日工の技術雑誌

環境浄化技術 2016年5・6月号 PDF版
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W1605-06

環境浄化技術 2016年5・6月号 PDF版

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■特集:次世代水処理技術の最新動向
○下水処理における省エネ・創工ネ技術の開発動向
/日本下水道事業団/橋本敏一
本稿では、下水処理における省エネ・創エネの現状と課題、国における取り組みを概括するとともに、これらの課題に対する当事業団における技術開発の取り組みを紹介する。

○消化汚泥からの高効率リン除去回収技術
/水ing(株)/古賀大輔・萩野隆生・石上尚人
当社では消化汚泥中のリンをリン酸マグネシウムアンモニウムとして直接除去回収できる機械攪拌式MAP法を開発した。当技術は平成24年度のB-DASHプロジェクトに採択され、当社・神戸市・三菱商事アグリサービス共同研究体で平成24〜25年度国土技術政策総合研究所委託研究として、実証研究を行った。また平成26年度以降は、神戸市、当社の共同研究として、回収したリンを地産地消のリン肥料として有効利用するための研究を行っている。本稿では、技術概要、実証運転結果および有効利用の取り組み状況について報告する。

○固定床型アナモックスプロセス
/(株)タクマ/高木啓太/熊本市上下水道局/渡邉陽一
/日本下水道事業団/糸川浩紀
本稿ではアナモックス細菌を利用した低コスト・省エネの新しい窒素除去技術「固定床型アナモックスプロセス」を紹介するとともに、実規模での汚泥処理変流水(嫌気性消化汚泥脱水ろ液)の窒素除去実証試験についてB-DASH終了後の成果を中心に報告する。

○セラミック平膜を用いたMBRの合流式下水の雨天時流量変動対応と省エネ化の検討
/(株)明電舎/打林真梨絵・新井喜明・豊岡和宏
/飯能市/宮崎好弘・佐野勇/日本下水道事業団/山下喬子・橋本敏
当社では日本下水道事業団と共同で「セラミック平膜を用いた浸漬型MBRの省エネルギー化・合流対応の研究」を行っている。同研究ではセラミック平膜を用いた浸漬型MBRについて、合流式下水道施設への適用手法の確立と、処理水量1m3あたりの消費電力量0.4kWh以下の達成を目標としている。本稿ではこの目標に向けてMBRの運転条件の基礎的検討を行った結果を報告する。

○使用電力の大幅低減が可能な新しい水処理プロセス
/高知市上下水道局/明神晃・細木水敬/高知大学/藤原拓・陳小強
/日本下水道事業団/橋本敏一・古澤和樹
/メタウォーター(株)/野口基治・大和信大
国土交通省の平成26年度B-DASHプロジェクトでは、標準活性汚泥法に替わる省エネルギー型水処理技術として「無曝気循環式水処理技術」が採択され、高知市、高知大学、日本下水道事業団、メタウォーターの共同研究体により実規模での実証研究を行うこととなった。本稿では当技術の概要と、平成26年度に実施した実施設における立ち上げ運転の結果について報告する。

■特集:メタン発酵関連技術の最新動向
○メタン発酵への期待
/京都大学/日高平
含水率の高い廃棄物系バイオマス(生物資源)を、嫌気性微生物の力により分解し安定化・減容化するとともに発生するメタンをエネルギー源として活用しうるメタン発酵技術について、日本における動向を整理する。

○小規模メタン発酵技術の最新動向
/金沢大学/池本良子・戸苅丈仁
小規模下水処理場にメタン発酵技術を適用させるためには、地域で発生する廃棄物系のバイオマスをできるだけ集約しガス発生量を増加する必要がある。脱水ケーキで集約した汚泥を希釈することなく他のバイオマスと混合して消化することができれば、発酵槽の小型化につながる。加えてOD汚泥の分解性を高める前処理が適用できればメリットになる。そこで小規模処理場への普及を目指し、当大学、石川県、土木研究所、民間企業の共同で基礎実験、実証試験を行い、その成果をもとに実用化に至ったので経緯を紹介する。

○メタン発酵消化液の農地利用について
/(国研)農研機構/山岡賢・中村真人・折立文子
我々の研究グループは日本の農村地帯でのバイオマス利用システムの構築を支援することをミッションとしている。そこで、利用システムの中核技術の1つであるメタン発酵に着目した。本稿ではメタン発酵消化液を肥料として農地に散布した場合の実証試験結果を報告する。

○京都市の下水汚泥有効利用拡大に向けた取り組み事例
/京都市上下水道局/八嶋学・高田裕士・有松昌洋・市橋岳
当局では「環境への負荷の少ない下水道」を目指し、さまざまな取り組みを進めている。その1つとして消化ガス発生量を増加させることを目的に、稼働中の消化槽において中温消化から高温消化への移行を試みた。その効果について調査結果を紹介する。

○膜分離方式による下水バイオガス精製技術と新たな活用方法に向けた研究
/横浜市環境創造局/折居良一郎・細川能之
横浜市と東京ガスは平成25年から高分子膜を利用した下水汚泥消化ガスの精製技術に関する共同研究を実施し、一定の成果を得た。本稿ではこの共同研究の成果及び実用化に向けた今後の展開などについて紹介する。

○マイクロ波照射による下水汚泥のメタン発酵前処理装置の開発
/(株)アクトリー/宮後愛美/金沢大学/戸苅丈仁
下水汚泥のメタン発酵は、大規模処理場に比べて小規模処理場では普及があまり進んでいない。これは小規模処理場で用いられるオキシデーションディッチ法で発生するOD汚泥の特性のためである。OD汚泥はメタン発酵による分解性が低いため、バイオガスの発生量が少なく、汚泥の減容化率も小さい。筆者らのグループはマイクロ波に着目し、OD汚泥に適した新しい前処理技術を開発している。

○高効率ガス回収型汚泥消化装置の開発
/水ing(株)/西井啓典
メタン発酵は下水汚泥の持つエネルギーを利用可能な形態に変換できる優れたプロセスであるが、従来のメタン発酵施設は大容量の消化タンクを必要とし、設備自体で消費される熱量が多いため有効利用可能な熱量の割合が低かった。またその導入には多大なコストがかかり十分に普及していないのが現状である。このような背景から、当社ではエネルギー回収効率を主眼とした安価なメタン発酵装置としてセミドライメタン発酵装置を開発した。

○あべのハルカスにおける都心型バイオガスシステムの運転実績
/(株)竹中工務店/加藤利崇
当社では建物内で需要が確実なエネルギーをリサイクルによって得られるメタン発酵について、建物内で経済的に実現することに取り組んできた。その結果、厨房除害設備とメタン発酵装置の組み合わせにより、経済性を成立させ、日本で初めての建物内メタン発酵設備を日本一の高さを誇るあべのハルカスに導入した。本稿では都心型バイオガスシステムの概要と特長を説明し、あべのハルカスにおける2015年度の運転状況から、エネルギー収支、経済性、省CO2性について報告する。

■解説
○太陽電池パネル及び合わせガラスの解体とリサイクル
/信州大学/水口仁・金子正彦・高橋宏雄
我々の新規技術である「半導体の熱活性」を概説し、太陽電池パネル及び合わせガラスの解体とリサイクルに応用した。本技術の特色は、簡便な手法で、短時間、しかもクリーンに有価物を回収できることである。

廃棄物の再利用におげる遮水性コーテイング材料・技術の開発
/明石工業高等専門学校/稲積真哉

■シリーズ
○フィールド・レポート
電顕観察で「詳しく視て、正しく読む」
/T.Tech.Office/田村真紀夫

■連載
○静脈物流ごみ収集・運搬よもやま話12
混ぜればごみ・分ければ資源
/循環物流システム研究所/井上護

○環境浄化微生物、遺伝子の多様芯機能7
異種同種微生物の集団、バイオフィルム
/環境微生物工房/定家義人/埼玉大学/大西純一

○下水汚泥処理施設のプラン卜化への挑戦1
第1・2次下水道整備5ヶ年計画時代
/NP021世紀水倶楽部/清水治

○放射能汚染土壌に対する研究と対策7
放射能汚染土壌の解砕洗浄技術
/弘前大学/石山新太郎

■コラム
○街場のアートから
/HST

■製品ガイド
○蛍光×線分析装置

◆環境装置受注統計/(一社)日本産業機械工業会

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