日工の技術雑誌

環境浄化技術 2014年07・08月号 PDF版
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W1407-08

環境浄化技術 2014年07・08月号 PDF版

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■特集1:水環境改善技術の海外展開
○環境省における水ビジネス国際展開の取り組み/環境省/安田将広
2011年度よりスタートした「アジア水環境改善モデル事業」は下水道のような大規模インフラではなく、中小規模の生活排水や産業排水に関する処理技術の海外普及を図る事業である。本稿ではこの事業を中心に環境省の取り組みを紹介していく。

○ジャカルタ特別州における浄化槽事業実現可能性調査と
実証試験についての報告/(株)クボタ/岩橋正修・北井良人
ジャカルタ特別州は、人口の急増と急激な都市化により生活排水による水質汚染が深刻化している。そこで、日本の水質汚濁問題を克服する過程で培われた日本式浄化槽を課題解決に活用した浄化槽普及事業の実現可能性のFS調査と実証試験について報告する。

○面源汚染浄化システム/(株)建設技術研究所/鈴木英之
/ティビーアール(株)/木下稔久/(株)マサキ・エンヴェック/眞理恵
当事業は中国連雲港市の水源である薔薇河流域農村地区において、生活排水、家畜糞尿、農地からの負荷を対象とした面源汚染浄化システムを構築し、水環境改善や安全な水の確保を目的に実施したものである。

○ベトナム国におけるバイオトイレ導入による水環境改善事業
/(株)長大/澤田義麿
急激な成長を続けるアジアの多くの地域では、都市化の進展や生活様式の変化により生活用水の使用・排出が増加する一方で排水対策施設等の対応が遅れている。また、農業の近代化や生産量の増加に伴い、水域の富栄養化も進行している。更に、産業化の進展に伴う工業排水の増加による水質汚濁も顕在化・深刻化しつつある。本事業は、ベトナム国を対象に、日本にある安全・安心のバイオトイレ技術を現地に適用させることで、水環境改善の実現及び生活・衛生環境の改善の実現を図ると共に、使用済み残さを利用したコンポスト化を通じた資源循環型モデル構築を通じた新しいサニテーションモデルの構築を図るものである。

○ODAを活用したアジアでの水質改善事業/エビスマリン(株)/寺井良治
ベトナム国をはじめとするアジア地域の新興国では汚水処理施設の整備が不十分であるため、都市部の閉鎖性水域における水質汚濁が著しい。本稿では当社が開発した水流発生装置「ジェット・ストリーマー」によるホーチミン市での水質改善事業について紹介する。

○ベトナム・ダナン市工業団地排水処理事業化調査
/鹿島建設(株)/阪東浩造
水質汚染が懸念されているダナン市工業団地排水処理の現状を調査し、環境改善するために排水処理事業がPPP事業として可能かどうかの事業性検討を実施した。技術的な評価は得たが、処理費が合意できず事業には至らなかった。

○ソロモン諸島環境配慮型トイレ普及事業
/オリジナル設計(株)/今野雄一郎・久保田尚子
本事業は、ソロモン諸島の衛生環境の改善を目的とした環境配慮型トイレの普及と同時に、衛生教育・啓発活動を通じた、島民の衛生意識向上を図ることを目的としている。日本の中小企業と現地企業の協業による環境配慮型トイレの販売、有料トイレ事業のビジネスモデル構築を通じて、本事業に関わる技術移転、及び現地雇用の創出を目指している。

■特集2:最新の膜処理技術
○水処理膜技術の最新動向/神戸大学/松山秀人
現在、膜を用いた水処理の最大の問題の1つが孔の目詰まり等による膜性能の低下現象(膜ファウリング)である。膜ファウリングの抑制についてはこれまで数多くの
研究がなされてきたが、未だその完全な低減方法は見出されていない。そしてもう1つの研究動向のトピックスが正浸透膜(FO膜)を用いた水処理である。本稿ではこの膜ファウリングとFO膜を用いた水処理について言及する。

○セラミックモノリス膜を用いた浄水膜ろ過/(株)明電舎/我妻聖孝
水処理膜によって長期間安定してろ過するためには、前処理法を適切に選定する必要がある。そこで当社は、河川水を原水とし、凝集処理を前処理とした大型無機膜による膜ろ過試験を行った。膜ろ過の洗浄排水に凝集剤を添加後、濃縮槽で固液分離した上澄水を着水槽に返送することで回収率99%以上を確保し、約半年間安定して運転した。また、有機膜と無機膜の膜表面電荷が異なるため、無機膜の膜ろ過処理には前段として凝集処理が必要であることが示唆された。

○海水淡水化向け超低圧RO膜/Universitat Rovira i Virgili/Jasna Gomez
/Dow Chemical Iberica/Blanca Salgado・Veronica Gomez
/ダウ・ケミカル日本(株)/前田恭志
当社では渇水等による水不足や災害時に安心・安全な水を供給できるような「経済的に実行可能な低コスト脱塩技術の開発」を重要開発目標の1つとして掲げ、海水淡水化用RO(SWRO)膜ならびにプロセスの改良に取り組んでいる。本稿ではその集大成ともいうべき高性能・超高流量RO膜エレメントの概要を紹介する。

○中空糸膜による工業用水ろ過システム/三菱レイヨン(株)/下野達観
当社では1992年に社内で製品製造用水の除濁を目的に自社精密ろ過膜(MF膜)を採用した。その後、社外の工業用水処理分野に精密ろ過フィルタを納入する機会を頂き、数々の知見を得ることができた。本稿ではその経験の中で得られた情報のいくつかを紹介する。

○膜分離活性汚泥法導入事例/(株)クボタ/中川佑子・森田優香子
当社では1989年より膜分離活性汚泥法(MBR)向け浸漬型平膜ユニット「液中膜R」及び液中膜を用いたMBRシステムの開発に着手し、1990年以降国内外で4,400件以上の施設に膜ユニットを納入してきた。本稿では当システムの構造と特長及び中大規模下水処理場、産業排水での運転事例を紹介する。

○大孔径分離膜による低エネルギーろ過技術/(株)クラレ/坂口和也
大孔膜は清澄な原水に対してはMF膜に比べ高いろ過流束での運転が可能だが、濁度の高い原水では濁質が処理水側に通過して水質を悪化させたり、細孔内に詰まって閉塞しやすいなどの課題があった。そこで、前段の凝集処理で濁質成分を粗大化させることで課題を解決し、省エネ性と処理水質を兼ね備えたシステムの構築を目指した。今回、河川表流水を原水とした連続通水実験を行ったので結果を報告する。

○イオン交換膜を用いた水処理技術/(株)アストム/河原武男
電気エネルギーを利用して水溶液中のイオン性物質を選択的に分離する「イオン交換膜」および「電気透析」の特徴と応用例について説明した。また、極性転換方式電気透析、バイポーラ膜電気透析といった特色のある技術について紹介する。

■水処理分野
○海水淡水化用動力回収装置/KYB(株)/大林義博・伊藤和巳
近年、RO膜を用いた海水淡水化技術は、一般的な技術として確立されつつある。併せて、造水工程に必要とされる消費電力の低減化に関わ技術開発が様々な観点から進められている。本開発では、海水用のピストンポンプとピストンモータの適用例として、電源の確保が困難な災害地や離島などで使用できる小型の海水淡水化用力回収装置を構築したのでその紹介をする。

○高速加圧浮上装置の浄化水処理への適用/オルガノ(株)/國東俊朗

○機能性炭化物を用いた除染システムの開発
/(株)第一テクノ/吉井明央・角田安彦・大谷裕一
/(株)ガイア環境技術研究所/梅木千真

○繊維状担体を用いた上向流式除マンガン装置の開発
/JFEエンジニアリング(株)/中村龍人・森垣紀子
膜ろ過等へのマンガン負荷の軽減を目的に、マンガン砂による接触酸化法が導入されている。下向流式では砂層の目詰まり等への対応が必要となり、上向流式では砂の展開率が水温に依存するため、水温変動に対応した装置設計、運転理が要求される。筆者らは、目詰まりや展開率に制約されることなく、長期間にわたる無洗浄連続高速通水運転を可能とし得る繊維状担体を用いた除マンガン装置を開発した。

○排水処理におけるマイクロバブルの納入例
/エンバイロ・ビジョン(株)/豊岡正志

○流動増幅技術を用いた水質改善装置/エビスマリン(株)/山田慶明
「ジェット・ストリーマー」は少
いエネルギーで大量の水を動かす当社独自の「ストリーマ技術」を活用し、水環境問題を解決する装置である。これまでも東京都下の河川悪臭問題、霞ヶ浦支流の植物プランクトン大量遡上題等、多数の問題を解決している。

■シリーズ:フィールド・レポート
○水の履歴書を考える/T.Tech.Office/田村真紀夫

■コラム
○「渡り」の思いで/HST

■コラム
○水処理用散気装置及び撹拌機

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