クリーンエネルギー 2008年9月号 PDF版

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クリーンエネルギー 2008年9月号 PDF版

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■特集:太陽電池の技術動向 1
○太陽電池の歴史、原理と種類/産業技術総合研究所/坂田 功

 太陽電池の研究開発の歴史的経緯、動作原理、種類を説明した。太陽電池は半導体接合の光起電力効果を利用した光電エネルギー変換素子で、30年以上研究開発が続けられてきた。現在の課題は低価格化で、そのアプローチが複数あるため、多くの種類の太陽電池が開発されている。

○色素増感太陽電池/桐蔭横浜大学/宮坂 力

 色素増感型太陽電池を、原理と性能上の特長、実用型モジュール製作の現状、そして低コスト化の可能性に焦点を当てて解説し、印刷方式で作るフレキシブルなプラスチック太陽電池の技術、電解液をカーボン材料等で置き換える固体化技術についても紹介する。


■エネルギー事情
○吸収ヒートポンプサイクルを応用した排熱輸送/東京農工大学/秋澤 淳

 吸収ヒートポンプサイクルを応用して排熱を長距離輸送することができる。熱エネルギーを吸収溶液と冷媒の濃度差に変換するので、断熱が不要になり、輸送用ポンプ動力を大幅に削減できる。排熱輸送は冷熱変換だけでなく、温熱変換(排熱の昇温)も可能である。


■テクニカルレポート
○エネルギー環境負荷低減・高期間効率吸収冷温水機の開発/川重冷熱工業/吉岡徹治

 吸収式グリーン制度(05基準)に認定された、高効率ガス吸収冷温水機を紹介する。空調システムの運転実態として使用頻度の高い部分負荷領域と、負荷ピーク時の高負荷運転領域の両方において効率を高めることで、年間を通して高い省エネルギー性を発揮する。

○天然ガスを利用した鉄筋の接合技術/エコウェル協会/高比良 聡

 建築・土木工事における鉄筋の接合に、環境負荷の小さい天然ガスを利用する鉄筋の継手技術を開発した。優れた継手性能に加え、従来技術に比べ二酸化炭素排出量を約60%削減できる、環境性で優位な技術である。
専用の自動制御装置により施工のバラツキを少なくすることができ、施工データの記録機能を備えたことによりトレーサビリティーを持った継手の品質管理を可能とした。

○マイクロセラミックガスタービン/産業技術総合研究所/吉田博夫

 マイクロガスタービン(MGT)は高パワー密度という長所を持つが、熱効率が低い。高効率化へ向け無冷却高温運転が可能な金属・セラミックハイブリッド型MGTを試作し、1000℃を超えるタービン入り口温度で連続1時間以上運転できることを実証した。


■フィールドレポート
○合材工場における木質バイオマスコージェネレーション施設/前田道路/石橋文夫・関口和也・傳田喜八郎

 建設業を取り巻く環境は、ここ数年厳しさを増しており、地球温暖化対策、循環型社会の構築及びコスト縮減を講じなければ、事業の継続は難しい。道路建設資材を供給する弊社東京総合合材工場では、建設副産物のコンクリート塊、アスファルトコンクリート塊及び建設発生土は100%リサイクル化されており、循環型社会に貢献している。さらに、地球温暖化対策として、建設発生木材のリユースとして、我が国で初めて、木質バイオマスコージェネレーション施設の導入で、合材工場に熱及び電力を併給した。現在、本格稼働しており、その概要、特長、稼働状況と今後の課題について報告する。

○燃料転換 廃熱有効利用による省エネ及びCO2削減/小松精練/東 聖一

 石油系燃料に比べCO2発生量が少なく、環境にやさしいクリーンエネルギーとして注目されている天然ガスへの燃料転換設備の気化器に染色工場からの温排水を利用して省エネを進め、CO2の削減を図る。

○製油所におけるガスタービンへの追焚ボイラ導入による省エネ/昭和四日市石油/川上和也

 廃熱回収率の低いガスタービンの廃熱回収ボイラーを追焚ボイラーに変更し、ガスタービン排ガスの熱回収向上を図ると共に、低効率の水管ボイラーを停止し、蒸気発生の高効率化を図った。本稿では、追焚ボイラー導入の経緯、概要及び省エネ効果について説明する。

○ヤマハ(株)豊岡工場の燃料転換とCO2削減/ヤマハ/高須伸康

 当工場では2007年度に、CO2排出量の削減施策として、ボイラ燃料を、それまでのA重油から液化天然ガス(LNG)に全量を転換させた。本稿では、この施策の計画から完了までの取組み及び実際のCO2削減効果について紹介する。

○富士フイルム 吉田南工場の燃料転換とコージェネ導入/富士フイルム/菊池光洋

 富士フイルムは、CO2排出削減を目的に、化学系主要工場への天然ガス導入を順次進めている。2007年4月から国内主力工場の1つである吉田南工場で天然ガス転換を完了した。これにより、吉田南工場のエネルギー使用効率向上し、CO2排出量の15%削減を進めた。

○ビール工場排水からの回収バイオガスを利用したコージェネレーション設備/キリンエンジニアリング/関 靖仁

 キリンビール(株)神戸工場では、ビール工場排水から回収したバイオガスを当初バイオガスボイラで燃焼させ蒸気によりエネルギ回収していたが、省エネ推進とともに蒸気需要量が低下するなどにより余剰バイオガスが発生した。そこでバイオガス式コージェネレーション設備を導入し、全量利用可能なシステムに再構築した。設備の導入経緯・概要・効果について紹介する。

○毎日インテシオの空調計画とコージェネレーション/日建設計/田中宏昌

 本建物は、大阪西梅田地区の既設毎日新聞社ビル人口地盤上部に、2期ビルとしてテナントオフイスを増築した計画である。既設建物の利用や近隣道路などの多くの制約がある中で、テナントビルとして事業性、環境性、更新性について高いレベルで達成することを追及した。

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