-実例で見る思想と実践-
構造物の劣化現象から検査・診断、補修・補強までを体系的に解説する専門書は多いが、知識の習得だけでは直面する個別の具体的事案に対して、どのような対策を取ることが最善であるのかを判断することは難しい。
本書では、トップエンジニアがどのような視点で変状を観察し、環境条件や設計・施工の影響をどのように分析・考察し、コスト等の制約条件の下で費用対効果をどのように考えて複数の選択肢の中から対策を選定したのか、あるいは選定せざるを得なかったのか、を具体的な事例を詳述することで、実務に携わる読者が、補修・補強に関わる多様なケースを知ることができる。また、補修計画・補強設計等の維持管理実務者が、これまでに経験したことから、現在の対策にとのようにたどり着いたのか、失敗など経験を踏まえた事例を見ることで、変遷や敬意の紹介も大いに参考にしていただきたい。(発行:(株)産業技術サービスセンター)
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■体裁:B5判 二段組 780頁
■発行:(株)産業技術サービスセンター
■販売取扱:日本工業出版㈱
■定価:41,040円
※送料無料
〔編集委員長〕
丸山 久一 長岡技術科学大学 名誉教授
〔編集幹事長〕
岸 利治 東京大学 生産技術研究所 人間・社会系部門 教授
〔編集委員〕(50音順)
岩波 光保 東京工業大学 大学院理工学研究科 土木工学専攻 教授
上田 洋 (公財)鉄道総合技術研究所 研究開発推進部 JR課 課長
古賀 一八 福岡大学 工学部 建築学科 教授
小林 信一 ㈱太平洋コンサルタント コンクリート技術部 部長
篠田 佳男 日本コンクリート技術㈱ 代表取締役社長
津野 和宏 首都高技術㈱ 技術部 次長
濱崎 仁 芝浦工業大学 工学部 建築学科 准教授
松田 芳範 東日本旅客鉄道㈱ 構造技術センター 副課長
三島 徹也 前田建設工業㈱ 技術研究所 所長
和田 宣史 中日本高速道路㈱ 八王子支社 保全・サービス事業部 部長
〔執筆者〕91名
■目次
第1章 総 論
第2章 中 性 化
第3章 塩 害
第4章 凍 害
第5章 アルカリ骨材反応
第6章 化学的侵食
第7章 水の影響
第8章 漏 水
第9章 火 害
第10章 ひび割れ
第11章 剥落対策
第12章 初期欠陥
第13章 グラウト充填不良
第14章 耐荷補強
第15章 疲労・振動・衝撃
第16章 耐震補強
第17章 調査・診断