クリーンテクノロジー 2023年7月号

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L2307

クリーンテクノロジー 2023年7月号

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■特集:食料事情を支える新技術 植物工場と代替たんぱく3
○臓器間相互作用を用いた培養肉の細胞培養技術
/インテグリカルチャー(株)/落合敏郎・佐藤佳寿子・新谷圭佑・樋口貞春・川島一公
世界的な人口増加により、今後の新興国の経済発展も影響して世界的にタンパク質の供給が不足すると予測されている。当社では、その対策として、臓器間相互作用を用いて血清代替成分を作り出し細胞を培養する技術(CulNetsystem:カルネットシステム)を開発した。本稿では、当システムの内容と現状、今後の対応等について紹介する。

○植物工場における光環境制御の応用
/玉川大学/大橋(兼子)敬子
人工光植物工場は天候に左右されない植物生産を行えるが、維持コストの高さが問題である。問題の解消には付加価値植物の生産が挙げられる。付加価値植物とは多くの場合、植物の抗酸化物質濃度、精油や薬効成分などの二次代謝産物の濃度を向上させた植物のことを指している。これらの有用物質の濃度を向上させるには、光環境や温度環境を調節するなどの環境制御による方法、遺伝子組み換えあるいはゲノム編集などの遺伝子操作による方法がある。本稿では、環境制御に的を絞り特に光環境制御による付加価値植物の生産に焦点をあてて議論を展開する。始めに光環境制御によるリーフレタスの品質制御について紹介し、次に、UV-A照射によるビンカアルカロイドの高効率生産について紹介する。

■特集: 医薬品製造に貢献する製品と技術
○改定PIC/SAnnex1のインパクト
/(株)エアレックス/川﨑康司/Critical Systems Ltd/Gordon J. Farquharson
本改訂のトピックスはCCSである。微生物汚染管理の戦略の策定が正式に義務付けられたことになる。本稿では、背後にある潜在的なリスクに対し科学的な対応が必要となるため、そのいくつか方法について紹介する。

○ケミカルハザードに対応したキャビネット
/日本エアーテック(株)/大塚陽介
本稿では、ケミカルハザードに対応した設備の選定方法とケミカルハザード対策用キャビネットの気流および構造と、安全キャビネットによるケミカルハザード物質の取り扱いについて紹介する。

■解説
○感染対策に配慮した空調換気システムStelaUVCの開発
/鹿島建設(株)/鈴木幸人
本稿では、新型コロナウイルスの感染対策として、深紫外線LEDを利用したビル向けの空調換気システムを開発することを目的に、各種検討を行った結果を紹介する。

○住宅におけるエアロゾル感染制御のための換気方法
/北海道大学/林 基哉
住宅内のエアロゾル感染予防のため、感染者が使用する寝室から他室へのエアロゾル拡散を抑制することが望まれる。本稿では、住宅内の感染リスクを、エアロゾル拡散実験とウイルス濃度試算によって評価し、換気方式を踏まえたエアロゾル拡散対策の要点を紹介する。

○消臭繊維を用いた悪臭除去
/お茶の水女子大学/雨宮敏子
悪臭を除去する消臭繊維について概説を行う。本稿では、においに関する基本的事項、消臭機能の繊維への担持方法とその利点、悪臭除去機構について述べるとともに、筆者が研究する遷移金属の酸化作用を用いた消臭布を紹介する。

○水分散有機ナノ結晶を用いた塗布型有機EL素子
/奈良先端科学技術大学院大学/水野 斎・甚上知美・柳 久雄/(国研)産業技術総合研究所/佐々木史雄
液相成長法により5,5'-bis(4-biphenylyl)-2,2'-bithiophene(BP2T)からなるナノ結晶を作製し、約150〜1,000nmサイズのナノ結晶を得た。BP2Tナノ結晶を発光層に用いた有機EL素子を作製した結果、250〜750cd/m2の輝度値が得られた。

○歴史から学ぶ電気自動車の在り方
/慶應義塾大学/田中 茂/STPartners/原 朋子
電気自動車の過去の歴史を紹介し、100年以上に渡る内燃機関のガソリンエンジン自動車の普及と発展から、何故、現在、電気自動車へ転換するのかその意味を理解し、一つの産業革命に匹敵する移動手段の技術革新への展望について検討する。

○Well-beingの視点から見た「食による予防医学」
/早稲田大学/矢澤一良
近年、世界レベルで取り上げられている概念である「Well-being」が、単なる健康だけではなく「幸福感」も含めた考えが提唱されている。本稿では、「Well-being」を身体と脳と心の健康をもたらす食と栄養の視点で概説する。

○ごみクレーン操作の自動化により効率的・安定的な運転管理を実現
/三機工業(株)/柴田一栄
24時間運転のごみ焼却炉におけるごみクレーンの自動運転を、AIによって高度化。ごみの種別、貯留量を自動で判別する「AIごみクレーンシステム」を実設備に導入して効率的・安定的な運転管理を実現。

○大和ハウスグループのカーボンニュートラルへの挑戦
/大和ハウス工業(株)/小山勝弘
2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、いち早くRE100に参画し再エネ100%での事業運営を目指すとともに、顧客と連携してZEHやZEBの普及を進める大和ハウスグループ。本稿では、モノづくり、まちづくりの両面から取り組む、同社の「カーボンニュートラル戦略」について、事例を交えて紹介する。

○排気フードの性能を改善させる噴流式排気補助装置
/(株)朝日工業社/村上栄造・河野仁志
内側側面から空気を噴出して、周辺空気を吸引しながら収束し上昇させる排気補助装置を開発した。本稿では、実験およびCFD解析による排気補助装置の特性調査の結果を紹介する。

○半導体の生産性向上に貢献する2製品
/(株)堀場エステック/本田興平・笹倉一志
キャノピー型排気フードの捕捉性能改善として、凹型吹出口の高品質な半導体を安定的に生産するためにチャンバー内の真空状態をより精緻に管理・制御することが求められている。本稿では、真空状態の管理・制御に貢献するガス成分監視に最適な四重極形質量分析計「MICROPOLE system QLシリーズ」、ウエハ裏面圧力制御システム「GR-500」2製品を紹介する。

○高薬理活性医薬品製造施設の二次封じ込め用ミストシャワー室の検討
/(株)日立プラントサービス/末松孝章・加藤宏明
高薬理活性医薬品製造施設における脱衣前の防護服の湿潤化に用いられるミストシャワー室について、(1)ウェットダウン時の防護服素材の薬塵保持性と、(2)微細ミスト噴霧が空調に与える影響を調べたので紹介する。

○GMP入門の基礎知識1
/バリデーター(株)/谷口志郎
GMP省令が国際整合性の確保、医薬品が誕生してから終結するまでの間に継続的に実施すべきリスク管理手法の導入、経営陣を含む組織全体のあり方、製造所の製造実態と製造販売承認書の齟齬としての不正問題の発覚等、国際的な状況と国内事情を踏まえ令和3年8月1日改正GMPとして施行された。本稿では、GMPを主体に医薬品の開発から製品を市場に提供するまでの薬事全般について記載した。

■製品紹介
○製薬市場向けISO29463対応エアフィルタ
/日本無線(株)/関 和也
Grinding Technology Japan 2025 SiC,GaN加工技術展 2025
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