光アライアンス 2013年8月号 PDF版

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光アライアンス 2013年8月号 PDF版

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■特集:太陽光励起レーザ〜クリーンなエネルギーを求めて〜
○太陽光励起レーザの開発と高温化学への応用/関西大学/佐伯拓
省エネルギーや創エネルギーが注目されている。太陽エネルギーの有効利用法として高効率・高光強度出力な太陽光励起セラミックレーザと応用である太陽エネルギーを金属の化学ポテンシャルエネルギーとして高効率で貯蔵し利用するエネルギーサイクルを示す。

○新しいCr,Nd共ドープ単結晶材料の開発/北海道大学大学院/樋口幹雄
/(独)理化学研究所/小川貴代・和田智之
高効率太陽光励起レーザシステムの構築を目指して、新しい媒質材料となりうるCr,Nd:YVO4およびCr,Nd:CaYAlO4単結晶を開発した。いずれの結晶も従来材料よりもすぐれた吸収特性を示し、太陽光からレーザ光への高効率変換が期待できる。

○太陽光励起ファイバレーザー用ガラスレーザ媒質
/豊田工業大学大学院/鈴木健伸
太陽光励起ファイバレーザを実現すべく、ホストガラス材料の検討を行った。70%という高い発光量子効率を有するNd添加フッ化物ガラスを見出し、レーザ媒質としてフッ化物ガラスを用いたNd添加ファイバで太陽光励起でのレーザ発振を実現した。

○太陽光励起レーザによるマグネシウム循環社会
/東京工業大学大学院/矢部孝
著者は、マグネシウムMgを用いたエネルギー貯蔵を提案した。Mgを媒体とした再生可能エネルギーに関する研究開発の現状と将来への展望を述べる。

○太陽励起レーザの水素生産への応用
/(公財)レーザー技術総合研究所/谷口誠治
水との反応性が高い鉄等の金属は、ナノ粒子化することにより効率の良い水素発生源となる。本研究では、太陽励起レーザの水素生産への応用を目指し、液中レーザアブレーション法を用いて酸化鉄から還元鉄ナノ粒子化を作成し、その水素生成能について検討した。

■製品特集:光パワーメータの最前線を訪ねて
○高出力レーザを測定する新たなパワーメータ30K-W
/(株)オフィールジャパン/土岐昌俊
2013年、OPHIR社では新たに最大出力30kWの出力測定が行えるパワーメータを発表した。本稿でOPHIR社の最新パワーメータ30K-Wについて紹介する。

○産業機器や医療機器で貢献するLaserPoint社製品
/FITリーディンテックス(株)/山本努
長年のパワー/エネルギセンサのOEM供給経験を基に、業界に高性能、高品質、高信頼性ソリューションを提供し続けているパワーメータ関連製品製造業者のOEM製品群を紹介。そのノウハウの蓄積はカスタムメイドセンサの迅速な開発に威力を発揮している。

○フラットな分光応答度のUVパワーメータ
/浜松ホトニクス(株)/斉藤久彰
産業、科学分野で紫外線利用が広がる中で、紫外線の光量管理を行う重要性が増してきている。各産業分野で高い評価をいただいている、紫外の広波長域でフラットな応答度をもつ紫外線積算光量計の製品C10427/H10428を紹介する。

○光通信で重要性を増す光パワーメータ
/アジレント・テクノロジー(株)/岡崎淳起
光パワーメータを正しく使うための基礎から光パワー時間軸測定などの応用技術、また、デジタルコヒーレント通信やマルチコアファイバなどの次世代通信技術研究を支える光パワーメータの最新動向を紹介する。

○R&D、製造、フィールドで活躍する、EXFO社 光パワーメータ
/丸文(株)/田口宏
本稿ではEXFO Inc.製の光パワーメータ製品とその特長を紹介する。測定器市場を牽引する同社の製品ラインナップから、現在、ユーザーに求められている光パワーメータの機能について考察を述べる。

■解説
○高感度可視光応答型光触媒材料の開発/近畿大学/古南博・北野翔
新規な可視光応答型光触媒であるロジウムイオン修飾酸化チタンを開発した。本稿では、この光触媒材料の特性を述べるとともに、酸化チタンの物性と光触媒活性の相関について解説する。

○金属電解析出型エレクトロクロミズムと新奇カラー素子への展開
/千葉大学大学院/小林範久
金属イオンを含む電解質溶液を一対の電極で挟んだ金属電解析出型エレクトロクロミック素子では、金属イオンの電気化学的還元・酸化により金属粒子を電極上に析出・溶解できる。この現象が示す多彩で新奇な光学特性とその応用展開について述べる。

○CFRPの3次元熱伝導異方性を非接触で計測可能に
/名古屋大学大学院/長野方星
近年注目を集めている炭素系複合材料(CFRP)について、面内・面外三軸方向の熱伝導率とその異方性を光学的手法を用いて、非接触かつ迅速に測定する方法を新たに開発した。本稿ではその測定装置やピッチ系CFRPの熱伝導率測定例について紹介する。

■製品技術紹介
○レーザ光源の損傷を防ぐ光部品/フルウチ化学(株)/細川忠利
■研究室紹介
○京都大学大学院工学研究科 材料化学専攻 機能材料設計学講座
/京都大学/三浦清貴
Grinding Technology Japan 2025 SiC,GaN加工技術展 2025
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