日工の技術雑誌

環境浄化技術 2016年11・12月号 PDF版
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W1611-12

環境浄化技術 2016年11・12月号 PDF版

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■特集:放射性物質による環境汚染と対策の現状
○除染・中間貯蔵施設の現状について
/環境省 水・大気環境局
本稿では放射性物質に汚染された土壌等の除染進捗状況、ならびに中間貯蔵施設の整備と除去土壌等の輸送状況について述べる。

○除去土壌等の減容化・再生利用に向けて
/(国研)国立環境研究所/大迫政浩
東日本大震災・原発災害が発生してから5年以上が経過し、復興は新たなステージに入っている。計画に基づく福島県の除染措置を28年度中に終了させ、次のステップに進まなければならない。復興を妨げる課題はいまだ山積しているが、ここでは除染により生じた除去土壌、および除染廃棄物の焼却減容化により生じた焼却残渣の今後の取り扱いに関する課題に焦点をあてて述べる。

○中間貯蔵事業の取り組み等について
/中間貯蔵・環境安全事業(株)/鈴木克彦
現在、福島県においては、除染に伴い発生した大量の土壌や廃棄物等が仮置場や住宅の敷地内、学校の校庭等に保管されており、その早期の搬出が福島の復旧・復興に向けた大きな課題となっている。そのため、福島県内の除染土壌などを最終処分するまでの間、安全に集中的に管理・保管する中間貯蔵施設を整備し、仮置場等から除染土壌などを輸送することとされている。本稿では、中間貯蔵事業の概況と当社が果たしている役割について紹介する。

○放射性物質の除染を伴う災害廃棄物仮設焼却炉解体の国内初事例
/鹿島建設(株)/小川浩司
東日本大震災により相馬市・新地町で発生した可燃性の災害廃棄物および除染廃棄物を処理した一般廃棄物焼却施設の除染、解体業務の事例報告をする。焼却炉の除染解体では初めてとなる放射性物質の除染管理、放射線管理および設備解体と環境モニタリングの施工概要を説明する。

○中間貯蔵事業における技術開発の現状
/大成建設(株)/大谷 崇・岡田太一・島田曜輔・松尾寿峰・守屋雅之
中間貯蔵施設事業の効率的かつ安全、安心な遂行を目的として開発した以下の3つの技術について紹介する。(1)輸送中の除去土壌等流出・漏えい防止を目的とした簡易型遮水トレイ、(2)除去土壌の放射能濃度に応じた分別技術、(3)水を利用した遮へい構造体。

○放射能濃度測定技術TRUCKSCAN
/(株)大林組/山崎啓三・黒岩正夫・高田尚哉・山下秀文・納多 勝・日笠山徹巳
/キャンベラジャパン(株)/畠中一郎・鈴木敦雄/Canberra Industries Inc./Frazier L. Bronson
福島第一原発事故により発生した放射性物質を含む土壌は各地の仮置き場に大型土嚢袋(フレコン)等に入れた状態で保管されている。筆者らはフレコンに入った除染土壌を精度良く・安全・迅速に測定するシステムが必要と考え、「TRUCKSCANによる放射能濃度測定技術」を開発した。本稿ではこの技術概要を紹介するとともに実証試験の結果について報告する。

○除去土壌等からの有機物の分別
/安藤ハザマ/木川田一弥・武石 学
/東京電力ホールディングス(株)/川崎一弘
除染等作業により発生した除去土壌を保管する際、事前に土壌中の有機物を取り除くことは安定的な保管に有効である。本稿では有機物が混入した非汚染土壌を用いて、乾式ふるい分別と湿式分別を行って試験的に分別性能を評価した結果を報告する。

○森林から生活圏への放射性セシウムの移行を抑制する技術
/(株)熊谷組/田邉大次郎・横塚 享/茨城大学/熊沢紀之
/(国研)日本原子力研究開発機構/長縄弘親/テクノス(株)/田部智保
東日本大震災から5年余りが経過し、住宅地、農地、道路などの除染が広範囲で行われている一方、全汚染面積の7割以上を占める森林の除染は、ほぼ手付かずの状態にあった。事故直後に森林に積もった放射性セシウムは、落ち葉の下の腐葉土に蓄積されており降雨による居住地域・道路などへの再汚染や、河川による下流域への移行が懸念される。本稿では、放射性セシウムを吸着できるベントナイトと、電荷をコントロールしたポリイオンコンプレックスを用い、特に森林地域に滞留する放射性セシウムの植物への再吸収を防ぐとともに、下流域への移行を抑制する技術を紹介する。

○(独)家畜改良センター本所除染工事
/(株)鴻池組/小笠原貴道
(独)家畜改良センター本所除染工事は、福島県西白河郡西郷村に在地する(独)家畜改良センター本所について、西郷村除染実施計画の目標達成に向けて、対象区域の除染等の措置を行うものである。本稿では、この工事のうち、広大な範囲の圃場(牧草地)における野でのMBRを用いた排水再利用システムの事例を紹除染とその際に実施した家畜伝染性疾病発生の防止の介する。ための防疫措置について報告する。の工事のうち、広大な範囲の圃場(牧草地)における除染とその際に実施した家畜伝染性疾病発生の防止のための防疫措置について報告する。

○輸送統合管理システムの開発
/(株)奥村組/倉品 悠・今井亮介・森本克秀・酒井一紀
/伊藤忠テクノソリューションズ(株)/西村龍彦
除染事業で発生した除去土壌等のフレキシブルコンテナは、現在仮置き場等で保管しているが、2015年には、中間貯蔵施設への本格輸送に先立ち、パイロット輸送が始まっている。安全かつ効率的な運行管理を行うことを目的とし、これまでの管理システムを統合・発展させた「輸送統合管理システム」を当社と伊藤忠テクノソリューションズで共同開発したので本稿にて報告する。

■特集:最新の産業排水処理技術
○産業排水処理の最新動向
/北九州市立大学/寺嶋光春
近年論文等で報告された産業排水処理の要素プロセスの中で、特に発展の著しい有機物除去および窒素除去ついての技術動向をまとめた。また、産業排水からの資源回収および水回収についても最新の動向を述べた。

○磁化活性汚泥法の食品排水への適用試験
/宇都宮大学/酒井保藏・小室ゆい・荷方稔之
/富士電機(株)/花井洋輔・平岡睦久/ヤマサ醤油(株)/廣田 怜・岡野 暁
本稿では、次世代水処理技術として開発中の磁化活性汚泥法の特徴と利点、開発促進への取り組み、2015年6月から2016年3月まで実施した食品排水処理への適用試験の結果を紹介する。

○多段型生物膜処理による汚泥削減効果の検討
/荏原実業(株)/石川智仁・大木智子・宮田知行・荒川清美・田中俊博
多段性物膜処理は薬品や動力の維持管理費を増やすことなく、有機物の分解と汚泥削減を両立させる処理方法である。本稿では(1)合成下水を原水としたラボスケール試験での結果と、(2)食品製造廃水を原水とした廃水処理施設への適用結果の二点について報告する。

○MBRによる産業排水処理および再利用の事例紹介
/三菱レイヨン(株)/川岸朋樹・杉本直也
/三菱レイヨンアクア・ソリューションズ(株)/三木和也
膜分離活性汚泥法(MBR:Membrane Bioreactor)は、処理水の水質が良好であり、再利用が容易である等の特徴がある。近年は建設・維持管理コストの低減も進み、水質汚染が進んでいる地域や水不足が深刻な地域で導入が加速している。本稿では産業分野でのMBRを用いた排水再利用システムの事例を紹介する。

○バイオ活性物質を用いたCOD分解
/日鉄住金環境(株)/古庄健太
生物難分解性物質の処理は活性炭吸着法・オゾン酸化法、フェントン酸化法などが適用されてきた。が、いずれも設備費・処理コストが膨大である。当社は微生物活性剤「CODカッター」を生物処理に適応させ、生物難分解性物質を、生物処理にて完了する、画期的な薬剤を開発した。

○海水淡水化前処理の機能向上
/水ing(株)/島村和彰
筆者らは、上記固液分離装置の汚濁負荷低減や負荷変動に追随するため、泡沫分離装置(Foam Fractionator)を組み込んだ海水淡水化前処理プロセスを開発した。本稿では、泡沫分離装置の基礎試験による検証結果、泡沫分離装置を砂ろ過装置に組み込んだパイロットプラントによる実証試験結果を紹介し、新しい海水淡水化前処理プロセスを提案する。

○紫外光面発光光源の開発と有機物分解処理
/パナソニック(株)/佐々木良樹・頭川武央・黒澤貴子/立命館大学/神子直之
環境に配慮した水銀レスの深紫外光源と真空紫外光源を開発した。2つの光源はともに汚染物質を想定した有機物を分解できたが、真空紫外光源はその炭素成分の67.1%をCO2に分解した。その詳細を報告する。

○スラッジブランケット式凝集沈殿装置
/住友重機械エンバイロメント(株)/三井昌文
多くの実績を持つスミシックナーの技術を基礎として、従来よりも清澄な処理水が得られるスラッジブランケット式凝集沈殿装置を開発した。製鉄工程の循環水を対象として実証試験を行い、高負荷、少薬品添加量で清澄な処理水が得られた。

○下水放流時の食品排水処理技術
/(株)エイブル/神田 隆・橋本 覚・小林信彦
当社は、固定床式の排水処理装置である回転児雷也を中心にした、下水放流用の排水処理システムを確立し、食品工場を中心に50件を超える設備を納入してきた。本稿では、そのメリットについて述べる。

■シリーズ
○フィールド・レポート
コーヒーを育むエチオピアの森
/T.Tech.Office/田村真紀夫

■コラム
○オリジナリティーの話
/HST

■製品ガイド
○溶存酸素計
/編集部

■Topics
○「アラルの森プロジェクト」2016年
/NPO法人市民環境研究所

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