プラスチックス 2012年6月号 PDF版

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プラスチックス 2012年6月号 PDF版

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■特集:統計でみるプラスチック産業の一年
○2011年のプラスチック産業の概況
/日本プラスチック工業連盟/水野靖彦
2011年のプラスチック産業概況について、日本プラスチック工業連盟の統計資料を基に解説する。

○ポリエチレン/石油化学工業協会/飛田利雄
震災および歴史的な円高環境下で海外のレジン、加工製品の輸入が急増する中、年後半には原料レジンの在庫水準が高まり、在庫調整局面が続く。

○ポリプロピレン/石油化学工業協会/飛田利雄
震災および歴史的な円高環境下のもとで海外品の流入が急増。国内自動車生産の減少により一般工業部品分野をはじめ射出成形分野などの出荷が低迷。

○ポリスチレン樹脂/日本スチレン工業会/細川 潤
2011年のポリスチレン市場は、東日本大震災の復興需要も期待されたほどでなく、生産量と国内出荷量は前年を下回った。国内出荷は前年のエコポイント特需の反動が大きい電機・工業用の減少が目立ち円高を背景に輸入品が増加した。輸入品も加えた国内総需要は71.4万トン(前年の3%減)で、2009年並みの水準。

○ABS樹脂/編集部
2011年ABS樹脂出荷実績は通期で39万9,798トン、前年比91.3%であった。このうち国内用途が61.8%、残りは輸出向けである。また国内用途別では、建材住宅部品用途が前年比104.3%の23,407トンとなったほかは軒並み、前年より減少している。

○塩化ビニル樹脂/塩ビ工業・環境協会/長縄 肇志
塩ビの国内出荷量は昨年に引続き100万トン台を堅持した。東日本大震災による製造事業所の被災や下半期の事故による影響を受け生産量が一時的に落ちて、総生産量は前年比10%以上の減少となった。

○メタクリル樹脂/石油化学工業協会/飛田利雄
国内の薄型テレビ向け導光板需要が縮小、薄型、小型導光板へのシフトが進む。

○ポリエチレンテレフタレート/ポリマーテク研究所/葭原 法
2011年の繊維用途を除いたポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂生産量は、約56.5万トンと前年比で10.4%下回った。生産量の内訳は、容器用が17万4,100トンで、その他のフィルム・シート・成形用が、39万1,300トンとなり、共に減少したが、特に容器用の減少が大きかった。

○PETボトル/PETボトル協議会/矢萩 正義
2011年のPET樹脂需要実績は、清涼飲料用を主体にPETボトル全体で59.3万トン。清涼飲料、特定調味料、酒類用等の「指定表示製品」では、54.7万トン(前年比1.7%減)を示し、大半を占める茶系飲料、ミネラルウォ一ターなど清涼飲料自体の樹脂実績は51.1万トンと減少した。

○ポリカーボネート樹脂/バイエル マテリアルサイエンス(株)/倉本 憲
ポリカーボネート(PC)市場は、今後も市場規模の更なる拡大が期待される。より一層の競争が強いられる中、各PCメーカーの生産能力拡大路線にますます拍車がかかる。その一方で、新技術の市場投入、新たなビジネスモデルの構築など差別化をいかに進められるかがより大きな課題となってくる。

○ポリアミド/ディーエスエムジャパンエンジニアリングプラスチックス/大山 一
ポリアミド(PA)は機械的強度・耐熱性・耐油性等に優れるため、自動車部品・電気部品・機械部品・建材・食品包装・雑貨など、幅広い用途に使用されており、エンジニアリングプラスチックの中では、ポリカーボネートに次ぐ市場規模を持っている。本稿では、ポリアミド樹脂の需給動向・最近の技術動向・市場動向などについて解説する。

○液晶ポリマー/ポリプラスチックス/二ノ倉 英樹
直近のLCP市場は、欧州を中心とした経済不安等で先行きが不透明であるが、中期的には主要な用途である電子部品の生産地でもあり、世界需要の約50%を占めるといわれている中国・台湾市場を中心に、年率10%弱の成長を続けると想定されている。

○ポリブチレンテレフタレート/ポリプラスチックス(株)/五島 一也
ポリブチレンテレフタレート市場は東日本大震災により落ち込み、現在は復興による回復を待つ状況となっている。一方、震災の影響は国内企業の海外への生産移管を促す結果にもなり、国内PBTメーカーは中国、東南アジアなどでの価格競争を余儀なくされている。

○変性ポリフェニレンエーテル/安田ポリマーリサーチ研究所/安田武夫
変性PPEは、ブラウン管TVの高電圧部品の需要の消失、OA機器のハウジングの材料転換、需要業界の海外移転などにより2000年をピークに減少基調にある。2000年には、五大エンプラ中4位の市場規模であったが、急成長したPBTに抜かれ、5位に後退した。

○ふっ素樹脂/編集部
原料ふっ素樹脂のの国内生産量は29,046トン(前年比103%)、国内出荷は27,856トン、68,872百万円、輸入8,749トン、17,099百万円、
輸出19,957トン、37782百万円、内需1万6647トン、48,189百万円。

○シリコーン樹脂/東レ・ダウコーニング(株)/谷口 哲
シリコーンは、オイル、レジン、ゴム、パウダーなどさまざまな形体を持ち、無機と有機の中間に位置するユニークな素材である。その優れた特性により、様々な産業分野で採用されてきたシリコーンは、現在も高付加価値素材として、先端用途の製品開発に検討され続けている。

○塩化ビニル製品
(軟質塩化ビニル製品・硬質塩化ビニル板・硬質塩化ビニル管・継ぎ手)
/日本ビニル工業会/鈴木 環/塩化ビニル管・継手協会/石崎 光一
塩化ビニル製品のうち、軟質塩化ビニル製品、硬質塩化ビニル板、および硬質ビニル管・継手の2011年の状況について述べる。

○ポリオレフィンフィルム/日本ポリオレフィンフィルム工業組合/丸山 清
2011年におけるポリオレフィンフィルムは、低密度ポリエチレンフィルムが33万4,564トンで対前年度比98.0%、高密度ポリエチレンフィルムが20万3,456トンで対前年度比98.5%、ポリプロピレンフィルムは、8,802トンで97.6.4%、合計では54万6,822トンで対前年度比98.2%のわずかな減少。

○発泡製品(ポリウレタンフォーム)
/ウレタンフォーム工業会/横山 茂
/日本フォームスチレン工業組合/牧尾 守/発泡スチレンシート工業会/山崎純平
発泡製品のうち、ポリウレタンフォーム、ビーズ法ポリスチレンフォームおよび発泡スチレンフォームの2011年実績について述べる。

○可塑剤/可塑剤工業会/佐田国幸一
昨年の可塑剤生産量は、27万5,071トンで前年比9.7%減、総出荷量は27万9,473トン、前年比9.0%減少。世界同時不況からの回復が期待されたが、東日本大震災による自動車生産の落ち込み、世界経済の減速、円高の進行等による。

○発泡スチロール/発泡スチロール協会/金谷 拓亮
東日本大地震の影響による、発泡スチロールの最大の需要分野である水産物容器(魚箱)の減少が発泡スチロール全体の出荷量減少に大きく響いた。その結果として水産分野の発泡スチロールの2011年実績は前年比90.5%と大きく減少した。

○電線・ケーブル/日本電線工業会/星野久子
被覆電線・ケーブルの2011年の出荷量は48万3,400トン、前年比+2.2%であった。銅電線出荷推移とプラスチックの消費推移は密接な関係がある。最近では被覆材のハロゲンフリー化が進められていることや更なるエコ材の開発などが今後の電線・ケーブルの被覆材としてのプラスチック材の需要に変化を与えることになる。

○プラスチック加工機械/日本プラスチック機械工業会/飯田 惇
プラスチック加工機械の2011年の生産は前年比17.47%増の1,730億円に達した。機種別比率は、射出成形機72.4%(前年は78.1%)、押出機20.7%(同13.6%)、ブロー成形機6.9%(同8.3%)、で押出機の伸びが目立った。

○廃プラスチックの処理/プラスチック処理促進協会/阪口 修
2010年の廃プラ総排出量は945万tで昨年の912万tより3.6%増加したが、樹脂生産量や国内樹脂製品消費量の増加率より低い結果となった。また、マテリアルリサイクルの量・比率が2009年より増加し、廃プラスチックの有効利用率は77%となった。

○2011年(平成23年)プラスチックおよび可塑剤 生産・販売・在庫実績

■解説
○麹菌を用いた生分解性プラスチック分解リサイクル(後編)
/酒類総合研究所/高橋徹
○最新電子顕微鏡技術に対応する高機能試料包埋樹脂
/久留米大学/太田啓介
○ポリアミド系樹脂における難燃助剤「スズ酸亜鉛」の効果
/日本軽金属(株)/渡邊 進
○展示会レポート:AUTOMOTIVE WORLD/NEPCON JAPAN
/安田ポリマーリサーチ研究所/安田武夫
○展示会レポート:NanoTech 2012/重野 譲二
         
■連載
○有機化学から見た高分子化学第20回 
/名古屋工業大学/齋藤 勝裕
○高分子材料の測定・分析技術と評価第20回
/化学物質評価研究機構/伊藤茂樹・大武 義人
○資源、環境、エネルギーそしてプラスチック
/第12回 生活環境と交通手段/東京医科歯科大学/宮入裕夫
○プラスチック材料読本 第13回
/(元) アモコ・パフォーマンス・プロダクツ/安永 茂樹

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