日工の技術雑誌

クリーンエネルギー 2019年2月号
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E1902

クリーンエネルギー 2019年2月号

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■テクニカルレポート
○オイル生産性が飛躍的に向上した藻類株の創出
/東京工業大学/今村壮輔・田中 寛
微細藻類を用いたエネルギー生産系は、大気中のCO.を固定した炭素を原料にしているため、再生可能エネルギーの一つとしてながらく注目されてきた。しかし、現時点では、藻類を用いた商業的な大規模エネルギー生産系は確立されていない。その大きな要因として、藻類におけるオイルなどを生産する基本的な仕組みの理解不足にあると考えられる。本稿では、筆者らが明らかにした藻類オイル生産を制御する機構と、その知見を活かして創出したオイル生産性が飛躍的に向上した藻類株について紹介する。

○カーボンナノチューブの特異な狭帯域熱放射現象
/名古屋大学/西原大志・高倉 章・伊丹健一郎/京都大学/宮内雄平
700℃程度以上にカーボンナノチューブを熱すると、狭帯域・近赤外熱放射光が放出されることがわかった。本稿では、「励起子」と呼ばれる状態を介した特異な熱放射特性と、近赤外領域における高性能な熱光変換素子の材料としての今後の展望について紹介する。

○エタノール水溶液から酢酸を合成する触媒系の開発
/京都大学/藤田健一
新規イリジウム錯体触媒を用いて、エタノール水溶液を原料とし、その脱水素化により酢酸を合成する触媒系を開発した。本触媒系は、需要量の多い酢酸と水素とを同時に製造するものであり、水素社会における基礎技術としての発展が期待される。

○より薄く高強度なポリプロピレン系多孔質フィルムの開発
/三菱ケミカル/玉田源典
本研究は、革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)の一つである「超薄膜化・強靭化『しなやかなタフポリマー』の実現」の一環として取り組んだ成果である。具体的には、車載用Li電池セパレータの薄膜高強度化に取り組み、高強度化を達成することで主要膜厚であった20〜30μmを5μmまで薄くすることに成功した。このことで、電池の高容量化による航続距離の延長が期待される。また、他の多孔質フィルムへの応用展開も視野に入れて研究を継続している。

○ユーザー・オン・デマンド再生可能エネルギー供給システム
/理化学研究所/藤井克司・小池佳代・津野克彦・和田智之/東京大学/山下大之・杉山正和
再生可能エネルギーによる発電量変動を抑え、水分解電気化学セルや燃料電池などの複数のエネルギー貯蔵デバイスへの貯蔵を行ったうえで、ユーザー・オン・デマンドで電力を供給する小型・中型システムを開発し、実際に動作試験を行った。このシステムの特徴は、すべてDCで動作するとともに、エネルギー貯蔵デバイスを一つのメインとそのほかのサブの装置に分け、CPUを持たずにこれらの個別動作の協調によりユーザー・オン・デマンド電力供給を実現するところにある。

○ミミズを用いたポンプの作製
/理化学研究所/田中 陽
ミミズ筋肉シートを用いた小型ポンプを試作した。微細加工技術により試作したマイクロ流体チップ上にポンプチャンバーを作製し、その上に筋肉の収縮力を伝えるプッシュバーを置き、ミミズ筋肉シートを載せて針で固定した。シートに電気パルスで連続的に刺激を与えたところ、シートの収縮によりチャンバー内の水が押し出されて送液を確認できた。

■エネルギー事情
○温室効果ガスとしてのメタンとガスサプライチェーンにおけるメタンエミッション(後篇)
/LNG経済研究会/奥田 誠
メタンは地球温暖化に影響を与える温室効果ガスの一つであるが、本稿では、その影響に関する特徴、及び大気へのメタン排出のうちで人為起源に含まれる天然ガスサプライチェーンからのメタン排出についての現況などを紹介する。

○「新たなエネルギーのまち柏崎3.0」へ
/柏崎市総合企画部/大塩久雄
当市は、「石油産業のまち」、「原子力産業のまち」として歩んできた歴史を踏まえ、今後は「新たなエネルギーのまち」を目指していく。本稿では、柏崎の10年後の将来イメージ及びその実現に向けた方向性を示すために策定した「柏崎市地域エネルギービジョン」を紹介する。

■フィールドレポート
○都市型地域冷暖房の省エネルギー手法に関する研究1
/丸の内熱供給/丸 雅雄
本稿では、DHCに導入した温熱源としての利用が期待される中水熱利用システムの概要と運転実績並びに留意点について紹介する。空冷ヒートポンプシステムと比較し約45%の効率アップで、採熱したビルへの影響も無く良好な結果であり、一般ビルへの普及性も十分にあると言える。

■特集:水素・燃料電池関連技術、機器
○世界最小水素用一体型コリオリ流量計の開発
/タツノ/大沢紀和
世界的な水素ステーションの増加に伴い、小型高性能な水素用コリオリ流量計の需要が増えている。従来型で過半のシェアを占めてきた当社では、この要望に応えるべく、世界最小最軽量な一体型コリオリ流量計を新開発したので紹介する。

○水素ステーション機器用耐水素ゴム材料の開発状況
/髙石工業/高橋 良
高圧水素のシール材として開発した当社の耐水素FKM材およびEPDM材は、水素エネルギー製品研究試験センターで行った耐久試験では、水素ステーション普及初期の性能は満足する結果だったが、今後要求されるであろうシール材の長寿命化に向けて改良に取り組んでいる。

○減圧下でも測定可能な水素センサ「NOTORP」
/TYK/常吉孝治
「NOTORP」は、表面処理炉の雰囲気中や溶融金属中など、通常では直接測定できないような環境下においても、連続的に水素濃度を測定できる。これにより、水素が関連する現場の品質管理や安全管理、コストダウンに大きく貢献することができる。

○超高圧水素ガス配管用メタルガスケット継手について
/フジキン/大道邦彦
燃料電池自動車普及のためには、水素ステーションの整備が大きな課題である。超高圧水素ガスを製造・貯蔵・充てんするために多くの配管機器で構成されており、それらを接続する継手の果たす役割は大きい。本稿では、多くのメリットを提供するメタルガスケット継手を紹介する。

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