日工の技術雑誌

画像ラボ 2012年6月号 PDF版
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Ga1206

画像ラボ 2012年6月号 PDF版

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■解説
〔商業支援〕
画像ありマイナー成分分析を用いたパンの画像識別/兵庫県立大学/森本雅和
パンの画像識別を行う場合、同一種別内の大きな個体差に対応する必要がある。本稿では、画像から抽出した特徴量に対して主成分分析を行い、固有値の小さなマイナー成分に着目する。個体差の影響を受けにくい特徴成分を抽出することで、識別率を改善できることを示す。

〔農林水産業支援〕
○殻縁特徴とその空間分布を利用した砂場環境でのホタテ領域抽出手法
/熊本大学/戸田真志/公立はこだて未来大学/榎本洸一郎
/北海道網走水産試験場/原康裕
本稿では、水産資源量調査のために撮影された海底画像群からホタテの自動計測システムの開発を目的とし、砂場環境に適したホタテ領域の抽出手法について紹介する。実画像を用いた実験により本手法の有効性を確認した。

〔認識・検出〕
画像あり異シードグラフカットによる画像セグメンテーション
/(株)KDDI研究所/松尾賢治/東京工業大学/羽鳥好律
グラフカットに基づいた画像セグメンテーションに関し、シードを画像内で様々に変えた場合、分割結果の中には形状の類似するものが重複して出現する現象を確認した。提案法では、重複して領域の輪郭となった画素を真の境界線と捉え、最終的な結果を得る。

画像あり単眼視線推定のための三次元眼球モデルの自動キャリブレーション
/大阪大学/山添大丈/ATR知能ロボティクス研究所/内海章
/関西大学/米澤朋子/NTTサイバーソリューション研究所/安部伸治
従来の視線推定手法の持つ制約を緩和した単眼カメラによる視線推定手法を紹介する。提案手法では、ユーザが決まった参照点を注視するといった特殊なキャリブレーション動作が必要なく、自動的に視線推定処理を開始できる。そのため、従来手法では適用が困難であった日常生活や公共の場において、視線情報の利用が可能となる。応用の一例として、視線に反応するインタラクティブ看板システムについても紹介する。

〔解析・計測〕
○両眼モデルを用いたユーザキャリブレーションフリー視線計測手法
/神戸大学/長松隆・鎌原淳三・田中直樹
ユーザによるキャリブレーションなしで視線を計測する手法について紹介する。まず、両眼の光軸を計測しそれを基に注視点を求める。さらに、求めた注視点から眼球の光軸と視軸のずれを求め、片眼しか計測できない場合でも安定して注視点を推定可能とした。

〔インターフェース〕
画像あり拡張現実感を用いたマルチメディア付箋システム
/福岡工業大学/山澤一誠/ソニー(株)/鈴木可奈・/奈良先端科学技術大学院大学/横矢直和
電子付箋の利点であるマルチメディアへの対応と、紙付箋の利点である一覧性や直観的な操作感を、拡張現実感(AR)を用いて融合した。ブログシステムを採用することにより、マルチメディア情報の管理・閲覧・編集を容易にし、マーカとしてQRコードを描くことで、データへのアクセスを容易にした。

〔3D〕
画像ありインテグラル式立体映像/日本放送協会/洗井淳
インテグラル式立体映像では、観察時に特殊な立体めがねが不要であり、水平・垂直方向の視点位置に応じた立体映像を観察することが可能である。本方式で生成される再生像の性質や、試作装置の例を述べ、関連する技術の動向についても併せて報告する。

〔エンターテイメント〕
画像あり音楽が画像の印象に及ぼす影響および印象と物理的特性との関連性評価
/立命館大学/佐藤敬子/慶應義塾大学/満倉靖恵
本稿では、最初のイメージが単独で提示されると、それが音楽で提示されたときに主観的な印象の変化について述べる。

〔基礎研究〕
○固有値分解を応用した新しいテンプレートマッチング手法
/熊本大学/上瀧剛・内村圭一
テンプレートマッチング手法として正規化相関を用いた回転サーチが知られているが、テンプレートを回転させながら何度も照合を行う必要があり処理時間が多い。これに対して本手法は相関値波形を固有関数で展開を行うことで、精度を維持しつつ照合回数を削減できる。

○ホモグラフィ分解法による三次元運動パラメータの推定
/福井大学/劉 賀・長谷 博行
空間中で運動している平面物体の三次元運動パラメータを、運動前後の二枚の画像から推定するホモグラフィ分解法について解説する。本稿では、ホモグラフィ行列の算出から、ホモグラフィ分解法のアルゴリズムと、付随する問題点までを網羅した三次元運動パラメータの推定手法を解説する。

〔展望〕
画像ありメタマテリアル(Metamaterials)/(独)理化学研究所/田中拓
メタマテリアルとは、ナノメートルスケールの金属微細構造によって構成された人工光機能物質である。本稿では、このメタマテリアルの動作原理、生み出される新奇な光機能とその応用技術、加工技術について紹介する。

■話題の製品と技術
○超高解像度・高感度・高速度カメラ
MEMRECAM HX-3と超高速度カメラULTRA Cam/ULTRA Neo
/(株)ナックイメージテクノロジー/田健司
本稿では、最先端技術を搭載した3タイプ500万画素の超高精細撮影が可能な高速度カメラMEMRECAM HX-3、解像度を変えずカラーで125万コマ/秒の撮影が可能な世界最速クラスのカラーハイスピードカメラULTRA Cam、独自に開発した特殊な光学系を用いることで2億コマ/秒までの撮影を可能とした超高速度カメラULTRA Neoについて紹介する。

■シリーズ
画像あり日本インダストリアルイメージング協会(JIIA)活動報告<第6回>
本稿ではJIIAの役職者の皆様にご登場いただき、設立の経緯や各分科会の活動について、インタビュー形式で紹介していく。今回は、CoaXPress分科会主査 宮崎 正氏に話を聞く。

■コラム:マルコーニの彼方へ 140
○桜の木の下で想ったこと/ヤマネコ

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