日工の技術雑誌

検査技術 2009年4月号 PDF版
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検査技術 2009年4月号 PDF版

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■解説
○コンピュータ断層撮影装置で製品検査/東京工業大学/小関道彦

X線CTを製品検査に活用するためにはメタルアーチファクトと呼ばれるノイズを低減する必要がある。本稿ではまず、メタルアーチファクトの物理的な原因について解説する。そして、筆者らが提案する補正手法について述べ、製品検査におけるX線CTの有用性を議論する。


○海塩粒子腐食に及ぼす環境因子の影響/福井工業大学/中安文男

日本海沿岸地域は、冬季の強風により、他の地域より海塩粒子腐食量が大きい。原子力発電所立地県の福井県日本海沿岸の構造物腐食と気象因子の相関を解明すると共に、防食、特にフィルター使用による腐食量低減を概説する。


○ウェーブレット解析に基づく横揺れ車両の検出/佐賀大学/新井康平

双直交ウェーブレット基底に基づく離散ウェーブレット変換を伴う横揺れ車両の検出方法を平易に解説する。ウェーブレット基底関数の決定方法、車両の画像取得方法、横揺れ車両の検出方法を紹介し、複数の実験例を基にこの方法の有効性を示している。


○ガイド波を非破壊検査に有効利用する信号処理技術/広島県立総合技術研究所/問山清和

配管材、板材などの構造物の高速検査技術として、ガイド波の利用が期待されているが、これらの実用化にはSN比が不足する問題と、速度分散性による分解能が低下する等の問題がある。これらを信号処理の面から解決する「パルス圧縮」および「分散性補償パルス圧縮」について紹介する。


○超音波探傷へのリアルタイム信号処理技術の適用/IHI検査計測/畠中宏明・中島富男・荒川敬弘/東京工業大学/黒川 悠・水谷義弘

超音波探傷試験は各種構造物の定期検査に多く利用されている。しかし、超音波の減衰が大きい材料などでは信号のSN比が低下し、既存の超音波探傷法の適用が困難な場合がある。本報ではこれらの材料に対し、ウェーブレット解析を用いたリアルタイムの信号処理技術及び、実機構造物への適用について紹介する。


○機械装置の危機管理(その1)/東京都立産業技術高等専門学校/古川純一

金属疲労が原因と考えられる重大な事故が後を絶たない。ジェットコースタ事故と大型トラックの脱輪事故の二つの事例を取り上げ、何故、金属疲労が見逃されたのか?保守・点検・整備はどのように行われていたのか?機械装置の危機管理について考えてみた。


○中性子照射脆化 1/V.Naundorf・K.Kucke/〔訳〕今中拓一

転位による減衰の評価には殆どの場合Granato-L殘eの理論が適用される。減衰のデータから転位密度など転位に関しての情報が得られる。このモデルは内部摩擦に及ぼす照射の影響を広い周波数領域で説明するのに有効である。


■技術トピックス
〔建築・土木〕
○叩けばわかる! 道路橋鉄筋コンクリート床版の疲労による水平ひび割れの検出/大阪大学/鎌田敏郎・内田慎哉・大西弘志/国際建設技術研究所/葛目和宏・真鍋英規・藤原規雄/国土交通省/玉越隆史

道路橋鉄筋コンクリート床版の表面からは確認できないコンクリート内部に発生する水平ひび割れを非破壊により評価するため、インパクトエコー法の適用性に関する検討を行った。水平ひび割れを人工的に模擬した欠陥を有する床版供試体を対象にインパクトエコー法を実施した結果、床版内部の欠陥を検出できることが明らかとなった。


〔セキュリティ〕
○テラヘルツ波を用いた埋設地雷の探知/防衛省/荒木 完

地表面の僅かな起伏に追随できる190GHz帯のテラヘルツ反射波を用いて、地表面ラフネスに起因するクラッタを除去し、地雷の埋設に伴う含水領域(埋設痕)を、離隔した位置から検出できる可能性について検討した結果を報告する。


〔鉄道〕
○鉄道安全における脱線実験線/土木学会/高松良晴

1960年代、貨物列車の脱線により、三河島事故、鶴見事故と続き、北海道狩勝に設けた脱線実験線で、貨車脱線のメカニズムが解明された。2000年代に入り、旅客電車の脱線により、日比谷線事故、福知山線事故と続く。鉄道に高速大量輸送が求められる今日、さらなる安全に向け、再び脱線実験線を設け、各種の実車実験を行うことが必要である。


〔電力〕
○光ファイバで電力供給を行うデジタルスチルカメラの製作/関西電力/尾路京一・山下育男

高電圧の電力設備周辺などにおける観測手段として光ファイバによる電力供給で長期インターバル撮影を可能とする自動撮影カメラシステムを試作し、送電鉄塔で長期動作検証を行った。また、撮影データを光通信でデータ転送を行う機能追加を行った。これらの検討状況について報告する。


〔プラント〕
○放電サンプリング装置の開発/神戸工業試験場/長澤裕之/九州電力/金谷章宏・楠元淳一/住友金属テクノロジー/小林十思美

本装置は、火力発電所などの現場で簡易に精度よく、実機部材の表面から微小試験片用のサンプルを採取することができる放電加工タイプの装置であり、プラント設備の精度のよい余寿命評価や損傷部除去などに貢献する。


■JIMA 2009総合検査機器展 各社の見どころ

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