日工の技術雑誌

環境浄化技術 2019年1・2月号
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W1901-02

環境浄化技術 2019年1・2月号

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■特集:浄化槽技術の動向
○浄化槽技術の開発と海外展開
/(公財)日本環境整備教育センター/仁木圭三
生活排水対策の重要性から1988年に「小型合併処理浄化槽」の構造基準が定められた。中・大型の合併処理浄化槽はそれ以前から構造基準にも示されていたが、設置基数として多いのは小型のものである。小型浄化槽は、戸建て住宅等の小規模な建物の排水をその敷地内で処理するため水質汚濁対策とともに、設置者等の要望に対応した独自の技術的進歩を遂げている。本稿では、浄化槽に関する近年の技術開発および海外展開の事例を紹介する。

○単独処理浄化槽を活用した合併処理浄化槽への転換策
/常葉大学/小川 浩
個別処理の代表的システムである浄化槽にはし尿のみを処理する単独処理浄化槽と、し尿及び雑排水を併せて処理する合併処理浄化槽があるが、前者は生活雑排水が未処理で放流されるので、早急に対策が求められている。そこで、既往研究による合併処理浄化槽とは異なる方法として、既設単独処理浄化槽の内部を低コストで、簡易にし尿及び雑排水を併せて処理できる浄化槽に改造し、BOD20mg/L以下の処理性能を約1年間にわたって実証した。

○バサルト新素材を活用した浄化槽処理水の水質向上への取り組み
/群馬工業高等専門学校/堀尾明宏
今日の家庭用浄化槽は、生活様式の多様化による流入形態の変化に加え、浄化槽のコンパクト化が進み、流入負荷の影響を受けやすくなっている。近年、著者らや中国の研究者により、バサルト繊維が排水中の懸濁粒子を付着させる能力がわかってきたことから、浄化槽の処理水質向上に向けてバサルト新素材の適用を試み、水処理資材としての可能性を評価した。

○BOD除去型浄化槽における有機物・窒素の高度処理化技術に関する研究
/(公社)宮城県生活環境事業協会 浄化槽法定検査センター/佐々木敦・髙橋直樹・久住知裕
近年、窒素除去型浄化槽も普及しているが、既設BOD除去型浄化槽の高度処理技術に関する検討は十分に行われていない。そこで本稿では、既設浄化槽の処理実態を調査し、窒素除去能を向上させる要因を明らかにし、それを踏まえて既設浄化槽を高度処理化する技術の検証を行った。

○浄化槽内の遠隔長期観測システムの開発と槽内状況の把握への応用
/(公社)岩手県浄化槽協会 岩手県浄化槽検査センター/国生 紀
浄化槽内は電子製品にとって非常に過酷な環境であるが、画像により槽内の変化を遠隔で長期間観測できるシステムがあれば、維持管理上有益な情報が得られる。本稿では、カメラ及び制御ユニットの選定、槽内環境対策などを含めた遠隔長期観測システムの開発を紹介する。

○環境負荷低減効果を高める大型浄化槽の開発
/(株)クボタ/藤井幸一
浄化槽は、下水道整備区域外の汚水処理施設として整備が進められている。マンション、病院、工場、公共施設等の大規模な建築物からの生活排水は、主にFRP(繊維強化プラスチック)製の大型浄化槽(51人槽以上)で処理される。当社では現状6型式のFRP製大型浄化槽を製品化している。水処理プラントをパッケージ化した浄化槽は、工場で生産された製品をそのまま設置現場へ運搬し施工するため工期が短く、環境負荷低減の効果が早いという利点がある。

○海外における水質改善ビジネス
/クボタ浄化槽システム(株)/横山 渉
浄化槽の日本国内市場規模は、ここ数年ではピーク時と比較し半減近い規模まで減少している。しかし、東南アジアなど下水道普及が遅れている地域での人口増加や経済発展に伴い、水環境汚染が顕在化していることもあり分散型汚水処理施設としての浄化槽への需要が見込まれ、当社も10年程前より浄化槽の海外展開を図っている。本稿では、当社の浄化槽海外ビジネス展開に関する現状について紹介する。

○大型浄化槽における省エネ技術の紹介
/(株)西原ネオ/中村智明
浄化槽の省エネにはブロワの消費電力削減が最も効果がある。ばっ気時間自動制御装置(ATC)は、流入負荷量に応じて必要最小限となるように、ばっ気ブロワの運転時間を自動制御することから、高い省エネ効果が得られる。新設または既設の、し尿浄化槽の構造基準で規定された告示型浄化槽(長時間ばっ気)へ導入が可能であり、省エネ化に有効な装置である。

○省エネルギー・窒素リン除去型浄化槽の開発
/フジクリーン工業(株)/田畑洋輔
当社は、有機物だけでなく窒素やリンを同時に除去可能な家庭用浄化槽CRX型を2002年に発売し、これまでに約4,000基の販売実績をもつ。2016年11月には、CRX型から省エネルギー化とランニングコスト削減を実現し、施工性と維持管理性を向上させたCRX II型を新発売した。本稿では、鉄電解法を用いた窒素リン除去型浄化槽CRX II型の構造および特徴を解説し、実現場における水質調査結果を紹介する。

○音声認識を活用した浄化槽維持管理システムの取り組みについて
/(株)HHC/東 晃一
音声をコンピュータで処理する音声認識/合成などの技術が、近年飛躍的に発展している。これまでの入出力装置に置き換わる手段として音声認識技術が、浄化槽維持管理の現場作業で活用できないかをさまざまな条件下で比較検証してみたので、本稿で紹介する。

■特集:イノベーションが進む資源化リサイクル技術
○資源循環における分離技術の将来像
/早稲田大学/大和田秀二
資源循環における固相での分離技術には、粉砕と選別の両者があるが、本稿では、それぞれの技術について最新技術を紹介し、それらが適用された場合の次世代型金属分離・精製プロセスを探った。

○CFRPのリサイクル
/金沢工業大学/影山裕史
本稿では、自動車産業において特に注目されているCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastic)材料のリサイクルについて、現状の動向や課題を整理してみたい。

○リサイクル分野でのIoT、AI導入の展望
/(国研)国立環境研究所/藤井 実
情報技術を活用することにより、リサイクル分野における労働不足への対応や、資源循環を一層高度化するといった、今日的な課題に応えられる可能性がある。本稿では、情報技術の用途や期待される効果について紹介する。

○SDGsが目指す世界におけるプラスチックの使い方
/(国研)産業技術総合研究所/加茂 徹
2015年に国連で採択されたSDGs(Sustainable Development Goals)は、途上国だけでなく先進国をも取り込んだ17のゴールと169のターゲットから構成され、数値目標を定期的に検証することになっている。プラスチックに係る問題は、17のゴールの中で7エネルギー、12生産・消費、14海洋・資源など多くの分野と関連する。本稿では、プラスチックリサイクルの特徴や技術を紹介し、SDGsが目指す持続可能な社会におけるプラスチックの使い方を検討する。

○光学式黒色プラスチック選別装置について
/(株)サナース/岩浪武志
本稿では、黒色プラスチックを取り巻くリサイクル状況と、当社が取り扱う、黒色プラスチックを選別することができる2種類の光学式選別装置を紹介する。

■解説
○森林エッジからのセシウム流出制御の展望
/宮城大学/原田茂樹

○水の化学分析並びに毒性評価
/(国研)国立環境研究所/柴田康行

■水処理技術
○紫外半導体発光デバイスとその技術動向
/(元)三重大学/吉田治正
本稿では、既に広く実用化の進むInGaN系光源に続き、紫外域用光源として期待されるAlGaN系発光デバイスの最近の研究開発動向を紹介する。また、デバイスの動作原理や構造、製造過程について触れると共に、効率向上への課題などについて概説する。

■シリーズ
○フィールド・レポート
火山灰の形状とエンケラドスの海
/T.Tech.Office/田村真紀夫

■連載
○下水汚泥処理設備のプラント化への挑戦 15
第7次下水道整備5ヶ年計画時代 大阪南エースプラン(1)
/NPO21世紀水倶楽部/清水 洽

■コラム
○2019年は終と始の年
/HST

○スペインにおける水環境の保全状況(前編)
/環境工学研究所/星山貫一

■製品ガイド
○脱水機

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