日工の技術雑誌

環境浄化技術 2013年5・6月号 PDF版
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W1305-06

環境浄化技術 2013年5・6月号 PDF版

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■特集1:バイオマス発電事業の最新動向
○固定価格買取制度とバイオマス発電の現状
/経済産業省 資源エネルギー庁/安田將人
固定価格買取制度を採用することで、再生可能エネルギーの大幅な導入拡大が期待されている。そこで同制度についての法的基盤を整備するために2011年の通常国会に再生可能エネルギー特措法案が提出され、同年8月に成立、2012年7月1日に施行された。

○新エネルギー有効利用の立場からみたFITについて
/北九州市環境局/村上恵美子
平成24年7月に固定価格買取制度が開始されて以降、特に太陽光発電において、大幅な導入量増加が見られている。当市においても多くのメガソーラー案件が計画されているが、エネルギーの安定性や価格面を考えるとより多様なエネルギー源を導入することが重要ではないかと思われる。

○下水汚泥と稲わらの混合メタン発酵技術
/長岡技術科学大学/小松俊哉・姫野修司
/月島機械(株)/澤原大道/前澤工業(株)/石川進
稲わらからの効率的エネルギー回収を目的として、下水汚泥と稲わらの混合メタン発酵のパイロットスケール実証実験を行っている。本稿では、実証実験の運転結果として、主に稲わらの下水汚泥に対する混合比および前処理方法による影響について紹介する。

○内部循環流動床によるバイオマス発電
/荏原環境プラント(株)/横山亜希子・三好敬久
内部循環流動床炉を用いたバイオマス発電プラントの特長及び代表的事例を紹介する。本技術は木質系を含む多様なバイオマスや可燃性廃棄物からエネルギーを得る地域分散型エネルギー供給拠点にも適した技術といえる。

○高負荷メタン発酵排水処理装置/(株)エイブル/小林信彦
当社では処理能力、運転の安全性、処理水質を大幅に向上させ、小規模排水にも対応した高負荷メタン発酵処理装置「UASB-TLP」を開発、2005年から発売をしている。稼働している設備は長期間安定して運転されており、良好な処理水質とともにエネルギー回収を実現している。本稿ではその原理と実施例を紹介する。

○長岡市でのメタン発酵への取り組み
/JFEエンジニアリング(株)/井上侑香
長岡市では平成17年度に策定した「長岡市地域新エネルギービジョン」において、新エネルギーの将来像を示した。その中で「生ごみを利用したバイオガス化プラント事業」は、利用可能性が高い新エネルギー導入プランの1つとして選定されたもので、今後はリサイクルの最終段階としての生ごみの資源化について、施策の展開が求められている。

○食品廃棄物を対象としたメタン発酵技術/水ing(株)/植田真司
本稿では、平成24年3月に竣工した国内最大規模かつ国内初の焼却施設とのハイブリッド型廃棄物処理を実現した有機性廃棄物を対象としたメタン発酵処理施設である「日立セメント(株)神立資源リサイクルセンターバイオプラント」を紹介する。

○バイオガス有効利用のための燃料電池発電装置/富士電機(株)/岡嘉弘
本稿では、山形市浄化センター下水処理場に設置した消化ガスを燃料とする100kW燃料電池発電装置の紹介、運転実績、今後の取り組みを紹介する。

○バイオガス対応小型ガスエンジン
/ヤンマーエネルギーシステム(株)/林清史
バイオガスを燃料とした発電機やコージェネレーションシステム(CGS)は20年以上前より一部の大規模下水処理場や食品工場で導入されているが、中小規模の需要家には導入が進んでいない。その要因としては、中小規模に適したCGSが少ない、初期導入費が高額、メンテナンスコストが高額、システム安定稼働の信頼性が低い、ガス発生量変動に対する効率的な運用が難しい、等があるが、当社ではそれらの問題点を25kWマイクロCGSにより解決し、バイオガス有効活用提案を行っていく。

■特集2:特殊ろ過装置
○高速繊維ろ過機/(株)石垣/樫出敏次
下水などの処理水の高度処理の一つとして濁質(SS)の除去があり、その方法として砂ろ過が一般的であったが、設置スペースやろ材再生の確実性に問題があった。それらの解決を目的として、ろ過砂に比べると高速でのろ過が可能な繊維ろ材を、またろ材の再生には機械撹拌洗浄方式を採用した高速繊維ろ過機について紹介をする。

○旋回流逆洗機構を備えた高効率ろ過器/荏原実業(株)/中村将
砂ろ過処理の水質は、流入水の性状とろ材の粒径にほぼ一義的に決定されるものの、長期間の運転では、ろ材層の洗浄の可否に左右される。従来の砂ろ過器ではろ材洗浄を行っていても汚染が進行し、経年使用によって、ろ材の固化、閉塞が発生し、処理水量の低下や安定した処理水質の確保が困難であった。当社ではこれらの問題点を解決するために旋回逆洗方式を用いた圧力式砂ろ過器を開発した。本稿ではろ材洗浄の方法と改善効果について紹介する。

○長繊維を用いたろ過装置/オルガノ(株)/田坂大輔
本稿で紹介する長繊維ろ過装置「FIBAX」は小面積、省エネルギーの要求にこたえるべく開発された装置である。従来の急速ろ過器の数倍の速度で数百度までの濁水を処理するもので、従来の凝集沈殿池や急速砂ろ過器に代わるものである。

○有機物や濁質を効果的に除去する新機構前処理システム
/栗田工業(株)/小川晋平
当社では一般的な前処理システムである、凝集ろ過処理の代替技術として新機構前処理システムを開発した。この新機構前処理システムは、効果的に有機物と濁質を除去する4つの新技術(凝集剤、凝集制御システム、回流式凝集槽、超高速繊維ろ過器)を組み合わせたもので、後段に設置されている純水製造システムの安定運転化に加え、毎処理システムの大幅な省スペース化とイニシャルコストの削減を可能にしている。

○浮上ろ過装置/水ing(株)/木村武年
当社の圧力浮上ろ過装置FM(floating mediaの略)フィルタは懸濁物捕捉量が大きく、洗浄排水量の少ないろ過装置を目標として開発されたものである。FMフィルタの洗浄は塔内保有水を撹拌することにより行うため、塔外からの洗浄水が不要となるため節水効果が図れる他、逆洗ポンプ等の洗浄用補機が不要等のメリットがある。

○高速繊維ろ過装置/(株)トーケミ/橋口順
従来から懸濁物質のろ過にはろ過砂など粒状ろ過材を用いたろ過装置が使用されてきた。現在でも粒状ろ過材を用いたろ過装置は多くのろ過設備で使用されているが、本稿では粒状ろ過装置に代わり、優れた特長を有する繊維ろ過装置を紹介する。

○ろ過材交換不要なシフォン式ろ過砂洗浄機/日本原料(株)/金谷尚史
当社は粒状ろ過材の専業メーカーであり、日本の浄水場の80%以上で当社の製品が使われている。ろ過材製造の知見とノウハウを活かして、最適なろ過ができるろ過装置の開発も行っている。今回は世界に類を見ない「ろ過材交換を不要にした画期的なろ過装置」について紹介する。

■解説
○再生可能エネルギーによる原子力発電の代替
/惠谷資源循環研究所/惠谷浩

■水処理分野
○汚泥集約処理におけるりん除去の取り組み/横浜市役所/吉田光
横浜市では、汚泥集約処理で生じる分離液中の高濃度の窒素・りんを処理するため、修正バーデンフォ法と余剰汚泥の直接脱水を特徴とする施設を新たに稼働した。その結果、りんの低減に良好な結果が得られたので紹介する。

■製品技術
○多様、かつ化学薬品を使わない自然な水処理システム
/エンバイロ・ビジョン(株)/豊岡正志

■シリーズ:フィールド・レポート
○ユーグレナの特徴と期待される利用分野/T.Tech.Office/田村真紀夫

■連載
○海外プラント建設経験44
海から観たサンクトペテルブルク/若村保二郎

○環境雑感1
環境調査への私のキーワード/石田紀郎

○台北市初の大型下水処理場の建設の報告 その11
日本と海外の契約に対する認識の違い/(株)アステック/西野昭男

○静脈物流:ごみ収集・運搬よもやま話 3
アイディア満載のごみ収集車の工夫()
/循環物流システム研究所/井上護

■コラム
○とっても地味な絶滅危惧種/HST

■製品ガイド
○蛍光X線分析装置

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