二次元の図面から三次元の立体を想起する、または、三次元の立体から二次元の図面を描き起こす、といった技能は、製図をマスターする上で不可欠です。これらの技能は知識を理解するだけで身につくものではなく、訓練を重ねて体得するものです。その訓練を助けるのが本教材「製図訓練実体模型セット」です。
立体に触れて慣れるために、JIS規定に沿って選んだ54種類の木製立体模型を揃え、実践的な課題を集約したワークブックと合わせたセットです。実体模型に触れながら課題をクリアしていくことで、自分で製図のできる表現技能と物体をイメージできる思考力を効果的に身につけられます。
工業高校・工業高等専門学校での機械製図授業、製造業を主とした企業での技術教育に最適です。
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【学習の流れ】
1.ワークブックの課題に取り組む
2.解答を照合し、自己の理解度を確認する。
3.立体模型に触れて、構造を確認する。
【得られる学習効果】
●機械製図の基本的事項や規格に対する理解力・判断力
●実体模型から機械図面を作成する表現技能
●機械図面の不適切な箇所を発見できる問題発見力・解決力
●部品の製作手順や工程を考えることのできる思考力
【ワークブック内容】
第1章「立体に慣れよう1」
投影図をヒントに欠けている線を見つけ出す、など。全14問
第2章「立体に慣れよう2」
図面に欠けている線を補う、など。 全12問
第3章「等角図」
投影図をヒントに等角図を描く、など。全12問
第4章「キャビネット図」
投影図を参考にキャビネット図を描く、など。全10問
第5章「展開図」
展開図から想像できる立体の等角図を描く、など。全8問
第6章「正面図の選び方」
立体を三角法で描く場合の正しい正面図の選択など。全5問
第7章「断面図」
断面図・正面図で表された部品の等角図を描く、など。全10問
第8章「寸法記入の方法」
最適な寸法の表記法を選択する、など。全20問
第9章「線図形の省略」
簡略化された図面をキャビネット図で描く、など。全10問
第10章「特殊な図示法」
正面図・側面図を参考に等角図を描く、など。全16問
第11章「相貫体と相貫線」
図面に欠けている相貫線を補う、など全4問