環境浄化技術 2015年3・4月号 PDF版

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環境浄化技術 2015年3・4月号 PDF版

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■特集:水銀-その規制動向と処理技術
○水銀汚染と生物への影響
/環境省国立水俣病総合研究センター/藤村成剛
当センターはわが国の公害の原点といえる水俣病とその原因となったメチル水銀を中心とした調査・研究を通して国内外の公害の再発を防止し、被害地域の福祉に貢献することを目指している。本稿では、当センターにおける知見に基づいた「水銀汚染と生物への影響」について記述する。

○水銀分析技術の移転/環境省国立水俣病総合研究センター
/原口浩一・松山明人
本稿ではこれまでの当センターの取り組みを概観し、後発開発途上国の現状を考慮した今後の水銀分析技術の移転について考察する。

○水銀動態研究のための高精度水銀分析技術
/(有)国際水銀ラボ/赤木洋勝/環境省国立水俣病総合研究センター/松山明人
世界各地では今なお深刻な水銀汚染による健康被害がもたらされている。先進諸国では大型回遊魚や深海魚などの魚介類摂取による低濃度水銀暴露の健康影響に関心が集まっており、的確なリスク評価や汚染メカニズム解明のために、様々な生物試料や環境試料中に含まれる総水銀のみならず、生物濃縮にかかわるメチル水銀をも高精度に分析できる技術が求められている。本稿では筆者らが確立し改良を重ねてきた多種多様の試料に適用しうる総水銀およびメチル水銀の分析手法について概要を記す。

○環境試料中の水銀分析技術/京都電子工業/田口正
水銀の環境汚染を評価するには正確な測定技術が要求される。水銀は測定技術が難しい物質であり、その特性から試料の前処理から測定までの過程を注意深く行わなければならない。本稿では、従来の方法において見落とされがちであった、測定の留意点について、再発見水銀測定技術をテーマとして解説を試みた。

○水銀連続測定装置
/日本インスツルメンツ/日下雅明・渡辺朋亮・谷田幸次
本稿では水銀排出モニターにおいて、最も効力のある水銀連続測定法について紹介し、中でも、大気への放出要因である排ガス中の水銀測定を中心に述べる。

■特集:最新の生物学的排水処理技術
○生物処理技術の最新動向/北九州市立大学/安井英斉
本稿では、「Plant-wide modelling」と呼ばれる課題について、その解決アプローチと筆者も作成に関わった排水処理-汚泥処理の最新統合モデル(mantis2 model, GPS-XTM)について概説する。

○磁化活性汚泥法の実用化にむけて/宇都宮大学/酒井保競
筆者は1988年に活性汚泥の磁気分離を考え、FeCl2とFeCl3の混合液から調整したFe3O4(マグネタイト)の粒子を活性汚泥に加えたところ、活性汚泥フロックに瞬間的に捕捉され活性汚泥が簡単に磁気分離できた。このように非磁性の対象物に強磁性を付与する操作は磁気シーディングと呼ばれている。磁気シーディングされた活性汚泥を我々は磁化活性汚泥と呼んでいる。本稿では磁化活性汚泥法の実用化に向けた開発の経緯と研究概要を紹介する。

○凝集剤添加型活性汚泥システム
/住友重機械工ンパイロメン卜/島倉大輔
当社では曝気液に直接無機凝集剤と高分子凝集剤を添加して超高速凝集沈殿槽「スミシックナー」を用いて高い表面積負荷で沈降分離処理する凝集剤添加活性汚泥システム「スミスラッジシステム」を開発し、様々な排水処理に適用してきた。このシステムは、沈殿槽の一部を省略して省スペース化が達成でき、汚泥濃度を高濃度に維持することで曝気槽での高負荷処理も可能となる。

○移床式脱窒ろ過による下水高度処理技術
/タクマ/福沢正伸・奥田正彦・土井知之
本稿では移床式脱窒ろ過の窒素除去性能、実施設の脱窒型への改造例、移床式脱窒ろ過の採用事例について報告する。

■特集:下水資源の農業・水産業利用の最新動向
○食と下水道の連携/国土交通省/端谷研治
下水処理場には水、窒素・リン、下水汚泥、汚泥処理時等で発生するCO2、熱エネルギーなどが豊富に存在する。こうした資源は農業に有用なものばかりで、特に窒素・リンはカリウムとともに肥料の三大要素に挙げられるものである。これらの資源を有効に活用し、循環型システムを構築することが重要である。

○地元のチカラと協働する農業/岩見沢市/斎藤貴視
当市では、地元の農業従事者などが所有する施設や機械を相互利用し、農作業を支援することで、下水汚泥の効率的な農業利用を進めている。相乗効果を生み出しつつある、その取り組みについて紹介する。

○佐賀市下水浄化センターの放流水の利用について/佐賀市/岡健太郎
有明海に面した佐賀市下水浄化センターは、平成の大合併により、下水処理量が増加し、名産であるノリ養殖への悪影響が懸念されて漁業者から大反対の声が上がった。そのため市ではノリの成長に役立つ栄養塩類を多く含む水を放流することにした。結果、ノリの品質がよくなり生産量も安定したため養殖業者からは喜ばれる施設となった。これにより、農業への利用も広がり、液肥代わりや農業用水に幅広く活用されている。

○下水汚泥を無駄なく利用して作物生産
/豊橋技術科学大学/熱田洋一・宮下公一・蒲原弘継・大門裕之
/山口大学/佐合悠貴
本稿では豊橋技術科学大学および愛知県などが、豊川浄化センターにおいて実施している実証試験について紹介する。この実証試験は、前例が多くある下水汚泥の嫌気性消化処理とそれにより得られる消化ガスを用いた発電にとどまらず、ここで発生する消化液、排熱やCO2までも有効利用し、高品位肥料や農作物の生産を行うものである。

■解説
○ごみ収集車におけるCO2の低減化/循環物流システム研究所/井上護

○超高齢社会と生ごみ・食品廃棄物などごみ処理の問題
/恵谷資源循環研究所/恵谷浩

■水処理分野
○高効率型回転加圧脱水機/巴工業/武市嘉高

■製品技術
○燃料設備の調整で省工ネ・経費削減に貢献/ホダカ/新村賢悟

○食品工業におけるマイクロナノバブルの納入実績
/エンバイロビジョン/豊岡正志

■連載
○海外でのプラント建設経験
タイ北東部で増加する製糖工場/若村保二郎

○環境雑感9
身体が物差し/NPO法人市民環境研究所/石田紀郎

○放射能汚染土壌に対する研究と対策1
調整池汚泥中の放射性核種動態調査
/岡山大学/石山新太郎/広和/藤本勝樹

■コラム
○下水道広報プラットホーム(GKP)の活動を追う
/下水道広報プラットホーム/荒井健

○物事は競合する/HST

■製品ガイド
○濁度計・SS計

※ご注意
・CD-Rでの販売となります。
・紙媒体からスキャンした画像データをpdf化しております、元の誌面に起因する汚れ、歪み、またスキャナの不調によるかたむき等はご容赦ください。
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