日工の技術雑誌

環境浄化技術 2019年5・6月号
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W1905-06

環境浄化技術 2019年5・6月号

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■特集:汚泥処理機器・設備の動向2
○汚泥処理機器・設備の最新動向
/日本下水道事業団/浅川 隆
本稿では、下水処理における汚泥処理機器・設備の現状と課題及び最新動向について概括するとともに、日本下水道事業団における技術開発の取組を紹介する。

○ろ液循環システムによるステンレス製ベルト型ろ過濃縮機の洗浄水量低減
/(株)クボタ/山本章裕
下水処理場の汚泥濃縮における課題を解決するために考案されたベルト型ろ過濃縮機は、性能・経済性に優れており、順調に導入が進んでいる。さらに、ベルト洗浄の際、多量の用水(砂ろ過水等)を必要とする課題を解決するために維持管理性を考慮したろ液循環システムを確立した。

○ダウンサイジング型ベルトプレス脱水機の開発
/月島機械(株)/後藤秀徳
ベルトプレス脱水機は、汚泥性状の変動に強く、難脱水汚泥に対して安定した運転が出来るといった特長を持っている一方、処理量が低い、常時洗浄のため洗浄水量が多い、機器が大きく臭気対策が難しいといった課題も持ち合わせている。当社はベルトプレス脱水機とろ液浸漬型濃縮機を組み合わせることにより、ベルトプレス脱水機の特長を保持したまま上記課題を克服した「ダウンサイジング型ベルトプレス脱水機(DSBP)」を開発したので、本稿で紹介する。

○新型ベルトプレス脱水機による混合生汚泥の低含水率化
/住友重機械エンバイロメント(株)/福田邦彦・柄澤俊康・安田龍之介
本稿では、当社が提案する新型ベルトプレス脱水機について、混合生汚泥に適用範囲を拡大すべく実証試験を行い、性能評価を行ったのでその結果を紹介する。

○高粘度汚泥に対応する汚泥乾燥機の実機運転
/三菱重工環境・化学エンジニアリング(株)/林 星辰
本稿では、汚泥の高粘度化など多様化する汚泥性状に適した汚泥乾燥機について、当社独自に開発した汚泥乾燥機の概要と運転状況について紹介する。

○新型多重板型スクリュープレス脱水機の開発
/アムコン(株)/児玉岳士
当社と日本下水道事業団は共同研究を実施し、OD法汚泥及び標準法の混合生汚泥を対象とした調査を行い、多重板型スクリュープレス脱水機-II型を開発した。本稿では、新型機の概要及び調査結果について紹介する。

○汚泥脱水とコスト削減の多重円板型汚泥脱水機
/(株)ヘリオス/川合統太
当社の多重円板型脱水機の特長は目詰まりしない機構により安定した脱水で連続運転ができることであり、納入実績は全国で2,000台以上に及ぶ。また、当社では脱水機まわりを無償で解析、ビーカーテストやデモテストを行うことで、最適な汚泥凝集、脱水方法を導き出すことでさらに実績を伸ばしている。

■特集:新規制物質1,4-ジオキサン含有水の最新対策技術
○UV/電解次亜促進酸化法による1,4-ジオキサンの酸化分解
/龍谷大学/岸本直之
1,4-ジオキサンは生物学的にも化学的にも安定性が高く、親水性であるため、標準活性汚泥法や塩素処理、オゾン処理、エアーストリッピングはあまり有効でないとされているが、水酸基ラジカルなどのラジカル種を主たる酸化剤として利用する促進酸化処理法では速やかに分解可能であることが多くの研究により示されている。本稿では、近年、北米などで浄水プロセスに導入されつつあるUV/塩素促進酸化法をベースに電解技術を組み合わせたUV/電解次亜促進酸化法について紹介する。

○新たに単離した1,4-ジオキサン分解菌の特長と排水処理への応用
/大成建設(株)/山本哲史・日下 潤・斎藤祐二
筆者らが自然環境から分離した1,4-ジオキサン分解菌Pseudonocardia sp. N23は、従来の分解菌より極めて優れた分解性能を有する。本稿では、Pseudonocardia sp. N23の特長を概説するとともに、実工場排水への応用について紹介する。

○1,4-ジオキサンのオゾン促進酸化処理
/住友精密工業(株)/杉山大輔
促進酸化処理は処理条件により大きく処理性が変わるため、今回1,4-ジオキサンを用いH2O2添加量、pH、水温を変えた時の処理性について紹介する。

○活性炭素繊維を用いた処理
/東洋紡(株)/河野大樹
当社では1975年に世界で初めて活性炭素繊維Kフィルター®の工業化に成功し、そのKフィルター®を内蔵したVOC回収装置やゼオライトハニカムを使用したVOC濃縮装置等の排気ガス処理装置を販売してきた。気相処理で培った吸脱着技術の応用として、2010年より“Kフィルター®VOC水処理装置(KW装置)”の販売も行っている 。本稿では、Kフィルター®、Kフィルター®VOC水処理装置(KW装置)の特長、水処理事例などを紹介する。

○水環境にかかわる分析計測機器と技術の動向
/(国研)産業技術総合研究所/鳥村政基
河川や港湾などの都市水域や湖沼、海洋などにおける汚染物質の観測や計測は、排出源特定と水環境保全への施策決定に重要な役割を果たす。一方、飲料水不足の解消技術や水処理と同時にエネルギーを回収するための新たな水関連技術の開発にも、水の計測項目が必要になってきている。本稿では、特に近年の水環境の変化とその評価・解析のための計測技術について展望も含めて紹介する。

○LC/MS/MSを用いた水質農薬一斉分析に対応する分析機器
/(株)島津製作所/増田潤一
近年、水道水中に残留する農薬成分分析において、対象成分が多岐にわたることから、これまでのGC法、GC-MS法、LC法に加えて、LC-MS法が広範囲で採用されている。LC-MS法では、タンデム型四重極質量分析計によるLC-MS/MS法が普及することにあわせて、水道局や検査機関などで多数の機器が活躍しており、当社の製品であるLCMSTM-8050/60などを中心とする装置が広くユーザーに使用されている。

○簡易分析だからこそ、できることがある
/(株)共立理化学研究所/永井 孝
現場での簡易な分析を指向した分析器具パックテスト®を始め、近年大きく進化を遂げたデジタルパックテスト®シリーズ、及び近くリニューアルを予定している全シアンの測定セットを紹介する。

○質量分析法による環境中の極微量分析
/日本ウォーターズ(株)/米久保淳
本稿では、環境測定における質量分析計を用いた極微量分析への当社の取り組みとして、既存のイオン源をより高感度化する事を目的として開発したUniSpray(LC/MS用)とAPGC(GC/MS用)のイオン源について紹介する。

○水処理を支える分析機器、ラボ用分析機器
/アジレント・テクノロジー(株)/遠藤政彦
ICP-MSは、高感度な多元素分析を高いサンプルスループットで実現する元素分析装置である。プラズマをイオン源として使用し、発生したイオンを質量分析部で検出する。周期表上のほとんどすべての元素を同時に測定可能であり、測定元素についてサブng/L(ppt)の濃度レベルで測定できる。また、定性分析、半定量分析、定量分析を実行でき、質量分析であるため同位体比測定も可能である。

○pHセンサのメンテナンスの負荷を軽減
/メトラー・トレド(株)/八木橋義仁
間違った校正による測定エラーやセンサに関する文書類の欠如、不要に費やされる技術者の時間、非効率なメンテナンス計画。こうしたリスクはインテリジェントセンサマネジメント機能を搭載したセンサ管理ソフトウェアiSenseによって回避可能である。当社製ISMセンサとiSenseを併用することで、センサ取り扱いの簡素化、プロセス信頼性の向上、SOP順守の促進、センサメンテナンスの最適化が実現できる。

■シリーズ:フィールド・レポート
○世界で唯一ヨウ素に特化した研究組織
/T.Tech.Office/田村真紀夫

■連載
○下水汚泥処理施設のプラント化への挑戦17
第8次下水道整備5ヶ年計画時代(平成8〜14年)
/NPO21世紀水倶楽部/清水 洽・田崎光雄

■コラム
○本物or複製、何が問題?
/HST

○イタリアにおける水環境の保全状況(前編)
/環境工学研究所/星山貫一

■製品ガイド
○蛍光X線分析装置

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