環境浄化技術 2008年5月号 PDF版

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■特集1:最新の下水汚泥メタン発酵システム
○下水道のバイオガスによるエネルギー利用/国土交通省/三宮 武

下水汚泥は国民生活や社会活動に伴い必ず発生し、量・質ともに安定したバイオマスである。下水処理場で発生しているため、新たな収集エネルギーを必要としない集約型バイオマスであり、主にエネルギーの需要地である都市部において発生する都市型バイオマスの特長を有している。このため、利活用に適したバイオマスであるといえる。

○下水汚泥の有効活用によるエネルギー回収/日本下水道事業団/植田達博

2005年にまとめられた「下水道ビジョン2100」の中で、下水道の有する資源の回収・有効活用を積極的に推進することが盛り込まれている。実際に、下水処理施設の運転に必要な電気等のエネルギー使用量を削減するために、省電力型の機器・システムの導入が進みつつあり、また下水処理の過程で発生するガスや汚泥に含まれるエネルギーを回収し、未利用エネルギーから使える形態のエネルギーを創出することも徐々にではあるが実用化されている。本稿では下水道におけるエネルギーポテンシャルとエネルギー回収技術の開発動向等について述べる。

○下水汚泥のメタン発酵促進技術/タクマ/土井知之・宍田健一・春木裕人

当社では汚泥の嫌気性消化プロセスの効率化を目指し、一連の技術開発を実施してきた。本稿ではそれらのうち、メタンリッチシステム、可溶化処理システム、低動力で汚泥濃縮が可能なドラムスクリーン汚泥濃縮機を紹介する。

○担体充填型高速メタン発酵システム/メタウォーター/森 豊・佐々木康成・梅本真鶴・石川冬比古

メタン発酵によるバイオガス化はバイオマス再資源化の有力な方法の1つである。当社では従来より高速処理(滞留時間:4~5日程度)が可能なメタン発酵システムの開発を行っており、現在実用化に向け実証実験を実施中である。本報では、開発技術の内容と各種廃棄物で行った実証試験の結果について報告する。


■特集2:窒素排水処理技術の最新動向
○窒素・燐に係る排水基準の動向と今後の展望/環境省/渋谷 豊

湖沼および内湾、内海等の閉鎖性水域においては、これまで排水基準による排水規制や水質総量規制の実施など、水環境の改善に向けて各種施策が実施されてきたが、一部の水域では未だ望ましい水環境が達成されていない状況にある。今後、閉鎖性水域のさらなる環境改善を図るため、いくつかの施策の実施または検討が必要である。

○窒素排水処理技術の最新動向/熊本大学/古川憲治

本稿では窒素除去に関する概念を大きく変え、これまでにない低コストの窒素除去が可能となる「嫌気性アンモニア酸化(anammox)」に焦点をあて、その発見の経緯、anammoxの前処理として必要になる部分亜硝酸化処理、部分亜硝酸化とanammoxを1つ槽で行う一槽型アンモニア除去法について最新の研究開発状況を紹介する。

○実用化段階に来たAnmmox(R)プロセス/栗田工業/徳富孝明

無酸素条件下でアンモニアと亜硝酸から窒素ガスを生成するanammox反応が最初に報告されてから13年あまりが経過した。本反応を利用した実規模設備も、ここ数年の間にヨーロッパを中心として稼働を始めており、本格的な実用段階に入りつつあるといえる。本稿ではanammox反応を利用した窒素除去方法の概要と、国内初の実規模設備として稼働を開始している半導体工場への適用例について紹介する。

○硝化細菌の高密度固定化/住友化学/中村洋介

1990年代後半に石炭焼却灰を用いて微生物(活性汚泥)を凝集させることによる硝化細菌の高密度固定化手法を確立した。その高密度固定化技術の活用手段として、窒素排水処理装置を開発する方向性が考えられるが、一度培養すれば大量の硝化細菌を得られ、しかもある程度保存がきくという特長を生かしたバイオオーグメンテーション(微生物添加による汚染環境浄化)への利用について検討した結果も紹介する。

○担体固定化法による脱窒リアクター/新東ブレーター/前田義人・河野洋一郎

工場排水中の亜硝酸・硝酸体窒素濃度は濃度規制ではあるが、健康項目での規制であり、排水量の多寡にかかわらず特定工場全てが規制対象となっている。当社では特殊なコーティングを施した固定化担体を採用した亜硝酸・硝酸体窒素の脱窒素装置をお届けし、評価を頂いているのでこれを紹介する。

○硫黄酸化脱窒細菌による窒素処理技術/日鉄環境エンジニアリング/山本一郎・小島修一・小出寛子

現在、排水中の窒素を処理するために、様々な処理法が提案されている。当社では新日鐵化学(株)の硫黄カルシウム剤「バチルエース」を用いた生物学的脱窒方式に着目し、ライセンス契約を結び販売権を取得した。本稿ではこの「バチルエース」について、その処理原理や性能、実施例、今後の展望などについて紹介する。


■解説
○ポリ乳酸の循環利用/九州工業大学/西田治男

■製品技術
○竪形風力選別機/クボタ/藤橋久志・石窪大輔
○不燃夾雑物に最適!再資源化めざすアスベスト無害化/ラジカルプラネット研究機構/眞目 薫

■シリーズ:安全でおいしい水への取り組み
○水道水を直接飲むことの意義/武蔵工業大学/長岡 裕

本論ではこれまで実施してきた水道水に関する調査結果を紹介しながら、飲料水としての水道水をめぐる現状を考察し、水道水を直接飲むことの社会的な意義について考え、さらに今後成すべきことについて論ずる。


■連載:海外でのプラント建設経験5
○ナイル河と共生する5千年の歴史を持つエジプトのボイラ建設経験/若村保二郎

■連載コラム
○組織と人々/山口真奈美

■News & Products
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