日工の技術雑誌

プラスチックス 2016年6月号 PDF版
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S1606

プラスチックス 2016年6月号 PDF版

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■特集:統計でみるプラスチック産業の一年
○JPIF2015年統計資料集/概況
/日本プラスチック工業連盟/岸村小太郎
内閣府が公表した2015年の消費総合指数は2013年の水準には及ばず、2014年4月の消費増税の影響を脱し切れていない感がある。プラスチック産業では、円安の影響もあり原材料の輸出は伸びているものの、製品の輸出はむしろ若干減少している等、厳しい事業環境は続いている。

〇ポリエチレン
/石油化学工業協会/飛田利雄
低密度ポリエチレンの国内生産は前年を下回るも、国内出荷は円安等に伴う輸入品の減少影響から、国産品の出荷が増加。高密度ポリエチレンでも、国内生産設備の集約化が進む中、生産は2011年以降、減少が続いてきたが、製造設備の稼働率の向上に伴い、2015年の生産は前年を上回る。国内出荷も輸入品の減少に伴い、国産品への回帰が進む。

〇ポリプロピレン
/石油化学工業協会/飛田利雄
ポリプロピレンでは、2013年以降3年連続で生産量が増加。国内出荷は、ポリエチレンと同様に為替相場の円安の持続に伴い、輸入品が減少したこともあり、主用途の射出成形分野の出荷増加に加えて、フィルム分野、繊維分野での出荷が増加基調である。

〇ポリスチレン樹脂
/日本スチレン工業会/野村伸雄
ポリスチレンの2015年の生産・出荷はポリスチレン樹脂価格の変動がある中、前年を少し上回った。一方、輸入品は円安の影響で減少したものの輸入品を含めた国内総需要では前年より減少し、67.7万トンとなった。今後の為替、代替品の影響等懸念される。新規用途開発が重要となる。

〇ABS樹脂
/編集部
2015年のABS樹脂出荷実績は通期で35万7,632トン、前年比101.3%であった。このうち国内用途が64.2%を占める。また、2015年国内用途別出荷実績は車両用が103%と微増している。

〇塩化ビニル樹脂
/塩ビ工業・環境協会/長縄肇志
2015年の塩ビの国内出荷量は昨年に引続き100万トン台となった。上半期の国内出荷は低調な状況が続いたが、6月以降回復の兆しが見え始め秋口になりようやく官需、民需とも増加し対前年比で増加の状況となったが、通年では前年比95.5%となった。

〇メタクリル樹脂
/石油化学工業協会/飛田利雄
モノマーの生産は原料面での生産調整を受け、前年比10%の減産。出荷についても国内および輸出とも減少傾向。ポリマー(板関係、成形材料)においては、ほぼ前年並みの生産と出荷に落ち着く。一方、輸出は海外プラントへの生産移行に伴い減少傾向となった。

〇ポリエチレンテレフタレート
/ポリマーテク研究所/葭原 法
経済産業省化学工業統計によると、2015年の繊維用途を除いたポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂生産量は、約43.1万トンと前年比で6.97%減少した。前年比で、フィルム・シート成形用はほぼ同じであったが、容器用は大きく減少した。輸入量が国内生産量をはるかに超えている。PET樹脂の需給関係に、輸出入品やリサイクル品が大きな影響を持っている。

〇ポリカーボネート
/安田ポリマーリサーチ研究所/安田武夫
ポリカーボネートは、1990年頃から急激に成長しエンプラ最大の市場規模を持つに至った。2015年の国内需要は経済の低迷により前年比6%弱の減少であった。日本における公称生産能力は約40万トンである。

〇ポリアミド
/安田ポリマーリサーチ研究所/安田武夫
ポリアミドは優れた機械特性、耐熱性、耐薬品性等を生かし、用途分野を拡大した。2014年に輸入が前年より増加し内需は10%増加した。2015年は輸入がさらに伸び、内需若干増加した。

〇液晶ポリマー
/ポリプラスチックス(株)/二ノ倉英樹
液晶ポリマーは、その耐熱性、高流動性が高く評価され、特に電子部品用射出成形材料として広く使用されている。本稿では、液晶ポリマーの市場動向と最新の技術開発の動向について述べる。

〇ポリブチレンテレフタレート
/ポリプラスチックス(株)/五島一也
ポリブチレンテレフタレートは、機械特性、耐熱性、成形加工性のバランスに優れたエンプラである。1970年に量産化され、現在の市場規模は約100万t/年(世界)と言われている。技術開発や安全基準への対応、品質改善が進み、自動車をはじめ各分野で採用が進んでいる。

〇変性ポリフェニレンエーテル
/三菱エンジニアリングプラスチックス(株)/星野哲也
変性ポリフェニレンエーテルの2015年の国内市場は3万5,100トンと推定されほぼ横ばいである。2016年も自動車部品用途および円安に支えられ、国内市場は横ばいで推移するものと思われる。世界市場については、2015年は33万1,500トン、対前年比2.3%増と推定される。

〇ポリアリレート
/ユニチカ(株)/今西浩治
ポリアリレートの2015年の推定需要量は1,100トンであり、ここ数年横ばい状態である。主な用途は自動車、精密・機械、電気・電子用途であるが、それぞれの動向について紹介する。

〇ふっ素樹脂
/編集部
2015年の原料ふっ素樹脂の国内生産量は27,610トン、出荷は26,552トン、輸入7,581トン、輸出20,672トン、内需13,461トンとなった。輸出が引き続き好調である。

〇塩化ビニル製品
/日本ビニル工業会/鈴木 環
/塩化ビニル管・継手協会/諸田弘幸
塩化ビニル製品のうち、軟質塩化ビニル製品、硬質塩化ビニル板、および硬質ビニル管・継手の2015年の状況について述べる。

〇ポリオレフィンフィルム
/日本ポリオレフィンフィルム工業組合/丸山 清
2015年におけるポリオレフィンフィルムの出荷状況は、低密度ポリエチレンフィルムが30万5,904トンで対前年比98.8%、高密度ポリオレフィンフィルムが18万3,478トンで対前年比98.0%、ポリプロピレンフィルムは、6,918トンで対前年比100.9%、合計では対前年比98.5%であった。

〇ポリプロピレンフィルム
/編集部
2015年は、延伸ポリプロピレンフィルムは内需が22万9,037トンで微増。輸出5,232トンで前年比102.7%。無延伸ポリプロピレンフィルムは内需が15万1,709トンで前年並み。輸出5,169トンで前年比110%であった。

〇発泡製品
/ウレタンフォーム工業会/大川栄二
/発泡スチレンシート工業会/山崎純平
発泡製品のうち、ポリウレタンフォームおよび発泡スチレンフォームの2015年実績について述べる。

〇PETボトル
/PETボトルリサイクル推進協議会/末永寿彦
PETボトル用の樹脂需要は、2014年暦年65.3万トンで対前年比0.1%減。清涼飲料関係は0.6%増であったが、その他の用途が低調であった。2014年度のPETボトルリサイクル率は82.6%と目標値の85%には4年ぶりに届かなかったものの、世界トップレベルの高水準を引続き維持している。

〇発泡スチロール
/発泡スチロール協会/武田導弘
2015年の発泡スチロール原料樹脂の出荷量は、前年比99.6%であった。農産分野やクッション用途などのその他分野で需要増となったものの、主力分野である水産分野の減少に歯止めがかからない状況が続いている。

〇電線・ケーブル
/(一社)日本電線工業会/星野久子
電線需要においては、公共投資や住宅投資の減速に唯一電力部門のみが増となる状況で、2015暦年ベースでは、銅電線の出荷量は70.7万トン、前年比-2.9%と4年ぶりに減となった。アルミ電線出荷量は、アルミ電線全出荷量で大きなウェイトを占める電力部門が好調で2年連続増となった。

〇エポキシ樹脂
/編集部
エポキシ樹脂は1930年代に開発され、日本では1950年頃から輸入販売が、1962年には国内生産がスタートした。2015年の国内出荷合計は7万2,279トン、輸出と合わせた出荷実績は8万6,327トンと、前年比92%となっている。

〇炭素繊維
/編集部
2014年の国内炭素繊維の出荷量は19,270トンと、1991年以降で過去最高となった。航空宇宙の他、スポーツ、産業用も増加した。輸出は航空宇宙が2桁増、産業用も増加した。 輸出比率は79.1%となった。

〇可塑剤
/可塑剤工業会/山崎英夫
2015年の可塑剤は、生産量としては、25万6,200トンで前年比0.1%増加、出荷量としては25万8,492トンで前年比1.5%増加した。塩ビ樹脂の伸びに追随して伸びたことと、輸入品の流入が減ったことも要因として考えられる。

〇プラスチック加工機械
/日本プラスチック機械工業会/飯田 惇
プラスチック加工機械の国内生産額は、7年ぶりに2,000億円の大台に回復した。大台回復とはいえ、過去のピーク時に比べるとまだ30%程度は低い水準で、ここ数年の動きを見ても、成長の鈍化が顕著だ。

〇廃プラスチックの処理
/(一社)プラスチック循環利用協会/半場雅志
2014年の国内樹脂生産量はほぼ前年並みであった。また国内樹脂製品消費量は前年に比べ11万t(+1.1%)増加し、廃プラ総排出量は14万t(-1.5%)減少した。なお廃プラスチック有効利用率は前年より1ポイント増加して83%となった。

■一般原稿
〈展示会レポート〉スマートエネルギーウィーク2016
/安田ポリマーリサーチ研究所/安田武夫

〈解説〉バイオプラスチックから見た世界のバイオエコノミー政策
/ITIコンサルタント事務所/猪股勲

■連載
○プラスチック成形における不安定流動の制御 第40回
/藤山ポリマーリサーチ/藤山光美

○プラスチック材料読本・分子量と引張り強さからの新解釈 第15回
/(元)アモコ・パフォーマンス・プロダクツ/安永茂樹

○プラスチック技術者のための特許講座 第3回
/ポリマー技術コンサルタント/鷲尾裕之

○プラスチックの破壊機構とタフニング 第30回
/山形大学/石川 優

○助っ人工業デザイナーの独り言 第24回
/鈴木英夫

〇中小製造業の海外展開のポイント 第2回
/公益財団法人東京都中小企業振興公社/鈴木忠幸

〇大自然を科楽する 第2回
/青野哲士

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