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■特集:2018年自動認識システム大賞受賞システムプレゼンテーション
○監視カメラ映像からの人物検索システム
/NTTコミュニケーションズ/柴田 哲希・菅 公彦
Takumi Eyesは、監視カメラの映像を対象とした人物検索システムである。映像データ内に映った人物の特徴をAIによる全身照合技術で検出することにより、映像中に特定の人物が映っていることを推定し、これまで探しきれていなかった人物の発見を可能にした。
○QRコードの活用による議決権行使サービス
/みずほ信託銀行/川島 敬司
株主総会の議決権集計業務において、株主向けにQRコードを活用したスマートフォンでの簡便な議決権行使手段を新たに開発(サービス名称「スマート行使」)。
○顧客満足が向上した日本郵便のフリマ商品用荷札発行システム
/サトー/半田 友昭
ゆうプリタッチは、e発送サービスの一部のサービスとなり、郵便局で荷札を簡単に発行できる仕組みとしてスタート。ゆうプリタッチの特長は、データ圧縮、セキュリティ担保、操作性の3点である。現在では、通常の荷物発送から国際郵便までスマホアプリを通して、様々なシーンでゆうプリタッチを活用した荷札発行が可能となっている。
○医療分野におけるRFIDの活用
Utilization of RFID in medical field
/帝人/阿磨 由美子
医療機関のコストの5割を占めると言われている人件費は増加の一途であるが、収入は減少方向に進んでいる。今後の日本医療は「いかに少人数で、効率よく、患者さんが満足する医療サービスを提供する」方向へ転換できるかということが課題になる。当社はこれらの解決策の一端を担うべく、医療現場にUHF帯ICタグを用いたRFIDソリューションを医療機関へ提案している。また、システムを納品するだけではなく、システムを通じて得られた情報を分析し、経営支援情報としてもサポートしている。本稿では、医療分野で提供しているシステムについて紹介する。
○ブランド品と鑑定書の紐づけシステム
System for Associating Secondhand Brand Goods with Grading Report
/日本電気/長田 正志・福澤 茂和・栗山 敬弘・静野 隆之
製造工程で発生する製品表面の微細な紋様(物体指紋)により個体の識別を可能とする「物体指紋認証技術」を活用し、製品に特別な加工をすることなく、高級ブランドのリユース品の鑑定書と現品の紐づけを実現したシステムについて紹介する。
■話題の追跡
○生体認証技術(FIDO)を活用したスポーツ観戦向けの入場管理システム
/Capy/渡辺 孝信/アルボラーダ/岡田 忠
世界中から注目を浴びるスポーツイベントでは、テロ攻撃やチケットの不正転売やチケット偽造などが懸念されている。これらの不正を防止するためには、入場時の本人確認が必要不可欠であり、本人認証方法として生体認証の活用が期待されている。本稿では、当社が開発する生体認証技術(FIDO)を活用した入場管理システムの概要と実証実験について報告する。
○灯油タンクの残量検知による配送の効率化
/北海道石狩振興局/津川 邦義
過疎化が進む北海道の農山漁村における灯油配送の効率化を図るため、行政・JA・IoT関連企業が協働で地域実証実験を実施。センサーやLPWAを使った灯油タンク残量を可視化するシステムにより、大きな配送コスト削減効果が出ることなどを確認した。
■プロダクトA
○道迷いの方の位置を家族へ簡単に通知するサービス
/昭文社/竹内 渉
○情報伝達を支える新たなツール
/モバイルクリエイト
■連載
○自動車産業用金属輸送容器のRFID管理 第11回
金属対応RFIDとは
/東洋製罐グループホールディングス/清水 博長/自動認識コンサルタント/柴田 彰
○薬剤師の視点から見た医療安全と自動認識 第19回
遠隔医療の現状と今後5
/日本調剤/鈴木 高弘
○0NFCで始める実践RFID 第75回
ICタグによる擬人化サービス2
/ハヤト・インフォメーション/大坂 泰弘
■製品ガイド
○ハンズフリーを実現する製品
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