日工の技術雑誌

検査技術 2012年6月号 PDF版
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P1206

検査技術 2012年6月号 PDF版

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■解説
○石油貯蔵タンクの微生物群集解析
/広島大学/若井暁・政成美沙・三本木至宏
/(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構/渡邉朋子
石油タンクは微生物による腐食のリスクを抱えている。近年、国内の複数の石油タンクから鉄腐食性メタン生成菌が分離されている。本稿では、石油タンク内に溜まっている水を調べることで、タンクが抱えている腐食リスクを評価する技術について紹介する。

○全自動化した路面下の定量的可視化技術による維持管理
/岐阜大学/村田芳信・八嶋厚・沢田和秀
二次元表面波探査は、地表面に並べた多数の地震計で地面を打撃した際に発生する弾性波を計測し、地下のS波速度分布を解析する地中可視化技術である。この地震計の移動と計測を連続的に自動で繰返す仕組みを開発し、効率的で安全な路上での探査が可能となった。

○応力腐食割れ研究における新計測技術の導入
/(独)物質・材料研究機構/枡田博之
ステンレス鋼の応力腐食割れ機構の解明のため、通常行われている手法と全く異なる観点から研究を始めるため、種々の新しい装置や手法の開発、導入を行った。その結果、き裂先端に水素が多量に存在し応力場を移動する過程で割れの発生、成長が起きることを証明した。

○予防保全技術としてのデジタルフィルムを用いた放射線透過検査
/中部電力(株)/後藤義正/(株)中部プラントサービス/久保田多門
発電設備配管の減肉確認が保温材を取り除くことなく、放射線透過画像をデジタルフィルムで解析確認できる計測機能を備えた検査技術(FCR:Fuji Computed Radiography)が開発実用化された。我々は、10年前に「FCRの実機適用拡大に関する研究」を開始し、発電設備配管の予防保全を可能とする新タイプの検査技術としたことから、このFCRで実施できる適用項目、適用範囲および評価判定法について紹介する。

○モス方式LNG船タンクシステムの構造と非破壊検査について
/川崎重工業(株)/孝岡祐吉
モス方式球形タンクを貨物倉内に搭載したLNG船(モス方式LNG船)のタンクシステムの構造設計を中心にその安全設計思想および最新技術について紹介する。また、LNGタンクの建造時の非破壊検査の最新技術である自動超音波探傷装置の開発および実適用例を紹介し解説する。

○サーモグラフィによる回転曲げ疲労限度評価
/荏原製作所/早房敬祐・中本浩章/東京工業大学/因幡和晃
材料の疲労限度は設計に必要不可欠なデータであり、簡便な評価法であるサーモグラフィを用いる方法が開発されている。本研究ではこの手法を回転曲げ疲労試験に適用し、非ロックイン方式のサーモグラフィによる測定が妥当であることを示した。

○ステンレス鋼の材料特性(前編)/日新製鋼(株)/鈴木聡
ステンレス鋼は、流し台、自動車排ガス、熱交機器など各種部材として、多様な用途で開発が進められ、数多くの鋼種が存在する。本稿では、耐熱性や強度特性などの目的に応じた適正な材料選択の考え方について、材料組織に基づいて解説する。

○セラミック構造体の強度評価法/(株)IHI検査計測/三上隆男・松田昌悟
/(独)日本原子力研究開発機構/竹上弘彰
セラミックスは金属材料と比較して、多くの優れた特徴を有している。資源の乏しい我が国ではセラミックスの機械・構造用材\料への適用が期待されている。脆性材料であるセラミックスの強度評価手法は鉄鋼材料のそれと比べて異質なものである。この強度評価手法について解説した後、「セラミック構造体の破壊試験」の評価に適用した事例について紹介する。

■技術トピックス
〔材料〕
○衝撃工学から見た日本刀/室蘭工業大学/臺丸谷政志
日本刀の刀身と柄は直径数ミリメートル程度の竹目釘一本で接合されている。実戦の激しい討ち合いにおいても何故目釘竹一本で留められ得るのか、また破損しないのかを真剣太刀を用いて、衝撃実験と数値シミュレーションを行って衝撃工学的に検証している。

〔鉄道〕
○摩擦測定装置「μテスタライト」の開発
/(公財)鉄道総研技術研究所/前橋栄一・飯田浩平・西山幸夫
鉄道の車輪とレール間の摩擦係数は、加減速や乗り上がり脱線に影響を及ぼすため、影響因子の解明手段として摩擦係数を数値として計測可能な「μテスタライト」の開発を行った。本装置は他の摩擦係数測定にも適用可能な構造であり、測定原理や比較実験結果について紹介する。

〔航空〕
○光学計測・シミュレーション技術の航空エンジン燃焼器開発への適用
/三菱重工業(株)/森合秀樹・三宅慶明
航空エンジン用燃焼器の開発コストを大幅に削減するためのシミュレーション技術の向上と、その妥当性を検証するための計測技術が近年重要性を増している。本稿では、産官学の連携のもとに進めている表記技術開発の状況について紹介する。

■連載
○隕鉄のマクロ組織とミクロ組織観察考1/東京大学大学院/朝倉健太郎
隕鉄の金属組織は昔からウィドマンステッテン組織が現出すると語られていた。さらに人工的には作ることのできない組織だという。このウィドマンステッテン組織は700 ℃以上の温度からゆっくりと冷やす必要があるらしい。真相を追究した。

■製品ガイド
○工業用管内検査装置

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