/日本工業出版(株)/

超音波フェーズドアレイシステムは、溶接部のクラック検出などで複雑な形状を可視化することができ、従来の超音波探傷にない利点があります。活用される分野も電力、石油化学、パイプライン建設・メンテナンス、一般製造業等、広がりつつあります。本冊子は、このフェーズドアレイについて、基礎的な応用を解説しています。これから超音波フェーズドアレイシステムの導入を検討するユーザーや、技術者教育の一助としてご活用ください。
実技・応用編と併せてご利用ください。

■編集:検査技術　編集部
■監修:
エビデント/堀井崇史
エフティーエス㈱/板垣正夫
㈱KS-NET/後河内薫
ポニー工業㈱/砥嶋浩彰
㈱KJTD/ 西谷　豊
ダイヤ電子応用㈱/深谷義弘
日本ベーカーヒューズ㈱/中川真一
日本マテック㈱/松島　勤

B5判　48頁
2023.08.01

■目次

第1章 超音波フェーズドアレイ技術と動向
1-1 歴史的背景
1-2 技術一般動向
1-3 適用の目的
1-4 規格化、標準化の動向

第2章 超音波フェーズドアレイ技術の基礎
2-1 超音波探傷の基礎
2-2 超音波フェーズドアレイ技術の基礎
2-3 探触子と装置
2-4 走査パターンと出力

第3章 装置使用上の留意点
3-1 音場の基本的な挙動
3-2 妨害エコーと対策

第4章 開口合成
4-1 開口合成とは
4-2 開口合成の原理
4-3 開口合成の特徴
4-4 超音波フェーズドアレイとの違い
4-5 利用時の注意点
4-6 まとめ

第5章 広がる適用分野
5-1 フェーズドアレイ技術の適用分野と事例
5-2 水車ステーベーンへの適用例
5-3 炉心シュラウド(原子力)への適用例
5-4 複合材料(CFRP)への適用例
5-5 黒鉛材(グラファイト)への適用例
5-6 鋼製橋脚溶接部(橋梁)への適用例
5-7 電子部品(IC)への適用例

第6章 超音波フェーズドアレイ用語集
コラム 理解度チェック○×問題解答