/日本工業出版(株)/

■特集:製造現場の情報化と業務改善
サプライチェーン現場の見える化
/東洋ビジネスエンジニアリング/多部田 和利・列田 修司
近年の製造業グローバル化に従い、課題となっている現場情報の収集と活用の一手法として、モーションセンサ機器を利用したデータの収集と活用について、具体的な仕組みの紹介を通じて述べていく。また、モーションセンサ機器から取得したデータの確認等、本技術活用にあたっての技術的なトピックスについても併せて記す。

製造業におけるRFIDを利用した究極の見える化(その2)
/ハヤト・インフォメーション/小林 義幸
当社開発のRFIDリアルタイムロケーション管理パッケージ「MANICAトレイサー」は、単純な仕組みでありながら、製造現場の見える化に貢献する。工程管理システムと連携し、収集したロケーション情報にさまざまな情報を重ね合わせることで、より大きな効果を得る。事例を通じて解説する。

製造業に求められる課題と解決に向けて/コグネックス
オーストリアの電池製造メーカーで、当社の製品や技術がどのように役立ったか、ソリューション事例を紹介する。トレーサビリティ実現、品質向上、コスト削減など製造業で求められる課題に対しどのような解決策を用意し、効果を得たのか解説する。

■Auto-ID Solution
○RFIDコンクリート施工情報管理システム/飛島建設/松元 和伸
建設現場における施工・品質情報を供用時にも活用し、トレーサビリティを確保することでコンクリート構造物の維持管理に活用できる、RFIDによるコンクリート施工情報管理システムである。

○インテリジェントホスピタルを目指して
/NTT東日本関東病院/落合 慈之
患者安全と医療の質の改善、医療の経済性・効率化を達成するために、自動認識技術により院内の全ての事象にトレーサビリティが確保されている病院をインテリジェントホスピタルと呼ぶ。わが国にこそインテリジェントホスピタルが求められる理由、そのために必要な事柄について概説した。

○デジタルピッキングシステムの傾向と対策
/清和ビジネス/糸山 裕二
既に物流業界では定着しているデジタルピッキングシステム。間違い防止等の付加価値の付いた最新デジタル表示器の紹介や、ここ数年に見られる特徴や傾向を導入事例(DPS+映像検品+重量検品)をまじえて紹介。

○OCR入力の目検工数を大幅削減する仕組み
/ハンモック/相澤 康雄
データ入力の自動化手段として手書き文字用のOCRは広く使われているが、間違い防止のためオペレーターが二重チェックする運用も多い。本稿では当社が独自開発し特許取得した「WOCR(ダブルオーシーアール)」とその導入事例を紹介し、生産性改善や高品質化などの活用メリットをお伝えする。

■話題の追跡
○GS1のバーコード標準の歴史と今後の展望
/流通システム開発センター/森　修子
GS1のデータキャリア標準は、多くのデータを小さいスペースに表示するニーズに対応する方向に動いている。ヘルスケア分野のみならず食品その他の製品でも、複数の属性情報の利用を視野に、二次元シンボルの活用も検討される予定である。

○体圧分布を利用したバイオメトリクス認識
/産業技術大学院大学/越水 重臣
本稿では、なりすましがされにくく、ユーザーに負担をかけないバイオメトリクス認証の方法として、体圧分布を利用した足裏認証と着座認証を紹介する。足裏や座面の圧力分布から特徴量を抽出し、品質工学のMTシステムにより本人か他人かを識別する方法である。

■プロダクトA
○FRAM搭載RFIDタグ用ICの展開
/富士通セミコンダクター/藤岡 伸也

○電波干渉が少ない920MHz帯特定小電力モジュール/ローム

■連載
○生体認証技術の趨勢　第1回
バイオメトリック製品の世界市場の俯瞰
/産業技術大学院大学/瀬戸 洋一

○QRコードの国際標準化　第4回
インターナショナルニーズはどこに/柴田　彰

○NFCで始める実践RFID　第18回
マラソンとNFC/クレスコ・アイディー/大坂 泰弘

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