日工の技術雑誌

検査技術 2013年5月号 PDF版
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P1305

検査技術 2013年5月号 PDF版

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■解説
○テラヘルツ波の非破壊検査応用/東北大学/高橋星也・小山裕
テラヘルツ波は絶縁被覆材料をよく透過し、金属ではよく反射されるという特徴を有するため、通電状態のままで、安全に、非破壊による不透明絶縁被覆電線の素線腐食状態や断線の検査への応用が期待されている。本稿ではその応用可能性について紹介する。

○渦電流法によるSUS316Lステンレス鋼の残留応力の評価
/東北大学/祖山均・関根裕一
疲労強度や応力腐食割れに関わる残留応力を迅速に計測する方法の構築を目途とし、キャビテーション気泡の崩壊衝撃力を活用するキャビテーションピーニングを取り上げ、ステンレス鋼SUS316Lを対象材として、渦電流法による残留応力計測の可能性を検討した。

○金属材料の腐食と水素脆性/大阪府立大学/西村六郎
水素はクリーンエネルギーとして、ポジティブな観点から注目を浴びている。しかし、水素は金属材料に侵入し、材料の破壊を導くことがあり、これが水素のネガティブな面である。本稿では腐食による水素侵入を検討するとともに、水素侵入による材料の水素脆性挙動および水素脆性機構を述べる。

○波線パターン投影による高速表面形状計測
/(独)産業技術総合研究所/糟谷望・佐川立昌
/大阪大学/阪下和弘/広島市立大学/古川亮/鹿児島大学/川崎洋
本稿では、動物体の表面形状を高精度・高密度に計測するため。単色の波線グリッドパターンを用いた能動ステレオ法を提案する。交点における形状情報と線の接続情報を最適化することで安定した対応点探索が実現でき、画素単位での最適化を行うことで高密度な計測が可能である。

○超音波後方散乱波による画像化技術の開発
/非破壊検査(株)/江淵高弘・北阪純一・遠藤賢・永井辰之
溶接部の品質保証を、破壊検査から非破壊検査へ変更できる方法を検討した。その結果、超音波後方散乱波を信号処理することで検査断面の金属組織(結晶サイズ)変化の検出および画像化が可能となり、非破壊試験によって溶接部の溶込み状況などの状況把握が可能となった。

○見えないものを診るミリ波スキャナ
/日本電信電話(株)/望月章志・岡宗一・松宮直規・他
近年の検査技術に使われ始めたミリ波とテラヘルツ波によるイメージングの基礎と応用例を紹介する。当研究所では、近接場の後方散乱を捉える可搬型ミリ波スキャナを開発し、被覆によって目視できない微細なコンクリートのひび割れをリアルタイムで検出することに成功した。

○ワイヤレス給電の現状と今後の展開/昭和飛行機工業(株)/橋俊輔
ワイヤレス給電システムの代表的な方式である無線方式、電磁誘導方式、磁界共鳴方式の原理とEVでの開発動向を示すとともに、今後の展開として走行中給電の現状と将来性について解説する。また、産業用途についても検査技術に関わる幾つかの例を挙げて説明する。

■技術トピックス
〔エネルギー〕
○電力貯蔵用レドックスフロー電池/住友電気工業(株)/重松敏夫
太陽光、風力などの再生可能エネルギーが大量に導入される今後の電力系統において大容量蓄電池がキーデバイスになると言われている。レドックスフロー電池はこうした大容量電力貯蔵に適した電池として世界中で開発が進められており、その開発状況をレビューする。

■検査機器
○個人からエリアに展開する放射線計測
/(株)ANSeeN/小池昭史/静岡大学/青木徹
昨今の放射線検知ニーズに対応するには計測データは安全を担保するだけでなく、目に見える安心を提供していく必要がある。当社は放射線計測を簡単に行う装置・システムの開発・販売を行なっており、今回はそれらの製品と活用可能なシーンについて解説する。

○非破壊検査機における超音波探傷器および超音波厚さ計
/エフティーエス(株)/板垣正夫・山田敬三
非破壊検査の手法は、超音波検査法や他の検査方法の確立・規格化が進められ、高度経済成長と共に多種多様な検査方法が確立された。現在の主な内部欠陥の非破壊検査方法は超音波法が用いられるケースが多い。当社は、金属向け硬さ計・非破壊検査機器・コンクリート試験機等、様々な検査機器を取り扱っているが、今回ご紹介するのは超音波の専門メーカーSIUI社の製品を紹介する。

○液体電極プラズマによる小型元素分析装置
/(株)マイクロエミッション/山本保
液体サンプルの新しい元素分析手法を紹介する。ハンディ元素分析器MH-5000は、液体電極プラズマを採用し、重さ約1.4kg、ガス不要、設置工事不要の装置である。組込ユニット化も進めており、液中の元素濃度の常時モニタリング装置の開発も進めている。

○超音波技術を用いた計測器/理研計器(株)/佐藤裕之
本稿では、簡易性と迅速性で保守検査方法の主流となっている非破壊検査手法の一つである超音波技術を用いた検査方法を、具体的な板厚測定器及び気密漏れ測定器の製品について紹介を交えて掘り下げてみる。

■技術エッセイ
○非破壊試験の誕生と発展(前編)
/サイテック アソシエーツ/柳千秋
構造物の防災や経年劣化への対策として、非破壊試験(NDT)技術に対する期待がますます高まっている。NDTの手法は多岐にわたるが、今回は内部きずを主対象とする放射線と超音波の利用技術に光を当て、それらの誕生からの足跡をたどる。そこには予期せぬ発見を役立つ技術にまで育てあげる強い意志が働いていた。

■連載:隕鉄のマクロ組織とミクロ組織観察考8
○隕鉄は約1℃下がるのに約100万年を要するのウソ
/東京大学/朝倉健太郎
隕鉄をEBSD(Electron Back Scattering Diffraction)=電子線後方散乱回折法を用いて調べた。入手した隕鉄1と隕鉄2に加え、950℃加熱・水冷処理した隕鉄についても解析している。EBSDマップは、IQ(Image Quality)マップ、相分布(Phase)、結晶粒(Grain)マップ、IFP(方位マッピング)像について解析した。このように、ほとんどの組織が擬等軸フェライトで、その組織も極微細粒からなることを突き詰めた。隕鉄2のウィッドマンステッテン組織(板状組織)についても、等軸フェライト的なEBSD(IPF)マップが得られなく、極微細粒から成っていた。

■コラム
○隕石と隕鉄を調べた科学者らが受けた嘲笑/東京大学/朝倉健太郎
2013年2月、ロシア・ウラル地方の上空で大気圏に突入した隕石が爆発。衝撃波で多くの建物被害を出した。地上に到達する隕石は年に数千個も落ちているが、見つかるのは稀である。しかし今から200年前には、フランス科学アカデミーでさえも隕鉄の存在を否定してきた歴史がある。隕石は恐竜をも絶滅し、地球の気温さえ変える力をもっている。ここでは隕石と隕鉄を調べた科学者らが受けた嘲笑についての時代背景を紹介している。

■製品ガイド
○厚さ計・膜厚計

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