クリーンテクノロジー 2016年5月号 PDF版

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■特集:オゾン利用技術の最新動向1
○オゾン利用による水処理・空気処理の最新動向
/(特非)日本オゾン協会/高原博文
オゾンは自然界に存在し、工業的には空気酸素から紫外線や放電によって発生させる。その強い酸化力で海水場での高度海水処理、下水分野では再生水の製造にオゾンが利用されるなど、様々な分野で応用されている。ここでは最新の技術を含め水処理と空気処理のオゾン利用技術の動向について述べる。

○高度海水処理の導入に向けて
/(特非)日本オゾン協会/石井健睿
水道で本格的にオゾンを使った高度海水処理が用いられるようになったのは、ここ30年くらいである。河川水が汚染され、富栄養化が進み河川から取水している水道水の臭気がつよくなり、臭気物質の除去、洗剤ABSの分解、トリハロメタン生成有機物質の除去が主体であった。安全で美味しい水の供給のためには高度浄水処理導入が不可欠である。ここでは高度浄水処理の導入時の問題点や、一般消費者の納得と支持に至るまで水道事業体からの 視点で述べた。

○日本工業規格「排水・用水用オゾン処理装置-仕様項目及びオゾン濃度測定方法JIS B 9946
/(特非)日本オゾン協会/高原博文
この規格は工業用水、浄水、工場排水、下水などに利用されている比較的オゾン発生量の多い中型から大型のオゾン発生装置(オゾン発生量0.5kg/h以上)のオゾン処理装置の仕様項目及びオゾン濃度測定方法について規定した。その運用時、管理のためのオゾン濃度測定などオゾン処理の性能や安全を活かした規格であることを解説した。

○高度浄水施設の導入経過と新たな課題
/東京都水道局/高橋和彦
平成元年に金町浄水場へ高度浄水処理の導入に着手して以来、四半世紀を経て、平成25年には利根川水系より取水する水の全量を高度浄水処理できるようになった。これにより、一層安全でおいしい水を安定的に供給できるようになったが、新たな水質上の課題も顕在化してきている。

○横浜市におけるオゾンによる下水再生水の有効利用
/横浜市/米田豪
下水道は市民を支えるインフラとしての役割の他、身近にある水資源として高いポテンシャルを持っている。横浜市では下水再生水を経費節減や温暖化防止対策等様々な用途で積極的に有効利用している。

○オゾン反応槽の機能評価のための反応速度論
/京都大学/越後信哉
水道原水にもともと存在する化学物質のうち、オゾン処理反応槽の流動特性把握に活用できる物質に求められる速度論的要件を示した上で、度論情報収集の実際について紹介し、後にこのアプローチの可能性について述べる。

○有機物濃度を指標としたオゾン注入率制御の提案
/三菱電機(株)/安永望・山内登起子
波長254nmの吸光度の残存率がオゾンと有機物との反応進行の指標となると考えられた。従って、これを指標とすることで有機物の分解に必要なオゾン注入率を保ちつつ臭素酸の生成を抑制できると考えられる。

○和洋菓子の微生物変敗防止へのオゾンの利用
/食品・微生物研究所/内藤茂三
和洋菓子の変敗原因カピおよび酵母をオゾンで防止できることを示した。工場微生物移動理論、オゾン殺菌の特質、菓子及びパンのカピ、酵母による変敗とオゾンによる防止技術を示し、菓子・パン工場へのオゾンの導入について考察した。

■製品特集:製晶特集:オゾン関連製品の特徴と使用法1
○店舗排気脱臭システム
/(株)ハマネツ/正宗達樹
本稿では、オゾンと水ミストを利用した脱臭装置の概要を原理や特徴、効果などの具体例を用いて説明し、より省スペース化された活性炭ユニットの併用展開について述べる。

○水道分野のオゾン処理システム
/メタウォーター(株)/高橋龍太郎
水道分野で使われているオゾン発生装置及びオゾン処理関連製品についてその進歩を紹介する。特に、更新時期を迎える設備が増加してきており、製品の対応についても説明する。

○オゾンガスを利用した白衣・防護服の除菌
/荏原実業(株)/中田英夫・巻島ー友・岡崎仁
当社は、殺菌、脱臭や酸化効果に優れた特性を持つオゾンの有用性に逸早く着目し、オゾン利用に不可欠な「オゾンモニタ」や「制御システム」を開発しつつ、近年では食品工場・医療施設における感染防止のためにオゾンを利用した各種衛生管理機器の開発・導入にも鋭意取り組む。本稿ではオゾンガスを利用し、各種研究機関、消防署向けに開発した白衣や防護服の簡易的な除菌を目的としたオゾン除菌庫を紹介する。

○活性汚泥槽へのオゾン供給による効果
/高砂熱学工業(株)/岡村典明
活性汚泥を用いた排水処理設備において、活性汚泥槽にオゾンを適正量供給することにより、処理能力の向上、糸状性パルキングの発生防止、さらには余剰汚泥の削減といった効果が期待できるオゾン利用排水処理システムについて紹介する。

■解説
○静電気を応用した環境浄化システム
/神奈川県産業技術センター/伊東圭昌
電気集塵装置に代表される環境浄化システムの根幹をなす単純な電極系モデルを用いて、電極関に直流高電圧を印加した際に空間に形成される現象、すなわち静電場およびイオン流れ場について紹介する。

○廃棄物からの金属回収・再資源化のためのバイオリーチング技術
/秋田県立大学/宮田直幸
廃電子基板や使用済触媒などの廃棄物から有用金属を回収、再資源化する手法として、微生物を活用したバイオリーチング技術が注目されている。廃棄物バイオリーチングの研究開発動向と今後の課題について述べる。

○紫外線励起加工の挑戦
/立命館大学/田中武司
紫外線により励起された光触媒と蛍光材料に生じる、電子と正孔の移行を利用している。酸化還元反応による化学研磨、光触媒/砥粒による機械研磨を組み合わせる。SiCウエハーと焼入れ鋼の表面をナノレベルに仕上げる加工技術である。

○液体デシカント式調湿外気調和
/ダイナエアー(株)/宮内彦夫
外気調和機能を備えた空調は次代の空調に相応しいが、外気処理には大きな潜熱処理能力、大気中有害物除去等の多機能性が要求されるため多様能・高効率な液体調湿剤方式こそ最適であると言える。

○荷電ミスト噴霧によるPM2.5(微小粒子)の循環効率的な除去処理装置の開発
/慶應義塾大学/田中茂・小津壮裕・長澤應秀・司馬里佳
フィルターを用いないで大気中微小粒子(PM2.5)を荷電ミスト噴霧により、効率よく除去処理する装置を開発した。大気中微小粒子(PM2.5)はイオナイザーで(+)に荷電し、噴霧ノズルで純水を(-)に荷電したミストを噴霧することで、微小粒子をほぼ100%除去することができた。

○ビルトインレンズマスクによる新しい三次元フォトリソグラフィ技術
/大阪府立大学/平井義彦
焦点深度と転写形状を自在に設計できる機能をもつビルトインレンズマスクによる新しいリソグラフィ技術の提案と、これを発展させた三元一括加工技術の可能性について紹介する。

■連載
○わかりやすく学べるクリーンルームの基礎と汚染対策 第37回
/新日本空調(株)/水谷旬

■製品紹介
○薬液用液中パーテイクルカウンタ/リオン(株)/進村正樹
Grinding Technology Japan 2025 SiC,GaN加工技術展 2025
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