲しい。

○弁当おかずの盛り付け用協働人型サービスロボットの開発と想定適用例および今後の展開
/(株)アールティ/中川友紀子
近年、中食をはじめとする食品工場では、「食の安全」「生産工程の自動化、省人化による生産効率の向上」「人材の確保」等が課題として挙げられている。当社ではこの中の「生産工程の自動化、省人化による生産効率の向上」へのアプローチとして、弁当工場のおかずの盛り付けラインでの活用を想定した、いわゆるトッピングを自動化するロボットの開発に取り組んでいる。具体的事例としては2018年10月に開発中のプロトタイプロボットによるからあげなどの食材を食品コンテナ(番重)から一つずつばら積み取り出しを行い、ベルトコンベアに流れてくる弁当箱に詰めるデモを発表した。本稿では、このロボットについて開発の背景や使われている技術、想定している使用法等についての展望を紹介する。

○味覚センサで世界をつなぐ
/(株)インテリジェントセンサーテクノロジー/池崎秀和
30年にわたって味覚センサの開発に携わってきた。2019年現在までに、国内で450台以上、海外で70台が導入されている。本稿では、なぜ、今、味の数値化が必要とされているのかについて解説する。

○中国北京市におけるPM2.5の酸性度(pH)と化学イオン成分の実態とその解析
/慶應義塾大学/田中 茂・祐川湧哉・張 韻静/清華大学/賀 克斌・段 鳳魁・朱 麗丹・楊 碩・李 慧/東京ダイレック(株)/井上浩三・楊 柳
中国北京市で、定期的なPM 2.5大気観測を行い、北京市でのPM 2.5高濃度大気汚染発生時における強酸性粒子の実態を把握し、大気汚染物質データと気象条件を基に、PM2.5酸性化のプロセスを解明するBe MAPS(Beijing Metropolitan Acid Particles Study)研究プロジェクトを清華大学環境学院・賀教授の研究グループと共同で、2017年1月10日から開始し12月31日までの1年間、PM2.5大気観測を行った。

○温室効果ガス削減に資する次世代蓄電池研究
/(国研)科学技術振興機構/杉浦晃一
温室効果ガスを削減するため、エコカーの普及や再生可能エネルギーの安定的利用が必要であり、より性能の高い革新的な次世代蓄電池の実現が求められている。本稿では、当機構(JST)が運営推進しているALCA次世代蓄電池(ALCA-SPRING)の研究成果と実電池化に向けた課題を紹介する。

○画像入力機器の小型化・高性能化をもたらしている撮像素子技術
/ソニー(株)/奈良部忠邦
近年のスマートフォンに代表される画像入力機器の発展には、撮像素子の特性と機能の向上が大きく寄与している。CCDが発明されてから50年目を迎える2019年に際して、現在に至る撮像素子の技術革新と画像入力機器の小型化の状況を紹介し、今後の方向性を示す。

○三次元積層型センサ/ディテクタ
/東北マイクロテック(株)/元吉 真
三次元積層型IC(3D-IC)は従来のICに比べ飛躍的に性能を向上させることができる。本稿では、この構造を実現する例として3μm径金円錐バンプ接合を使った積層型センサ/ディテクタ集積化技術を紹介する。

○協働ロボットがもたらす新しいものづくりの現場
/川崎重工業(株)/吉桑栄二
労働人口は今後減少の一途をたどり協働ロボットの広がりが加速するなか、本稿では、duAroシリーズによる「人とロボットが共存する生産システム」を、労働力減少・高齢化に対する有効な対策の一つとして紹介する。

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