検査技術 2008年12月号 PDF版

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■解説
○機械構造物の設計維持における安全余裕度/東京大学/酒井信介

 機械設計では、安全率の概念が広く用いられている。安全率は、簡便で便利な手法であるが、そのあいまいさ故にさまざまなところで困難に至る場合がある。本稿では、設計・維持段階での安全裕度を合理的に取り扱う考え方を概説する。


○配管・機器設備の腐食検査技術/出光エンジニアリング/四辻美年/非破壊検査/永井辰之

 石油・石油化学プラントを構成している配管・機器等は、膨大な範囲・量を有しており、その検査に多大な時間とコストを費やしている。また、検査のために足場の組立て・解体、保温材等の付属設備の撤去・復旧といった付帯工事が必要となる。近年、こうした問題点を解決するために、配管やタンク底板等に対して、ガイド波を利用した広域探傷技術や高速で探傷可能な磁気飽和渦流探傷等、腐食等に対する新しい非破壊検査技術が開発され、実用化されてきた。当社が取り組んできた新しい腐食検査技術について、いくつかの適用事例を紹介する。


○原子炉圧力容器鋼の中性子照射脆化予測法/電力中央研究所/曽根田直樹

 原子炉圧力容器鋼は運転中の中性子照射を受けることで材料の特性が変化する。中性子照射脆化と呼ばれるこの特性変化を精度よく把握し、プラントの安全な運転に反映することが重要である。本稿では中性子照射脆化の予測にかかわるこれまでの経緯、脆化機構の理解の現状、国内原子炉のために開発された新しい照射脆化予測法の概要について述べる。


○原子力発電所の安定運転を支える高度検査技術/日立GEニュークリア・エナジー/小平小治郎/日立製作所/藤間正博

 原子力発電所の高経年化に伴い応力腐食割れが顕在化しており、予防保全工事も行われている。原子炉の炉内構造物や配管などに対して健全性評価や補修工事を考慮した精度の高い検査技術が求められており、これらに対応した高度検査技術の開発について紹介する。


○ボロメータ型非冷却THzアレイセンサの開発/日本電気/小田直樹

 非冷却赤外線アレイセンサの画素構造の改良によりTHz感度を5〜8倍、更に信号処理により信号雑音比を1桁以上向上させた。THzでの高透過率材料の開発では、高比抵抗Siが、また無反射コートとしてパリレンが適していることが分り、画素への入射光量を3〜4倍向上させた。


○無線センサネットワークによる構造モニタリング技術/三菱電機/徳永雄一

 無線センサネットワークによって構造ヘルスモニタリングを実現するためには、各センサが高精度に時刻を同期する必要がある。本稿では、大量のセンサを数100μ秒精度で同期する手法について説明し、センサに時刻情報を付加し振動軌跡が追えることを示す。


○農林水産消費安全技術センターにおける食品表示の確認技術/農林水産消費安全技術センター/佐藤耕一

 (独)農林水産消費安全技術センターでは、食品表示の適正化を目的として、農畜水産物の原産地や品種、加工食品の原材料等の確認のための検査を実施している。その手法は、無機元素分析、DNA分析、安定同位体比分析等多岐にわたるが、ここではその概略を紹介する。


○直接変換方式X線検出器による自動検査の可能性/ポニー工業/中井啓介

 自動車業界を中心に広がりつつある製品の高信頼性維持、それを裏付けるための全数検査への流れが、電子業界に波及しつつある。従来通りのX線透視検査(抜き取り検査)から、操作・判定する人間の主観を排除した「機械の目」で判断する自動検査、更にインライン検査へと確実で安心な「解決策」として直接変換型X線検出器の需要が増えてきた。



■技術トピックス
〔交通〕
○点検・診断技術鉄道構造物の新しい検査技術/鉄道総合技術研究所/小西真治

 構造物のメンテナンスでは、定期検査で弱点箇所を抽出し、その後詳細な調査を行い必要な処置を行う。このことから検査は重要である。この検査の精度向上を目指し、センサを用いた検査技術や診断技術の研究開発を進めている。ここでは鉄道での最近の事例を紹介する。



■検査機器
○投影型X線顕微鏡の最前線/東研/南 勝利・齋藤 泰・矢田慶治

 X線顕微鏡は、IC部品内部の非破壊検査や生物細胞内の微細な構造を生きたまま観察するなどの用途が期待されている。X線顕微鏡で最も重要なのは高い分解能である。当社では世界最高分解能40nmのX線顕微鏡を開発したので報告する。



■コラム・解説
○MBAとはなにか 2/喜多元宏

 「MBAとは」OECDが2010年に世界の大学の評価を実施する事になった。審査基準が未定だが教育のグロバールスタンダードが押し寄せる中で経営管理学の共通言語である「MBA」が正しき認識されていない日本の現状。中国、韓国、インド等と比べてMBAホルダー功罪論に終始し積極的に生かされていない日本企業の危うい将来について論ずる。『フィナンシャル・タイムズ』紙のMBAトップ100校を紹介。



■連載:広帯域超音波探傷とデジタル超音波探傷器(4)
○広帯域超音波探傷の基礎知識2/松山 宏

 広帯域探傷法の基礎知識の続きとして、広帯域探傷装置の減衰係数の大きな試験体への適用上のメリットと注意点、ビームオリエンテーションによるエコーの中心周波数の偏移を、実例を示して説明した。この他、周波数領域応答の測定法を説明した。



■製品ガイド
○赤外線サーモグラフィ/編集部
Grinding Technology Japan 2025 SiC,GaN加工技術展 2025
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