検査技術 2009年6月号 PDF版

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検査技術 2009年6月号 PDF版

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2,000 円(税込)
■解説
○高周波MEMS素子用超高速2次元走査光プローブの開発/千葉大学/橋本研也・呉 楠

 情報通信機器への応用に向け、弾性振動を利用した高周波(RF)微小電子機械システム(MEMS)素子が注目されている。本報告では筆者らが開発した、この様な素子の2次元振動姿態を、高速にしかも高感度に測定可能な光プローブを紹介する。最高周波数2.5GHzの素子も観測可能である。


○薄膜加熱赤外線サーモグラフィによる減肉検知/防衛大学校/小笠原永久・千葉矩正

 ステンレス薄膜加熱法を利用した赤外線サーモグラフィ法の提案と、実験計画法を利用した減肉欠陥同定法の開発を行った。擬似黒体化処理したステンレス薄膜は、応答が速く制御しやすい加熱方法であり、測定対象物表面の放射率に依存することなく減肉欠陥を検知できる。


○光ファイバAEによる火力高温機器の損傷監視手法の開発/電力中央研究所/西ノ入聡・福冨広幸・緒方隆志

 電中研では光ファイバをセンサに用いてAEを計測する手法に着目し、火力高温機器の損傷監視に適用するための検討を進めてきた。これまでに650℃まで使用可能なセンサを開発し、実機模擬環境下での材料試験に適用して検証を行ってきた。本報告では、これまでに行ってきた研究の概要を紹介する。


○原子力発電所の超音波探傷試験要領の改定/日本電気協会原子力規格委員会/小田倉満

 国内原子力発電所設備の供用期間中検査の超音波探傷試験に関する規定として日本電気協会JEAG4207が制定されており、今回、最新知見、使用者への幅広い意見収集等を実施し、これらを基に検討を重ね反映して日本電気協会JEAC4207として改定されたことから、改定の概要を本解説で示す。


○高経年設備の高速腐食検査システム/旭化成エンジニアリング/芳賀啓之・塚本雅弘・田村孝市

 石油、石化プラントなどで屋外設備の設置で進展する腐食の管理は大きな課題といえる。従来、定点肉厚測定による管理が一般的であったが、最近は、全面検査への期待が大きくまた適用も増えつつある。高速腐食検査システムの開発と活用事例について紹介する。


○海水使用銅合金熱交換器抜管調査/関西テクノカンパニー/川辺充志

 海水使用銅合金熱交換器抜管調査が現在の抜管調査に至る背景を述べ、その過去の実績が現在に尾を引いており、それを断ち切って、必要最小限の抜管調査とするための仕様書例を示す。主な腐食について簡単に解説し、抜管調査技術について基本を記す。


○自動化広域分散ネットワークシステムの提案/演算工房/杉田直紀

 広い地域に分散した被検体を効率的に検査する枠組みとして「自動化広域分散ネットワークシステム(ALADIN)」を提案する。本稿では、ALADINの概要を説明した上で、導入によって得られる4つのメリットを紹介し、その可能性を考える。


○検査自動化の可能性を高める最新の画像生成技術/オムロン/大原聖史

 自動化の切り札として期待される視覚センサだが、現場に導入する際の課題もまだまだ多い。本稿ではそれら課題をクリアするための最新画像処理技術として(1)HDR画像入力技術、(2)台形補正技術、(3)ステレオビジョンによる3次元計測について紹介する。



■技術トピックス
〔セキュリティ〕
○爆薬・麻薬を電波で検知/大阪大学/糸崎秀夫

 特定波長のMHz帯のラジオ波を、爆発物や麻薬などに照射すると、それらの物質に含まれた窒素原子核が核四極共鳴し、分子構造を特定できることから、爆発物や麻薬を電波で検出可能となる。この原理を利用したカバンなどの荷物検査、身体検査、靴検査を開発した。


〔建築〕
○電磁波レーダーを用いた鉄筋のかぶり腐食の高精度非破壊検査技術/山口大学/田中正吾・岡本昌幸

 筆者が以前提案した『電磁波レーダによる信号伝播モデル法』は、コンクリートのクラック、空洞の検知や計測に効果的であるだけでなく、鉄筋コンクリート鉄筋の腐蝕やかぶりの計測にも効果的に適用できる。かつ、レーダをコンクリート表面を走査するだけでよく、手間がかからず高速に測れる。本稿では、特にこの鉄筋のかぶりと腐蝕の計測に焦点を絞り、本システムにより鉄筋のかぶりや腐蝕厚が共に高精度にリアルタイムで非破壊検査(計測)できることを、フィールドテストの結果も織り交ぜつつ紹介したい。


〔土木〕
○コンクリートを叩いて判定 聴強器の開発/三井住友建設/立見栄司

 聴強器とは、衝撃弾性波の表面2点法による非破壊圧縮強度推定法を実構造物で適用するための測定装置である。コンクリート表面に振動検出器を接触させ、その近傍をハンマーで軽く叩くことにより、簡単に構造物の強度を検査・確認できる。適用実験ではコア強度に対して±15%以内の推定精度を確認した。



■製品ガイド
○工業用管内検査機器
Grinding Technology Japan 2025 SiC,GaN加工技術展 2025
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