I1610
■特集:自動車部品加工を支える機械と工具
○量産加工用横形マシニングセンタ FF-5000シリーズの開発
/ヤマザキマザック/有末賢次
自動車部品加工では、高生産性、高信頼性、高保守性および自動化ライン対応が求められる。それらを高次元で実現したマシンである。
○MQLの量産加工分野への適用-自動車量産加工におけるMQLの実用化-
/アーレン大学/エケハルト カールへーファー
/MAPAL/クリスチャン シュミット/翻訳:マパール/小堀昭一
MQLは、コスト削減、環境への負荷低減に貢献する。ここでは、量産加工に適用できるMQL加工について解説する。
○アルミ合金の高能率・高精度平面加工-ろう付けタイプ「多刃ダイヤフェースミル」-
/兼房/本田直也・神田保之
自動車部品に多いアルミ合金を高能率に、高精度に加工するための多刃(PCD)フェースミルを開発した。その特徴と使い方を紹介する。
○車軽量化のためのシミュレーション〜複合材の最適化HyperSizer〜
/CAEソリューションズ/吉野 孝
燃費向上を図るため、自動車には軽量化のために新素材が導入されるとともに、複合材の導入も盛んに検討されている。ここでは、車関連複合材部品を対象としたCAE、シミュレーションについて解説する。
○自動車部品加工に貢献する高圧クーラント技術
/トクピ製作所/関本昌利
自動車部品加工において切りくず処理は生産性を改善する上で大きな問題である。ここでは、高圧クーラントを用いた自動車部品加工における改善事例を紹介する。
■特集:<切削油技術研究会専門委員会報告>「ミーリングのトラブル抑止に関する検証」
○活動テーマとその背景
/三菱マテリアル/上田 誠
今回の研究テーマについて、その全体像を説明する。
○エンドミル加工における諸条件の加工誤差への影響調査
/日産自動車/渡辺 勇
製造現場では、条件設定を作業者のカンコツに頼っている。ここでは、カンコツによって決められていた切削条件に関連する各因子について、加工面不良、寸法精度不良への影響を明らかにする調査を行った。
○ボールエンドミルによる高硬度材の斜面加工の評価
/大昭和精機/岩村 卓
金型加工で、ボールエンドミルが多用されるが、立壁部と底部で加工差異があることは知られている。ここでは、高硬度材を対象に加工差異の原因追求と改善を目的とした実験を行った。
○正面削りのバリの予測
/切削油技術研究会 元・専門委員/大谷 尚
トランスミッションケースのような部品加工では複雑形状なため、バリの発生によるトラブルが多い。ここでは、正面削りにおけるバリの発生を予測し、それを抑制する技術を検討した。
○複数パスの正面削りにおける段差の抑制
/ホンダエンジニアリング/増正彦
シリンダブロック上面の正面削りでは、小径工具を用いると段差の発生が問題となる。ここでは、小径工具を使用しながら段差発生を抑制する技術を検討した。
■特設記事:微細精密加工の追究
○5軸仕様の超精密立形加工機による精密加工技術
/東芝機械/天野 啓
大形精密金型の5軸加工に対応する新機種を開発した。ここでは、その背景と特徴を加工事例を示しながら紹介する。
○微細精密加工機の開発とその使い方
/牧野フライス製作所/矢部和寿
高品質加工と高能率加工を同時に求められる微細加工機の市場が拡大している。ここでは、さらにトレンドの自動車の光学部品金型加工に対応することを狙いとして開発した新機種を紹介する。
■<台湾企業レポート>第2回
○技術革新進む工作機械メーカー
/編集部
■連載
○研削技術者のための3Dで見る『考える研削加工』へのアプローチ≪10≫
/東北大学名誉教授/庄司克雄
○【海外技術動向】「バイオプリンティングで探る細胞の活動」
/Manufacturing Engineering Contributing Editor: Ilene Wolff
/翻訳協力:上智大学SLO
○【加工の現場から】「株式会社 東和製作所」
/技術支援業/滝沢 満
○TRIZによる技術問題解決とその活用 第16回
技術進化の法則(その3)
/飯田教育総合研究所/飯田清人
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