環境浄化技術 2019年3・4月号 PDF版

環境浄化技術 2019年3・4月号 PDF版
shopping_cart

商品のご購入
ADD TO CART

個数:
商品コード:
W1903-04

環境浄化技術 2019年3・4月号 PDF版

販売価格/
3,388 円(税込)
通常価格/
3,388 円(税込)
W1903-04
■特集:下水汚泥利活用技術の動向
○バイオマスとしての下水汚泥の有効利用について
/国土交通省/村岡正季
下水道事業が建設から維持管理へと移行する中、経営資源を取り巻く環境が厳しさを増しており、いかに下水道事業を持続可能なものとしていくかが大命題となっている。この課題解決のため、国土交通省では広域化・共同化や官民連携、新技術活用、ストックマネジメントなどを推進しているが、下水汚泥をはじめとした下水道資源の活用も、事業の持続性に寄与するポテンシャルを有していると考えている。

○汚泥処理工程における省エネ・創エネの取組み
/東京都下水道局/佐藤 勝
東京都区部における1日の下水処理量は、約450万m3/日、汚泥処理量は約17万m3/日である。これらを処理するために多量のエネルギーを使用しており、今後も合流式下水道の改善などの下水道サービス向上の取組みによってエネルギー使用量は増加する見込みである。本稿では、当局が取組んでいるエネルギー削減の一つである、「汚泥処理工程における省エネ・創エネの取組み」について紹介する。

○北九州市における下水汚泥燃料化事業の取組み
/北九州市上下水道局/南雲伸司
北九州市における下水汚泥燃料化事業の取組みは、現在当市が積極的に取組んでいる低炭素化社会実現に向けた取組みの一つである。本稿では、事業の概要、当市が採用した造粒乾燥方式、事業効果などについて紹介する。

○西部スラッジセンターにおける下水汚泥焼却廃熱発電について
/札幌市下水道河川局/岩本早織
札幌市では、市内2ヶ所にあるスラッジセンター(汚泥処理施設。以下、SC)において下水汚泥を集中処理しており、各水再生プラザ(下水処理場)で発生した汚泥は汚泥圧送管にてSCに送られた後、濃縮、脱水、焼却処理されている。SCの焼却施設においては、かねてより汚泥焼却に伴う廃熱を汚泥の乾燥や暖房、給湯、融雪に利用しているが、下水汚泥のバイオマスとしての更なる有効利用を目指し、西部SCへの汚泥焼却廃熱発電システムの導入を検討することとした。

○豊川浄化センターにおける汚泥処理施設等整備・運営事業の取組み
/愛知県建設部下水道課/山口泰志
本稿では、PFI手法を用い、消化ガスを発電に利用している「豊川浄化センターにおける汚泥処理施設等整備・運営事業」の取組みについて紹介する。

○熊本市における下水汚泥固形燃料化事業及び消化ガス発電事業の取組み
/熊本市上下水道局/八木三喜
熊本市の下水道事業では、地球温暖化防止及び資源循環型都市の構築を実現するため、下水汚泥固形燃料化事業及び消化ガス発電事業に取り組んでいる。本稿では、本事業における現状と課題について紹介する。

○消化ガス発電を用いたFIT事業の取組み
/宮崎市上下水道局/矢野弘訓
宮崎処理場は市で最初の公共下水処理場であり、昭和53年の供用開始から40年目を迎えたところである。平成6年からは消化ガス発電機で、消費電力の削減に努めてきたが、標準耐用年数を経過したため、より高性能の発電機増設を検討した。しかし実施には高額な事業費が想定されることから、市が消化ガスを民間事業者に売却し、その事業者がFIT制度を活用して売電事業を行うという手法を取り入れることにした。

○溶融スラグの肥効性について
/(公財)富山県下水道公社/寺崎 勝
富山県流域下水道において、生成された溶融スラグの新たな利活用を図るため、下水汚泥溶融スラグの保有するリンに着目し、リン酸肥料原料としての可能性を調査したところ、市販肥料と遜色ない効果が確認された。

○下水処理と高速消化処理を施した下水汚泥固形残渣の高速発酵技術の開発
/長崎総合科学大学/薄田篤生・下高敏彰
本稿では、発酵処理における原料の形状特性と低分子化された資材の分解特性を活かし、山積み構造と水分調整により消化菌を含んだ微生物群の環境層を多重に構築することで、外部補助動力なしで発酵処理が繰り返し再現できる自然循環型の高速発酵技術について紹介した。

○脱水乾燥システムによる下水汚泥の肥料化、燃料化技術
/月島機械(株)/森田真由美・高尾 大
当社、サンエコサーマル(株)、日本下水道事業団、鹿沼市、鹿沼市農業公社の5者から構成される共同研究体は、機内二液調質型遠心脱水機と円環式気流乾燥機を組み合わせ、建設・維持管理費が低減でき、乾燥汚泥含水率の調整により多様な有効利用に対応できる脱水乾燥一体型のプロセスを開発した。本稿では、実証試験で得られた結果について紹介する。

○下水処理場における水素利活用と再生可能エネルギーミックスについて
/(株)NJS/森 智志・亀田由季子・庄司有理
下水処理施設では施設稼動エネルギーの省エネ化、下水汚泥のバイオマス化に取組んでいる。しかしそうした施設は比較的規模が大きく、費用対効果が得られる都市部に集中している。当社では省エネを基本に、再生可能エネルギーへの転換および都市消費資源の循環機能を付加して環境保全機能を進化させることを目標に研究を重ねている。

○豊橋市における下水処理場への複合バイオマス受入れと混合メタン発酵
/JFEエンジニアリング(株)/下田研人
愛知県豊橋市において、豊橋市がバイオマス利活用センターを2017年10月から稼動開始させた。本稿では、本施設の設備概要、2017年5〜9月に行った施設の立ち上げ、2017年10月〜翌3月の6ヶ月間にわたる運営状況について紹介する。

■特集:汚泥処理機器・設備の動向1
○ハイブリッド型圧入式スクリュープレスにおける親水性スクリーン適用
/(株)石垣/犬塚充志・畑 尚希・松村洋史・金子 司
ハイブリッド型圧入式スクリュープレスは従来のスクリュープレスに対して濃縮部を強化し、脱水部での脱水時間を長く確保することで性能向上を図っている。本稿では、同機種において、濃縮部スクリーンにろ液排出の向上が期待できる親水性スクリーンを採用し、実機での効果を確認したのでその結果を紹介する。

○低動力型高効率遠心脱水機HED型の低消費電力運転について
/巴工業(株)/植村英之
低動力型高効率遠心脱水機HED型は新技術の採用により低消費電力、低薬注率、低ケーキ含水率を達成している。そのためユーザーの要求によって様々な運転方法を選択することが可能である。この度、低動力型高効率遠心脱水機HED型の低消費電力運転と低含水率運転について処理性能を調査し、それぞれのランニングコストを評価した。本稿では、その結果について紹介する。

○処理場廃熱を利用した加温脱水機
/水ingエンジニアリング(株)/築井良治
当社では従来のスクリュープレス脱水機をベースに処理場廃熱温水を利用して加温しながら脱水する加温脱水機を開発し、脱水汚泥含水率を低減することを可能にした。本稿では、加温脱水機の概要、下水消化汚泥を対象とした実証試験事例、導入時のコストメリットの試算例、処理場廃熱で加温脱水に必要な熱量が賄えるかの試算例について紹介する。

■水処理分野
○嫌気性膜分離法と正浸透膜による省エネ型下水処理システム
/神戸大学/長谷川進・松山秀人

■製品技術
○OZAC(オーザック)処理システム
/エンバイロ・ビジョン(株)/豊岡正志
「OZAC(オーザック)排水処理システム」は有機系廃水を排水規制値以下にして放流させる処理装置である。技術的概要としてはオゾンによるOHラジカル反応とマイクロ・ナノバブルの圧壊作用、活性炭含有特殊担体による微生物処理の組み合わせにより、有機物分解が促進されると同時にSSや汚泥の発生が抑えられる装置となっている。

○再生可能エネルギー施設
/(株)協和エクシオ/鈴木政広

■連載
○静脈物流:ごみ収集・運搬よもやま話20
ビルのごみ処理システム(3):ごみ自動縦搬送システム
/循環物流システム研究所/井上 護

○下水汚泥処理設備のプラント化への挑戦16
第7次下水道整備5ヶ年計画時代(平成3〜7年)その5
/NPO21世紀水倶楽部/清水 洽

■コラム
○水道水はどこから来る?使った水はどこへ行く?
/下水道広報プラットホーム/荒井 健

○輝く氷結、護衛のワンコ
/HST

○スペインにおける水環境の保全状況(後編)
/環境工学研究所/星山貫一

■製品ガイド
○濁度計・SS計

※ご注意※
・データ転送での販売となります。
・紙媒体からスキャンした画像データをpdf化しております、元の誌面に起因する汚れ、歪み、またスキャナの不調によるかたむき等はご容赦ください。
・個人的な範囲を超える使用目的での複製、ネットワークを通じて収録されたデータを送信できる状態にすることを禁じます。
Grinding Technology Japan 2025 SiC,GaN加工技術展 2025
search

キーワード検索キーワード検索
SEARCH

shopping_cart

カートの中
CART

商品数:0点  合計:0円

カゴの中を見る

  • 〒113-8610
    東京都文京区本駒込6丁目3番26号 日本工業出版ビル

  • TEL 03-3944-1181(代)
    FAX 03-3944-6826