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■特集:現場にみる環境・省エネの新技術
○『多様性と最適化』を実現する省スペース設備「モジュール型生産設備DLFn」
/富士機械製造/稲垣恵一
自動車部品加工をはじめとする量産加工においては、よりフレキシブルな自働化ラインが求められている。ここでは、多様性と最適化、何倍ものアウトプット、垂直立ち上げと変動する生産量、自動化による品質と生産量の安定化、に対応するモジュールコンセプトの設備を紹介する。
○経済性に優れ、環境にも優しいEcoインサートシリーズ『ISO Eco Turn』
/タンガロイ/向中野陽太
一般の旋削加工では、実際の切削加工に必要なインサートサイズよりも大きなものが使われているケースが多い。この点に注目し、一般的に使用されている標準インサートサイズよりも小型のインサートシリーズで、標準インサートサイズと同様に使用可能なEcoインサートシリーズを製品化した。
○液体窒素による低温加工技術が実用レベルに
/編集部
以前から、液体窒素を利用した低温切削加工が、切削速度の向上、工具摩耗の抑制に効果が期待されていたが、実用化はされていなかった。今、5ME社(米国)が提唱する低温加工技術(Cryogenic Machining Technology)が、高い成果を上げて注目されている。ここでは、その技術の効果を具体的に紹介する。
■注目製品
○超
2精密微細加工機NIC-300αの特徴と性能
/ナガセインテグレックス/新藤良太
自動車のヘッドランプ、リアコンビネーションパネル、今後普及が期待されるヘッドアップディスプレイなどの金型では、自由曲面上に高度に光学設計された微細形状の加工が要求される。ここでは、それら大面積上に超微細形状を精度よく創成できる加工機械について、その考え方、特徴を、加工事例を交えて紹介する。
■特別企画
○環境・省エネ機器、製品ガイド
環境・省エネ機器/工作機械、工具、関連機器
■書評
○茨木創一 著「工作機械の空間精度 3次元運動誤差の幾何学モデル・補正・測定」
/評者:MAMTEC/清水伸二
■連載
○【技術解説】インダストリー4.0で提唱されている「スマート工場」の理解を深めるには -生産システムのレイアウト設計の基本を踏まえて-<1>
/東京工業大学名誉教授 伊東 誼
インダストリー4.0の一環として「スマート工場」が提唱されており、試行や稼働例が増えつつある。しかし、日本の中小企業の場合、「現有の生産設備でスマート工場の構想に対応できるのか、対応するには何をなすべきか」について戸惑いが見られる。ここでは、「スマート工場の理解を深めるために大切なこと」について、Q&A方式で解説する。
○【技術講座】びびり無し加工条件設定の手順事例による解説 第三部
難削材の高能率加工(その1)
/星技術研究所/星鉄太郎
今回と次回では、チタン合金をはじめとした各種難削材の高能率加工において適応される条件設定を示す。
○【海外技術動向】「いっそう活気づくアディティブ・マニュファクチャリング」
/Wohlers Associates Inc,:社長・主席コンサルタント/Terry Wohlers/翻訳協力:上智大学SLO
金属アディティブ・マニュファクチャリング(AM)は、きわめて活気に満ちた状況が続いている。2013年〜2015年における加工機ユニットの年間売上高の成長率は平均59.2%という。ここでは、大企業、大手ブランドの動向、また各国政府の取組みなどを含め、最新動向を報告する。
○【加工の現場から】「有限会社 ナカムラ」
/技術支援業 滝沢 満
○創造技法の活用による『問題解決』<2>
/飯田教育総合研究所 飯田清人
価値あるものを生み出すには新しい視点が必要である。それを実施するのが創造技法である。今回は、「ブレーンストーミング(BS)法」、「ブレーンライティング(BW)法」の概要と特徴を紹介する。
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