検査技術 2008年9月号 PDF版

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■解説
○マルチスケールで信頼性・健全性評価が可能な直流電位差法/岡山大学/多田直哉

 直流電位差法は,き裂や欠陥の存在により材料の見かけの抵抗値が変化することを利用したこれからの普及が期待されている非破壊評価手法の一つである.本解説では,この直流電位差法を用いて評価できるき裂や欠陥の例を示すとともに,本手法によって何が定量的に評価できるかについて概説する。

○部分放電検出による電力機器の絶縁診断装置/九州工業大学/大塚信也

 絶縁破壊の前駆現象である部分放電を検出することで、電力・高電圧機器の品質管理や絶縁診断が行われている。近年では、部分放電に基づくUHF帯の放射電磁波を測定することが検出感度や速応性の観点から注目を集めており、IEC規格化の動きもある。このような絶縁診断技術の動向と考え方および実施例を紹介する。

○鉄道車両の構体および車軸の疲労強度設計とメンテナンス/鉄道総合技術研究所/石塚弘道

 本稿では、主として新幹線電車を対象としたアルミニウム合金製車両構体の疲労設計線図の作成および車軸の疲労強度、設計法とメンテナンスについて述べる。車軸構体では気密荷重に対する疲労強度、車軸ではフレッティングに対する疲労強度が、それぞれの設計において最も考慮すべき点である。

○設備診断システムの検査計画業務への適用/日揮プランテック/前田 純・西俣律朗

 設備診断業務の信頼性向上と網羅的な設備管理計画を行うため、設備台帳・保全履歴管理する「A-MIS」、起こりうる損傷を機械的に抽出する「PREDICT」および保全計画に必要なデータを一元管理し保全計画を立案する「FDMS」を開発した。本稿にて、これらシステムの機能と検査業務への適用事例を紹介する。

○電子分光用走査型トンネル顕微鏡/理化学研究所/花栗哲郎

 走査型トンネル顕微鏡は、試料の表面構造を原子分解能で可視化できるだけでなく、トンネル分光法を併用することで、電子状態も可視化できる。本稿では電子分光用走査型トンネル顕微鏡に必要な要素技術について述べ、高温超伝導体への応用例を紹介する。

○トライボロジーを活用した潤滑診断法の実機適用/トライボテックス/川畑雅彦

 摩耗は、油膜が切れれば発生し、油膜が健全であれば極めて少ない。トライボロジーを活用した潤滑診断法は、潤滑状態の「証人」と言える摩耗粒子などを評価パラメータに設備状態を非分解で評価し、点検周期の延伸化などに役立つ新しい診断技術である。

○アンカーボルト腐食(診断システム)「DAB-1」の開発/日本工業試験所/山口清志/ネクスコ東日本エンジニアリング/境 道夫/中日本ハイウエイ・エンジニアリング東京/遠渡雅也

 道路・道路橋に設置されている照明柱、標識柱を固定しているアンカーボルトの腐食減肉量を測定できる測定機器「DAB-1」を開発した。「DAB-1」は取扱いが簡単で調査費用・調査時間が節減でき、かつ調査結果を評価して劣化診断や取替時期の推定が可能である。


■技術トピックス
〔土木〕
○岸壁・護岸背面地盤の空洞、ゆるみ調整法/東亜建設工業/大野康年

 従来の物理探査法では困難であった岸壁・護岸背面地盤の空洞・ゆるみ調査法を開発した。本調査手法は、電磁波探査に原位置試験を併用して空洞・ゆるみ域を評価することで地下水以下の調査を可能にした。本文では、調査法の概要と試験調査結果について記述した。

〔食品〕
○近赤外分光分析を用いた農産物非破壊内部品質センサ/雑賀技術研究所/重藤和明

 農産物の内部品質を非破壊で測定する技術は、精密農業が推進されている現在特に重要な流通技術の一部となってきている。オンラインの検査装置の特徴、統計的な演算手法、部位別検査技術を用いた農産物内部品質検査の現状を実例を交えて紹介する。

〔材料〕
○超音波TOFD法の応用技術と適用/神鋼検査サービス/竹裏英之・福島盛弘・長濱憲之・西明ゆう子

 超音波TOFD波は、溶接部で発生するきずの精密検査に主に使用されている。しかし複雑形状の検査対象の場合、従来のTOFD法では限界があった。本文ではその課題点と改善した応用技術、適用事例について述べる。


■検査機器
○回転機器の振動測定/昭和測器/鵜飼俊輔

 振動には乗り物の振動、建物の振動、機械(モータ、送風機、エンジンなど)の振動、衝撃(衝突、爆発など) 振動、アコースティックエミッションがある。安全と快適を経済的に達成するためには、これらの振動を正確に知る必要があり、その目的も研究開発、設備の常時監視や診断、製品の品質検査などさまざまである。ここでは、ポータブルバランサMODEL-7200Aを用いた回転機器の振動測定の方法を紹介する。


■連載:広域帯超音波探傷とデジタル超音波探傷器 1
○超音波に関する一般的な基礎知識1/松山 宏

 超音波探傷の一般的基礎知識として、超音波の定義、超音波の振動モード、音速、周波数と波長、反射と屈折、パルスと連続波などに関して説明した。特にパルス及び連続波に関しては、広帯域探傷の理解を助けるために詳しく説明した。


■製品ガイド
○渦流・磁気・浸透探傷/編集部
Grinding Technology Japan 2025 SiC,GaN加工技術展 2025
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