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■特集:IoTの動向と計測技術への展開
○Smart Manufacturingの国際標準化動向IEC/SG8委員/小田信二
IoTなどの最新の情報技術の製造業への応用としてSmart Manufacturingが脚光を浴びており、その実現の一つのキーとして国際標準化が注目されている。本稿では、すでに検討開始から1年半が経過しているIECでの活動を中心としてSmart Manufacturingの国際標準化動向を紹介する。
○パッケージソフトを使用して生産性を向上させるデータ活用の手法
/GEインテリジェント・プラットフォームス(株)/沢近房雄
IoT普及により製造業でもフィールドデータの活用が期待されている。いきなり大きな投資を行う前に、まずはパッケージソフトウェアを活用して簡単・廉価にデータ分析をはじめてはどうだろうか。GEが提供するProficyソフトウェアを例として、その手法を紹介する。
○IoTを活用した次世代ものづくりソリューション
/日本電気(株)/小梁川秀樹
当社は製造業における、「プロセス・イノベーション(つながる工場)」と「プロダクト・イノベーション(つながる製品)」の2つのイノベーションを、画像認識・ピッグデータ・SDNなどの技術を活用、「NEC Industrial IoT」として提供している。本稿で具体的内容を紹介する。
○あらゆるデジタル情報から新たな価値を創りだす“ヒューマンセントリックIoT”
/富士通(株)/吉田洋
当社の目指す、“ヒューマンセントリックIoT”についての取り組みについて、そのコンセプトをどジネス共創及び社内実践の事例を交えて解説する。更に、“ヒューマンセントリックIoT”を実現するセンサ/デバイス、IoTデータ活用基盤について述べる。
○産業用IoTの導入による「進化する工場」への変革
/横河電機(株)/鶴畑清臣
産業用IoTの本質を理解していかに戦略的に取り組むかが盛んに議論されている。本稿は横河の提唱する産業用IoTの導入による「進化する工場」への変革の概要と、エンドユーザーが自社に最適な産業用IoTを企画するための検討項目に関して解説する。
○YOKOGAWAとCiscoが生み出すIIoT時代の新たな価値共創
/横河ソリューションサービス(株)/林俊介
/シスコシステムズ(同)/筑瀬猛
2015年12月3日から5日の3日間にわたり、計測展TOKYOが開催され大盛況のうちに終了した。今回のサプテーマとして「第4次産業革命 IoT/M2Mで世界を変える」が掲げられ、各社それに関する展示、及びセミナを実施した。今回、横河ソリューションサービス(株)(以下YOKOGAWA)は10月にプレスリリースを行ったシスコシステムズ(岡)(以下 Cisco)との協業に基づいて、このテーマに即した形でのセミナ、「YOKOGWAとCiscoが共に語るIIoTによる価値共創」を開催し、当社のIIoTリファレンスモデルと協業によるリファレンスソリューションの発表を行った。今回、この開催したセミナを踏まえ、両社協業によりIIoT時代の価値共創としてどのようなものを生み出すかを紹介する。
■製品と技術
○無線センサシステムを実現するソフトウエアスタックと応用技術
/アーズ(株)/漆原育子
無線システムは低消費電力、電池駆動、小型なことや複雑なネットワーク構成などが要求され、それを実現するためのシステム設計、ソフトウェア開発がより重要なものとなってきた。本稿では当社が手掛けてきた無線センサシステムの経験により構築してきた、無線センサシステムを実現する技術について紹介する。
■連載
○ガス流量計測のはなし 第100回
流量計88 ガスメータの基礎(6)/東京メータ(株)/小林駿
今回は「ガスメータの基礎(6)」を、「高分子材料とガス流量計(6)」では、実験用DC型ガスメータの高分子化・エンプラ化(1)を、特に日本初のケーシングの樹脂化について述べる。ガス燈では、大分市のガス燈を示す。コラム欄は、「省エネルギー(11)」では、照明「LEDと蛍光灯」について記す。
○マスフロー千夜一夜物語 第22回
質量流量計の基礎/EZ-Japan/黒田誠
流体を計測する重要なツール流量計。その中でも馴染みの薄い「質量流量計」に分類される熱式流量計(マスフローメー夕、マスフローコントローラ)やコリオリ式流量計等、にフォーカスを当てその原理、構成から運用方法までの基礎知識の解説を行う。
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