日工の技術雑誌

建設機械 2019年5月号
商品コード:
C1905

建設機械 2019年5月号

販売価格/
2,138 円(税込)
通常価格/
2,138 円(税込)
ポイント/ 0 Pt
■特集:建設現場におけるVR技術の活用
○VRを活用した体験型安全衛生教育システム
/東急建設(株)/伊藤 誠
建設業では墜落・転落防災が重点課題で、継続的に対策に取り組んだ結果、長期的には減少傾向にあるが、依然として多くの方が亡くなっている。従来の講義形式の受動型教育では本人の安全に対する意識付けを高める効果が低く、人的要因を排除できなかった。当社ではより効果の高い体験型教育が必要と考え、VR技術を活用した体験型安全衛生教育システムを開発した。本稿では、開発した教育システムの内容と当教育システムを活用した安全衛生教育の取り組みについて紹介する。

○VRを活用した安全教育ソリューション「安全体感VRトレーニング」
/(株)積木製作/赤崎 信也
建設業における労働災害の数は長い目で見れば減少傾向にあるものの、短期間で言えば下げ止まり傾向にある。建設現場では、VRを利用し、災害体験を通して、危機意識を持ち、行動を変えていくことが重要になってきている。災害を減少させゼロに近づけていくために、当社では「安全体感VRトレーニング」を開発、販売している。当社の労働災害ゼロに向けた取り組みを紹介する。

○複合現実(MR)技術を用いた建設業の生産性向上
/小柳建設(株)/和田 博司
日本では建設現場において担い手不足が問題化し、新規入職者にとって魅力的な産業になることが喫緊の課題となっている。国土交通省の「i-Construction」推進を受け、建設業界ではIoTやAIといった先端技術を駆使することで、施工管理を行う人の長時間労働を解決、魅力ある職場にしようと注力している。当社で活用しているHoloLensは、Windows10を搭載した世界初のホログラフィックコンピューターで、現実の世界に仮想世界を重ねることで、複合現実を作り出すことができる。任意の3次元データをその場に映し出せるこの技術を建設現場に応用すれば、場所を問わず事前に完成後の構造物を確認できる。HoloLensを活用することで「現場の働き方を変える」べく鋭意取り組んでいる。

■技術資料
○建設業におけるGNSSと維持管理の可能性
/茨城工業高等専門学校/岡本 修
高精度GNSS測位に焦点を当て、その課題と展望を紹介する。また、現在注目されている準天頂衛星みちびきの補完・補強の効果、ローコスト受信機の測位性能について紹介しつつ、維持管理へのGNSS測位の応用について課題を述べる。

○インフラ検査のための音波照射加振による高速非接触音響探査法
/桐蔭横浜大学/杉本 恒美
遠距離音波照射加振による非接触音響探査法の検討を行っている。本手法はコンクリート構造物の表層付近に存在する内部欠陥を長距離から検出可能であり、原理的にたわみ共振を利用しているために叩き点検の代替手法として期待されている。しかし、さまざまな問題があり、1回の音波放射に複数の周波数を用いることで高速測定が可能なマルチトーンバースト波を考案した。本稿では、この波形のコンクリート供試体および実際のコンクリート構造物(高架橋)への適用例を紹介する。

○持続可能社会に向けた都市・交通デザイン学科の取り組み
/富山大学/久保田善明
昨年4月、富山大学に9番目の学部「都市デザイン学部」が新設され、同時に、国立大学では41校目、36年ぶりとなる土木系を主体とする学科「都市・交通デザイン学科」が新設された。本稿では、学部・学科新設の経緯と概要について報告するとともに、今後の展開や展望および課題について紹介する。

○廃棄物処分場の底面遮水工に及ぼす基礎杭打設時期の影響
/広島工業大学/森脇 武夫/呉工業高等専門学校/龍尾 一海・重松 尚久/中電技術コンサルタント(株)/平尾 隆行・竹本 誠
海面埋立型廃棄物処分場の早期利用を念頭に、在来粘土層の圧密が完了していない状態で基礎杭を打設した場合、打設時期の違いが在来粘土層の遮水機能に及ぼす影響を実験的に検討した。

○クラウドを利用した舗装施工情報一元管理システム
/(株)NIPPO/梶原 覚
ICT、IoTの活用が活発になっている今日においても、舗装工事における品質管理方法は、その材料の特長と検査方法の特性上、直接的にそれらの適用が難しい状況にある。今般これらを活用したコンクリート舗装における管理ツールとして、施工中は進捗管理、施工後にもトレーサビリティとして活用できる、舗装施工情報一元管理システムを開発した。本稿では、概要、事例について紹介する。

○中小規模現場の生産性向上を目指して
/コベルコ建機(株)/高木 徳雄
当社では、ミニショベルを含む中小規模現場で使用される機械を主な対象として、安価で容易に装着できる2Dマシンガイダンス「iDig」をディーラオプションとして設定している。本稿では、この「iDig」および2019年春以降発売予定の「iDig Dozer」システムの特徴について紹介する。

○サンドコンパクション船「ぱいおにあ第30フドウ丸」の機能向上
/(株)不動テトラ/伊藤 竹史
「ぱいおにあ第30フドウ丸」は、埋立造成事業や既存岸壁耐震化等に適用される地盤改良船で、海底の軟弱粘性土地盤や緩い砂地盤中によく締固まった砂杭を造成でき、各種護岸・岸壁・桟橋等の沈下・安定・支持力対策や液状化対策等を行う。このほど、居住環境改善や安全性の向上、打設位置に精度良く移動可能なシステムなど、機能の向上を含めたリフレッシュを実施したので、本稿で紹介する。

○大型部品の検査・評価における課題の解決
/ファロージャパン(株)/村中嘉代子
建設機械における大型で複雑な部品の評価における課題と、ポータブル3次元測定器によるその解決方法、そして最後に、最新の測定器を紹介する。

■話題の工法
○既設構造物の解体撤去に伴う既存杭の諸問題とその引抜き工法の高度化
/芝浦工業大学/稲積 真哉
一般に既存杭の撤去には引抜き工法が採用され、特にワイヤーロープ玉掛け引抜き工法が用いられる。しかしながら、施工上の問題点として、破損した既存杭の場合では既存杭の一部を地盤内に残置する可能性や、抜き跡地盤上部からの充填材注入による不均質な抜き跡充填を引き起こす可能性がある。一方、杭先端パワーチャッキング工法(PG工法)では既存杭全体を抱え込んで引き上げるため、例え破損した既存杭であっても確実に引抜き撤去することが可能である。また、ケーシング下部からの充填材注入を行うため、抜き跡地盤(引抜き孔)の深度全体にわたって均質な埋め戻しが可能となる。本稿では、既存杭引抜き工法の一つとしてPG工法の特徴、安全性、および施工品質の向上について、施工理論より明らかな知見を紹介する。

○RC構造物のあと施工せん断補強技術
/大成建設(株)/畑 明仁・河村 圭亮/成和リニューアルワークス(株)/中條 基
従来施工が困難であった地下構造物などに対し、背面の掘削等必要とせず内空側からの施工による補強を可能としたあと、施工プレート定着型せん断補強鉄筋工法の設計・施工法や実験検証について紹介する。

■製品紹介
○ハイブリッド油圧ショベル ZH120-6
/日立建機(株)/木村 信行

■業界情報
○2018年12月度 建設機械出荷金額統計
/(一社)日本建設機械工業会

商品のご購入はこちらから

個数:

日本工業出版は技術誌・技術セミナーで日本のものづくりを応援しています

〒113-8610 東京都文京区本駒込6丁目3番26号 日本工業出版ビル TEL03-3944-1181(代) FAX03-3944-6826

PAGE TOP