日工の技術雑誌

環境浄化技術 2013年9・10月号 PDF版
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W1309-10

環境浄化技術 2013年9・10月号 PDF版

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■特集:最新の土壌・地下水汚染浄化技術
○平成23年度 土壌汚染状況調査・対策に関する実態調査結果
/(一社)土壌環境センター/奥津道夫
当センターの活動の一環として、土壌汚染対策法が施行された平成15年度以降、会員企業を対象として土壌汚染調査・対策事業の実態を把握することを目的として、毎年、アンケート調査を実施している。本稿では平成23年度の実態調査結果を報告する。

○放射性Cs汚染土壌の浄化・減容化システムの開発
/清水建設(株)/毛利光男
本稿では、新しく開発を行なった「放射性Cs汚染土壌の浄化・減容化システム」の概要を説明する。従来の土壌洗浄システムを基に、(1)除去率と減容率を両立させるための表面処理後のスクラビング・フローテーション技術と(2)作業員の被曝線量を低減させるための濃縮残渣処理の自動化に関する技術を追加し、放射性Cs汚染土壌に対応できるように強化した。

○新しい揚水・注水工法/鹿島建設(株)/川端淳一・瀬尾昭治
本稿では地盤の透水性にかかわらず、通常の井戸等の注入方法と比較してより効率的に大量の揚水・注水を行うことができ、さらに均質に水の入れ替えや浄化剤の注入を行うことができる工法として開発したプラスチックボードドレーンを用いた揚水・注水工法を紹介する。

○シアン化合物を対象としたバイオレメディエーション技術
/大成建設(株)/片山美津瑠・高畑陽・伊藤雅子
本稿では、筆者らが実施したシアン化合物を対象としたバイオレメディエーションの適合性試験と、それを元に実施した実証試験の結果を紹介する。さらに実際のシアンの浄化を効率的に進めるために確立した浄化菌の検出及びモニタリング法を記載する。

○嫌気性バイオスティミュレーションの施工管理
/(株)竹中工務店/古川靖英・山祐二・向井一洋・矢部誠一・奥田信康
/(株)竹中土木/田邉康太
本稿では嫌気性バイオスティミュレーションの施工管理において、Loop-Mediated Isothermal Amplification法による微生物検出を適用した事例を紹介する。

○土壌・地下水汚染対策への取り組み
/西松建設(株)/山崎将義・浅井靖史
当社は、土や水に古くから携わってきた総合建設業としての実績と技術力を基に、様々なニーズに対して、調査から対策そして土地活用まで一貫したサポートを提供している。本稿では当社の代表的な対策技術を紹介する。

○油汚染の自主対策としての原位置浄化技術/(株)鴻池組/田中宏幸
本稿では油汚染において問題となりうる油分濃度と健康リスクや油臭の関係をふまえ、筆者らが開発している原位置浄化技術について事例を交えて紹介していく。

○生物接触ろ過法と晶析法を併用した水処理システム
/(株)奥村組/小河篤史・三吉純男/(株)日本海水/加納裕士
一般的に有害な重金属を含む湧水は水処理設備で浄化した後に放流されているが、従来の薬品処理ではランニングコストが高くなることが課題であった。筆者らはこの課題解決のために生物接触ろ過法と晶析法を開発したので、本稿ではこの方法を利用した水処理プラントの適用事例を紹介する。

○VOC土壌・地下水汚染対策への取り組み
/DOWAエコシステム(株)/友口勝
当社では塩素系のVOC汚染土壌に対しては独自の土壌浄化用鉄粉、あるいは微生物活性剤を用いたVOCの分解処理を浄化工法として事業展開している。本稿ではこの分解処理技術の概要、ならびに最近の取り組みについて紹介する。

○過硫酸を用いたVOCsの原位置浄化対策
/(株)アイ・エス・ソリューション/小川えみ・和知剛・草場周作
最近では過硫酸ナトリウムの活性化に関する課題を克服するために、活性化剤と過硫酸ナトリウムが同じ薬剤に組み込まれた化学酸化剤が開発され、販売されている。当製品を原位置浄化へ適用することで、土中での酸化剤の残留時間および活性化法の課題を解決することが期待されている。

○土壌・地下水浄化技術/ADEKA総合設備(株)
/松村岳彦・冨岡英和・篠田功
従来の土壌汚染対策は掘削除法が主流であったが、深度が大きくなるとコストも増大になる。そのため、現在では低コストの微生物工法、酸化剤工法、鉄粉工法といった原位置浄化工法が注目されている。当社では主に微生物工法、および酸化剤工法を採用しており、この2つの工法について、それぞれの特徴を踏まえた施工の実際と浄化事例を紹介する。

○地下水汚染対策における地下水熱有効利用/環境テクノ(株)/田熊康秀
当社では土壌・地下水汚染の調査・対策に関わる中で、地中熱や地下水熱エネルギーに着目。調査、対策に掛かるコストをエネルギー分野への有効利用によって回収できるいくつかのスキームを考案した。本稿ではその中から、地下水汚染対策における地下水熱利用システムについて述べ、実際のシステム事例を紹介する。

○複合微生物製剤による油汚染土壌・地下水浄化技術
/(株)バイオレンジャーズ/鴻野雅一
本稿では複合物である油を分解する能力を持つ多様な微生物を高濃度に含む複合微生物製剤「オッペンハイマー・フォーミュラ」の特長と、汚染現場に適用する技術、浄化事例について紹介する。

■解説
○高効率CO2分離膜の開発/福井大学/阪口壽一
本稿では、火力発電所や製鉄工場などから排出される燃焼ガスからCO2を回収するためのCO2の分離技術、分離膜の構造設計、CO2膜分離の現状、装置化を紹介する。

○緑化における環境配慮/鹿島建設(株)/高山晴夫
緑化における環境配慮では、自然環境や生物多様性に関して、成り立ちや重要性を正確に理解することが必要である。生物多様性保全への取り組みは、注意すべき点や課題も多いが、適切に対応すれば、得られるものも大きい。

○廃熱を利用した清掃工場排水再生システム/東京ガス(株)/渡邉寛子
清掃工場の廃熱を活用して排水を蒸留し再生水と副生塩に分離して系外に排水を出さない水再生システムを開発した。本システムでは、前処理工程で燃焼排ガス中のCO2を用いて排水中のCaイオンを固定化することで蒸留工程において伝熱面にスケールが付着しない特徴を有する。

■水処理分野
○下水汚泥からのバイオ水素製造/(株)ジャパンブルーエナジー/池田浩

■製品と技術
○超臨界CO2利用技術と適用分野/神鋼エアーテック(株)/山形昌弘
溶媒は液体である」という溶媒に対する従来の固定概念を打破するユニークで、環境負荷低減、脱有機溶媒化に貢献可能な流体の利用技術と適用分野を紹介する。ナイキ社も地球環境の観点より超臨界CO2染色技術を業界全体に普及させたいと発表した。
■シリーズ
○フィールド・レポート
もぐらの真実を知ろう/T.Tech.Office/田村真紀夫
○プラント建設契約におけるリスク分担第2回
不可抗力リスク/水ing(株)/大堀徳人

■連載
○海外でのプラント建設経験46 
ジャズの音が響く港湾都市ニューオリンズ/若村保二郎
○環境雑感3
汚染調査の前に被害地社会を知る/石田紀郎

■連載
○新と旧の話/HST

■製品ガイド
○土壌・地下水環境分析、測定装置

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