検査技術 2013年4月号 PDF版

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検査技術 2013年4月号 PDF版

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■解説

○組物にみる伝統的木造建築の特徴/東京大学/藤田香織
日本に残る伝統的木造建築の中でも、耐震性が高いといわれている木造五重塔。それらに用いられる「組物」という要素を対象に行った振動台実験の結果を紹介する。

○分布型水素漏えい検知センサの開発
/横浜国立大学/徳武皓也・岡崎慎司
白金触媒を担持した酸化タングステン薄膜(Pt/WO3)は水素と常温で反応し、光学吸収係数や電気抵抗が著しく変化する。この特性を利用することで大型インフラから燃料電池スタックのような小型装置設備まで、様々な漏えい検知ニーズに対応可能な分布センサデバイスを実現することが可能と考えられる。本稿ではこのような応用研究についていくつかの開発事例とその可能性を述べる。

○穿孔法による残留応力測定技術の検証試験
/(株)IHI検査計測/三上隆男・松田昌悟・高久泰弘
穿孔法による残留応力測定に関しては、ASTM E837-08規格で詳細に規定されている。本稿では、厚さ2mmの鋼製薄肉試験体を対象として、引張試験機により既知の1軸均一応力を負荷し、穿孔法による解放ひずみの測定値から計算した残留応力と比較する方法で穿孔法の妥当性を検証した結果について述べる。

○溶接・接合部検査の規格動向/ポニー工業(株)/横野泰和
溶接・接合部の品質の確保及び向上において重要である各種非破壊試験技術の現状と、これらを実際の構造物に対して適用する場合に必要なJIS等の規格基準について紹介した。さらにISO等の標準化の国際的動向についても解説を加えた。

○テラヘルツ波パルスエコー法による内部構造観察
/(有)スペクトルデザイン/碇智文/(独)情報通信研究機構/福永香
近年、電波と光波の中間の周波数帯に位置するテラヘルツ電磁波による非破壊・非接触計測技術が注目を集めている。ここでは、パルス状テラヘルツ波のエコー計測による内部構造の可視化技術を紹介する。画像構成法を説明し、建築物や西洋絵画の測定事例を紹介する。

■技術トピックス/プラント
○超音波センサーによるクラゲ検知システムの開発
/本多電子(株)/八木田康信・岡田浩二/(一財)電力中央研究所/野方靖行
新たに開発したクラゲ検知システムについて紹介する。医療用と同様のコンベックス型の振動子を採用し、振動子に送受波回路等を近接させ、S/N比の向上を実現した。また、エコー信号の閾値設定等の工夫で、魚等の信号を除去しミズクラゲの微弱信号を検出するアルゴリズムによりクラゲ検知を可能とした。

■特集:ここまで進化した回転機械の診断技術
○Web型遠隔自動振動診断システムA-RMDs
/旭化成エンジニアリング(株)/迫孝司
現場の専門技術者の業務効率化や診断支援を目的として、IT技術を利用したWeb型自動振動診断システムを開発。本システムは、遠隔地で当社振動診断器MD-320にて測定された振動データを、インターネットを介して当社サーバーにアップロードすることで、自動診断による診断コメントと対策を記載した報告書がダウンロードできるものでる。振動診断技術者の育成研修と本システムの両輪で、突発故障の未然防止や休止損失の削減、保全費の削減といった効果を得ることができる。

○音響振動ポータブルデータレコーダ/(株)小野測器/浦壁浩司
今回のテーマである回転機械の設備診断の中では、振動法が代表的である。本稿では、振動法による設備診断にご利用いただける現場向けのポータブルデータレコーダと、そのデータレコーダを利用したベアリング診断事例を紹介する。

○ワイヤレス&ポータブルデータ収集監視システム
/GEエナジー・ジャパン(株)/河部佳樹
設備の振動モードを解析する機能をポータブル振動計測器に付加した。これは、ハンマリングによる加振、または、運転時の振動モード計測により、対象設備がどのように動いているかを解析するものであり、振動対策につながる画期的な機能である。

○渦電流式変位センサの軸振動計測への適用
/新川電機(株)/瀧本孝治/新川センサテクノロジ(株)/品川宏樹
蒸気タービンや遠心圧縮機のようなすべり軸受で支持された大型回転機の状態監視や振動解析、診断を行うためには、軸振動の測定が不可欠である。このような用途に適用される振動センサとしてAPI 670規格に準拠したFK-202Fトランスデューサを紹介する。

○加速度ピックアップの改良の歩みと最新型の紹介
/ブリュエル・ケアー・ジャパン/長友宏
加速度ピックアップには、現在の性能を得るまでに半世紀以上かけて少しずつ改良が重ねられてきた。本稿では、今までにどのような改良がなされてきたのか、その一端を紹介するとともに、現時点での到達点として最新型の加速度ピックアップの例を紹介する。

○大型回転機械の試験・実験における
計測データの確実な記録と保存を実現/ティアック(株)/花岡弘樹
発電用タービン、航空機用ジェットエンジン等の大型回転機械の実験では、規模が大きいうえにコストもかかる。また計測信号の多チャンネル化、高速化により従来機ではカバーできない領域も多いく、記録メディアとしても大容量のものが求められ、バックアップシステムとして、簡便な操作、確実な記録がもとめられるようになってきた。このような背景から開発されたティアックのワイドバンドデータレコーダーWX-7000シリーズを紹介する。

○新オンライン設備診断システム
/(株)日鉄エレックス/椛島敬二・西村啓
OSに影響されにくく導入に優位なWebアプリとして新オンライン設備診断システムを開発した。本開発に当たりFlash技術の採用によるWeb上での操作性向上や診断データ長期保存、掲示板機能等の保全サポート機能を強化したシステムの概要について紹介する。

○基本性能を大幅に向上した振動分析計/リオン(株)/芝田和雄
精密診断に広く用いられている振動分析計の最近の技術について紹介する。特に、ダイナミックレンジや周波数分解能などの基本性能が、据え置き型FFT分析器と同等にまで向上しており、異常に対する対応を今までよりも迅速に進められることが期待できる。

○光ファイバ型AEセンサによる回転機の状態監視
/(株)レーザック/町島祐一/住友化学(株)/加藤彰久・多田豊和
長距離伝送、耐電磁ノイズ、耐水、防爆である光ファイバ型AEセンサを用いて回転機の軸受診断試験を実施し、加速度計と同等の検出性能が結果を得た。その試験の概要を紹介する。
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