K1507
■特集:データセンター省エネシステム・サービス 2
○IoTを活用した次世代建物管理システム
/(株)竹中工務店/粕谷貴司/NTTコミュニケーションズ(株)/堀越崇
同社は建物管理環境の改善と建物付加価値向上を目指して、オープン規格であるMQTTを採用したクラウド基盤「ビルコミュニケーションシステム®」を開発した。それらの実証実験をもとに応用アプリケーションの開発を行い、実績をもとにプロジェクト適用した。
○データセンター向け温熱環境ソリューション Adaptiv COOL
/アズビル(株)/吉田公彦
AdaptivCOOLは、シミュレーション技術と気流制御により、熱問題の解決と高い冷却効率を実現するソリューションである。運用を継続しながらでもソリューションを導入することができ、比較的少ないコストで大きな効果をもたらすことができる。
○データセンタ向け省エネ局所空調システム
/(株)日立製作所 インフラシステム社/南輝雄
データセンターの空調設備の省エネを目的に、局所空調と冷媒自然循環を特徴とした「Ref Assist」を製品化した。「Ref Assist」を採用することで、空調設備の省エネが図れ、サーバ室のフロアを効率的に利用できる。この効果が評価され、平成26年度省エネ大賞を受賞した。
■最新技術情報
〔空調設備〕
○室温スウィングで省エネと快適性を両立/新日本空調(株)/高木正尚
○ハイブリッド空調機(F-COOL NEO)/富士電機(株)/大賀俊輔
○バイポ-ライオン空気浄化システム/(株)くろがね工作所/宮田信夫
新築、リニューアルを問わず容易に適用でき、外気導入量削減とIAQのグレードアップが可能なバイポーライオン空気浄化システムを紹介する。
〔配管設備〕
○マンション建物内排水管(横主管)の更生工法「リノベライナー工法」
/積水化学工業(株)/中西篤
「リノベライナー工法」とは、予め断面を楕円状に折り畳んだ硬質ポリ塩化ビニル管を蒸気で加熱しながら排水横主管に挿入し、蒸気で円形復元させ、圧縮空気で管内部に密着させることで排水管内部に新たに硬質ポリ塩化ビニル管を形成する更生工法である。
○電気防食による給水管延命工法/タマガワ(株)/和田英輔
「ラスカット工法」は局部電極から複数の枝管末端まで効果が及ぶように、試験を重ね、建築保全センターの審査証明・電気安全環境研究所の第三者認証取得や横浜市水道局の試験合格等の成果を挙げ、優れた腐食防止効果の他に直結給水方式への使用も可能とした。
〔免震耐震〕
○建物導入部での給水配管耐震部材/積水化学工業(株)/大沼浩身
〔防災設備〕
○建物安全度判定システム『揺れモニ』/(株)NTTファシリティーズ/栗田聖也
建物の全階にセンサーを設置し、加速度データを取得、独自のシステム解析によって、地震直後の建物の安全度判定情報を即座に提供する、建物安全度判定サポートシステム『揺れモニ』について紹介する。
○非常時給水タンクシステム「みずがめ君」/大丸鐵興(株)/亀谷圭三
■省エネルギー
○「はやぶさ」発信のピークカット電力制御と、その応用について
/(独)宇宙航空研究開発機構/川口淳一郎
小惑星探査機「はやぶさ」のヒーター電力制御には、いわば現在のHEMSにあたる、集中監視と集中制御の電力管理方式が採用されてピークカット制御が行われていた。「はやぶさ」を発信源とした、ゼロから始められる電力制御について紹介する。
■竣工事例
○ヤンマー本社ビル/(株)日建設計 /水出喜太郎・杉原浩二
大阪梅田に建つ、ヤンマー本社機能と商業施設が入居する複合ビル。アルミルーバーと壁面緑化による外装で、先進的かつエコロジカルなイメージを表現。自然換気併用の放射空調、太陽熱・地中熱利用、太陽光・バイオ燃料利用創エネ技術等を組み合わせ、本社エリアのCO2排出量55%以上削減を目指す。
■シリーズ
○建築設備におけるバルブ仕様と課題の変遷4
バルブ技報・バルブ便覧から読み解く建築設備配管用バルブの60年史
/(株)キッツ/小岩井隆
○空調衛生設備の腐食と防食5
配管材料の特性(2)/(株)関電エネルギーソリューション/上村泰
○外国の環境保全および建築設備事情 59
古代から現在まで存続している世界の10の古都市/元(株)森村設計/前島健
○設備工事で出会う建築用語 第5回
/殿垣内建築・設備事務所/殿垣内恭平
/イラスト:(株)シミズ・ビルライフケア/高橋正一
■連載
○事務所ビルの設備配管における管種選定動向 第2回/鋼管技術会議/井出浩司
■Le petit pouce ペットと暮らす 134
○鹿のお食事ライン/畑建築デザイン/畑由起子
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