超音波テクノ 2023年05-06月号

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U2305-06

超音波テクノ 2023年05-06月号

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■特集:超音波等を適用したプラントの保守検査1
○材料組織の均一性を評価するための超音波伝播解析
/大同特殊鋼(株)/森永 武/名古屋工業大学/伊藤 智啓・稲垣 昴・中永 和樹
金属材料組織の均一性を考慮した超音波伝播解析法を開発した。酔歩(ランダムウォーク)アルゴリズムで作成した材料組織モデルの均一性を定量化し、その組織の均一性と粒界散乱強度の関係を明らかにした。

○深層CNNによるレーザ超音波可視化試験における欠陥検出と位置推定
/群馬大学/中島 未椰・斎藤 隆泰・加藤 毅
レーザー超音波可視化試験における欠陥検出と位置推定のために再構成した深層畳み込みニューラルネットワークを紹介する。

○据え込み鍛造材内の大ひずみ塑性域の非線形超音波画像化
/(有)超音波材料診断研究所/川嶋 紘一郎/名古屋市立工業研究所/杉山 周平・深谷 聡/インサイト(株)/榎本 実
従来超音波法で画像化できない、据え込み冷間鍛造材内の大ひずみ塑性域を非線形超音波法を用いて可視化し、大高調波振幅部において結晶粒組織変化、およびEBSD像の顕著な変化が生ずることを確認した。

○微小材料の温度プロファイリングのための超音波サーモメトリの開発
/長岡技術科学大学/吉田 龍立・和田 眞治・高橋 智・和田森 直・井原 郁夫
微小材料の内部温度計測・モニタリングに適用可能な、空間分解能と時間応答性に優れた超音波サーモメトリについて、その有効性を検証した結果とともに紹介する。

○空中超音波フェーズドアレイによりセメントに励起された表面波の非接触イメージング
/日本大学/大隅 歩・清水 鏡介・伊藤 洋一
非接触非破壊検査技術の一つに空中超音波を利用する方法がある。本稿では、その一例として、空中超音波フェーズドアレイを採用した弾性波源走査法による非破壊検査の応用として、比較的減衰の大きいセメント硬化体の擬似空隙欠陥イメージングについて紹介する。また、合わせて強力音波の非線形性を利用したハーモニックイメージングについても紹介する。

○鋼製の石油タンク内面に施工されるガラス繊維強化プラスチックの音速による防食性推定手法に関する研究
/消防研究センター/徳武 皓也
ガラス繊維強化プラスチック(GFRP)の性能は、経年劣化に伴い低下する。本稿では、内面に防食用のGFRPが施工された鋼製の地下貯蔵タンクを対象とした、超音波の音速による定量的防食性推定方法について紹介する。

○超音波法によるコンクリートのひび割れ深さおよび傾斜角度の推定に関する提案
/ものつくり大学/森濱 和正・澤本 武博
コンクリートに生じた直角ひび割れ、斜めひび割れの深さと傾斜角度の推定について検討した。ひび割れ深さには直角回折波法、傾斜角度には直角回折波法を改良した「二円法」を適用することを提案した。

○AI手法を用いた打音法に関する研究
/佐藤工業(株)/黒田 千歳・歌川 紀之
トンネルや橋梁などのコンクリート構造物の第三者被害を防止するため、「叩き点検」が用いられている。この点検は、判断のため熟練者の経験を要するもので客観的とは言い難かった。我々のグループでは、機械学習の手法を用いていくつかの大きさと深さの空洞を持つ欠陥試験体の学習を行い、一度の打撃による欠陥の広さと深さの推定を行う方法を開発している。本稿では、その方法と実際の構造物に適用した結果について紹介する。

■特集:臨床現場での活躍が期待される医用超音波検査技術2
○検診発見での甲状腺癌の扱い
/福島県立医科大学/志村 浩己
近年、世界的に甲状腺癌の偶発的発見の増加が指摘されている。本稿では、本邦において行われている過剰な診断・治療の抑制対策において重要な甲状腺癌のリスク評価と穿刺吸引細胞診の実施基準について紹介する。

○僧帽弁閉鎖不全症における運動負荷エコー
/小倉記念病院/梅田 ひろみ
運動負荷エコーは、症状と重症度に乖離のある僧帽弁閉鎖不全症において運動による血行動態の変化で隠れていた病態が明らかになり、適切な治療方針に導く重要な検査である。運動による不安定な画像で、正確な情報を得るためには、評価すべき項目の指標を整理し、描出断面・優先順位を決めて検査に望むことが重要である。

○乳腺超音波検査におけるAI診断システムの開発
/慶應義塾大学/石川 結美子・林田 哲・北川 雄光
我々は、AIによる乳房超音波検査診断システムであるMETIS-EYEを開発した。良性と悪性の判別アルゴリズムとBI-RADS3以下と4a以上を分類するアルゴリズムで学習を行い、システムを確立した。

○この所見を見逃すな!!-症例から学ぶ大動脈疾患
/徳島大学病院/松本 力三・西尾 進
大動脈疾患は、ときに緊急性の判断を誤ると致死的な転帰を辿ることがあり、我々検査者は正しい病態把握と画像診断が求められる。本稿では、胸部大動脈に限定し、超音波検査が診断に有用であった症例を3例提示し、その診断のポイントについて紹介する。

○知っておきたい乳癌術後の超音波検査
/埼玉医科大学国際医療センター/式田 秀美
乳癌術後の超音波検査をする上で、臨床検査技師の立場から、乳房の術式や術後の変化、および再発病変を図や症例を呈示しながら、知っておきたいポイントを紹介する。

○大動脈弁狭窄症に対する負荷心エコー図検査
/心臓病センター榊原病院/土岐 美沙子
大動脈弁狭窄症(AS)の診療において心エコー図検査が中心となって診断の役割を担っている。症状の有無やマルチモダリティ診断と合わせて介入のタイミングを含めた診断に導く必要があり、AS重症度評価や予後予測評価に負荷心エコー図検査が有用である。

○アキレス腱エコーによる家族性高コレステロール血症の診断
/社会福祉法人三井記念病院/和田 理
家族性高コレステロール血症(FH)は、アキレス腱肥厚を臨床的特徴の一つにもつ遺伝性疾患である。FH診断に際し、正確な腱厚計測が可能な超音波検査(アキレス腱エコー)は、FHスクリーニングの有用な検査法になり得る。

■解説
〔医用超音波〕
○空間変調を利用する単一振動子による3次元超音波イメージングにおける画質改善
/東京都立大学/田川 憲男・ムハンマド サリヤヂ/
最近、単一振動子とランダムマスクを利用する3次元画像化手法が提案されている。本稿では、我々がアレイ振動子に対して提案している適応サブバンドコンパウンドのこの単一振動子システムへの適用結果を紹介する。

〔非破壊検査〕
○トポグラフィック導波路を伝搬する超音波による微小欠陥の検出
/(国研)産業技術総合研究所/佐藤 治道・小木曽 久人
軸受ローラの精密ジグの検査法の開発を行っている。精密ジグの形状はトポグラフィック導波路になっているため音場が複雑になる。本稿では、そこに発生する音場の可視化を行い、レーザー超音波法で欠陥の検出が可能であることを紹介する。

■本の紹介
○“Ultrasonics:Physics and applications”の紹介
/明治大学/崔 博坤
Grinding Technology Japan 2025 SiC,GaN加工技術展 2025
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