/日本工業出版(株)/

■解説
〔設計〕
○3Dレーザー計測を活用した配管設計
/(株)高田工業所/智葉勇基
既設設備内の配管工事において、3D CADと 3Dレーザー計測を活用することで配管設計の効率化と施工時の後戻り作業削減を実現させた事例を紹介する。

〔施工〕
○直管材に関する座屈式およびその運用方法
/工学院大学/菱田博俊/元・新日本製鉄(株)・元・法政大学/直井 久/第一高周波工業(株)/山崎智史
座屈に関する知識を、鋼管構造材を念頭において整理する。即ち、オイラー座屈式の導出過程を説明し、オイラー座屈、薄円筒殻の対称及び非対称座屈の式を示す。また、これらの運用方法について、著者なりの見解を示す。

○施工管理手法「T-BIM 5D」
/大成建設(株)/長沼大輔
BIMモデルに『工程・コスト』情報を加え、工程管理と出来形・出来高管理を行う、建築物のデジタルツインを担う一つの新しい施工管理手法を紹介する。

○インドネシアで配管プレハブ工場を竣工
/東亜工業(株)/佐賀靖美
プラント配管工事初期における主要な作業である配管プレハブを、まだその分野では未成熟であるインドネシア共和国において本格的に展開すべく、スラバヤ地区にプレハブ工場を建設した。その概要について紹介する。

〔運転・保守〕
○微生物による金属腐食を防ぐ新薬剤
/神戸大学/若井 暁
金属材料は時として微生物により強烈な腐食を受け、それは微生物腐食と呼ばれる。微生物腐食を抑制するバイオサイドとして、作業従事者の安全性を確保した上で有効なバイオサイド特性を示す新薬剤について紹介する。

■連載
○配管技術者のための有限要素法入門 第5回
「マトリックス変位法」
/E&Sコンサルタント安藤/安藤文雄
配管設計エンジニアのための有限要素法入門の第5回として、梁断面の幾何学的諸量と梁要素の剛性・たわみ性マトリックスについて解説する。また、線分布荷重および要素軸方向の温度荷重を節点力とする手順を解説する。

○品質マネジメントシステム改正の要旨とその対応 第3回
8.1項から8.4項について
/鏡 孝
“第3回”では、品質マネジメントシステムに関する詳細な計画の策定、実施(運用)及び管理の内、取り込むべきプロセスとその管理(8.1項)、顧客とのコミュニケーションと要求事項の明確化(8.2項)、設計プロセスとその運用(8.3項)及び調達プロセスとその運用(8.4項)について解説する。

■製品技術情報
○配管地図を自動生成するヘビ型ロボットシステムの開発
/京都大学/松野文俊
内閣府ImPACTタフロボティクス・チャレンジ(TRC)において開発されたヘビ型ロボットをプラットフォームとして、配管内を移動して自動的に配管の地図とヘビ型ロボットの自己位置を推定するシステムに関して紹介する。

○下水道管内を効率的に調査可能なドローンの開発
/(株)NJS/稲垣裕亮・大西明和
本稿では、わが国の下水道事業の概況、下水道管きょの目視調査に求められるニーズを解説し、調査の高効率化が可能な専用ドローンの特長、開発状況、実施設での適用事例を紹介する。

○バイオガス中の硫化水素を低コストで除去する硫酸転換型生物脱硫装置
/荏原実業(株)/田中俊博
当社は原ガス中の硫化水素を高効率で硫酸まで酸化することで、塔内への個体硫黄の蓄積を回避できる「硫酸転換型生物脱硫装置」を開発した。本稿では、生物脱硫装置の特長や適用例について紹介する。

○ブラスト面形成動力工具の機能と適用事例
/G-TOOL(株)/中野 正
橋梁やプラント設備等の鋼構造物を塗り替える場合の素地調整を高品質に容易にできるブラスト面形成動力工具『ブリストルブラスター』の機能と適用事例について紹介する。

○安全性と施工性の進化する足場
/(株)杉孝/中村大樹
アルバトロスは、安全と施工性を追及することで進化し続けており、安全性・作業性・拡張性はもちろん、耐久性や信頼性にも優れ、現場の工期短縮とトータルコストダウンを実現するクサビ緊結式足場である。

○LNGアプリケーション用 各種ポンプの紹介
/日機装(株)/宇田川航也
極低温の LNGアプリケーションに用いる往復動高圧ポンプ、遠心ポンプ、サブマージドポンプなどについて用途と概要及び特徴を紹介する。

○複雑な曲がり配管にも対応した汎用配管内移動ロボット
/(株)ハイボット/北野智士
プラント等の複雑な曲がりを有し凹凸のある配管内部を、各種検査装置などをけん引しながら移動でき、防塵防水性が高くて水中でも移動でき、非常時には容易に引き出せる管内移動ロボットTHESBOT-Dualを紹介する。

○常設型超音波肉厚モニタリング装置
/ポニー工業(株)/金井大樹
smartPIMSは、運転中に肉厚データを継続的に取得し、処理原油の品種転換や運転条件変更による配管・機器の減肉を早期に検知することが可能である。本技術の特長と適用方法について紹介する。

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