検査技術 2008年6月号 PDF版

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検査技術 2008年6月号 PDF版

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2,000 円(税込)
■解説
○非破壊AE計測に基づく老朽化パイプラインの水密性能照査法の開発/日本大学/鈴木哲也/日本水工コンサルタント/藤田 茂・伊藤久也

近年、社会基盤設備の維持管理の必要性が見直されることに伴い、既存施設の補修・改修による更新事業が各地で進められている。本論では、現状において補修後の効果検証が十分に行われていない配管施設を対象に、既存施設から発生する弾性波を非破壊計測することにより、補修効果の定量的評価を試みた結果を報告する。弾性波計測は、AE法を用いて流況の異なる条件下で行なった。その結果、流況や漏水現象とAEとの関係が明らかになり、定量的評価にAEパラメータ解析の有効性が明らかになった。

○乾電池で動作する超小型電子加速器/産業技術総合研究所/鈴木良一

単三乾電池で動作しシステム全体を片手で容易に持ち運びできる超小型電子加速器を開発した。これは、100keV以上の高エネルギー電子ビーム及びX線を発生でき、可搬性が高いことから、作業現場の狭所で使う非破壊検査用X線源として期待される。

○パイプライン工事の検査と問題点/東洋エンジニアリング/大谷拓男・大槻雅人

東洋エンジニアリング(株)が、海外で施工したパイプランイン建設プロジェクトから、基本工事工程と適用検査技術を紹介する。また、国内で同様のパイプラインを施工する場合に問題となるであろう、現状のTOFDのCode case採用を許可すべく規制緩和を提案するものである。

○ガイド波を用いた配管腐食検査技術の動向/JFEエンジニアリング/大谷靖弘

一度の計測で数十メートルの検査を可能とするガイド波を用いた配管腐食検査技術は、既設配管を効率的に診断できる技術として期待されている。本報では、技術の概要や現状の課題について述べるとともに弊社が開発した配管壁貫通部腐食診断技術について紹介する。

○塗膜下の金属腐食診断装置/大日本塗料/永井昌憲

塗膜下金属腐食診断装置は、塗膜および塗膜下金属の劣化を電気化学的に測定する装置で、目視で発見される前に構造物の危険を察知することができる。

○鉄道車軸の超音波探傷技術/住友金属テクノロジー/石原道章

重要保安部品のひとつである鉄道車軸の超音波探傷を自動化した装置の最近の事例を紹介。中空軸、中実軸それぞれに対応した探傷方法、探触子、信号処理方法に関して、その概要を示す。

○高調波測定によるオーステナイト系ステンレス鋼の疲労損傷度評価/非破壊検査/松原重行

オーステナイト系ステンレス鋼の疲労損傷度の非破壊的測定を目的として、超音波伝播特性、とくにその第3高調波に注目した実験と解析を行った。その結果、第3高調波振幅の疲労に伴う変化傾向を説明し、第3高調波を利用した疲労損傷度の非破壊評価の可能性を見出した。

○圧力設備の溶接補修に関する法規と規格/ロイド・レジスター・ジャパン/平井征夫/山本技術士事務所/山本栄一

プラント圧力設備における供用中の溶接補修に関する国内法規および国内外の関連規格について概説した。民間の
規格の法規への取込が急務である。溶接補修施工法指針については溶接協会化学機械溶接研究委員会で作成中である。


■技術トピックス
〔情報・電子〕
○こめかみの動きでスイッチ操作/大阪大学/谷口和弘・西川 敦・宮崎文夫

本稿は光学式距離センサにより非接触で測定したこめかみの表皮の動きを機器制御に利用する常時装用入力装置について述べたものである.本入力装置は使用者が機器操作を目的として意識的に行った奥歯の噛締めよるこめかみの動きに対応して機器操作を行う。

〔材料〕
○鋼板やコンクリートなどの表と裏の位置あわせ装置の開発/東京理学検査/長嶋功一

現在、壁や床に穴を開ける際、鉄筋や電配管などを傷つけないように、エックス線による内部調査が行われている。その際、裏面に貼るフィルムの位置合わせは苦労が多い。溶接部の内部調査も同様である。それらの苦労を少しでも多く改善し、コンクリートから鋼板までの幅広い位置あわせ測定を可能にする装置を紹介する。

○超高真空用配管とその接合・接続/バックス・エスイーブイ/黒河内智

超高真空用配管と、その接合・接続技術は外部からの空気漏れを防ぐことのみに特化すればよいと思われがちだが、超高真空装置の運用において特徴的な種々の要求事項をクリアしつつ、それ自体からの気体放出を低減することが重要である。

〔プラント〕
○現場適用型新検査技術(非破壊検査)の開発/東京エネシス/金川鐘泰

高経年化を迎えた発電プラントの運転を安全に継続するには、適切な点検、補修、取替え等による保守管理が不可欠であり、停止中、運転中を問わずタイムリーな検査が必要になる。発電設備に対し従来できなかった未点検部位及び運転中にできる検査手法を見出し、適用することは重要なことである。


■検査機器
○ポータブル工業用内視鏡「Mitool」/チノンテック/伊東秀樹

同社が光学部品、光学ユニットメーカーとして長年培ってきた技術を応用して製品化したポータブル工業用内視鏡を紹介する。製品はワンハンドオペレーションが可能で、見る機能と静止画記録機能を備えている。


■随筆
○たたら製法の玉鋼 工場見学記/近藤 識

工業の分野・材の世界でエンジニアが最も興味を持つ分野の技術に日本刀の製作材料「玉鋼」がある。砂鉄約10トン、木炭約12トンを使用して約3トンの鋼の原料を作る。3日3晩の心身をすり減らした作業の集大成である「たたら吹き玉鋼」の現場を見学した。


■製品ガイド
○工業用巻内検査機器
■製品ガイド
○厚さ計・膜厚計
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