光アライアンス 2023年6月号

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光アライアンス 2023年6月号

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■解説
○肺癌に対する光線力学的療法の現状と課題
/旭川医科大学病院/佐々木高明・木田涼太郎・南 幸範・大崎 能伸
肺癌に対する光線力学的療法は、中心型早期肺癌と癌による気道狭窄に保険適応がある。本稿では、肺癌におけるPDTの優位性や治療成績、さらに末梢小型肺癌に対する経気管支鏡的なPDTの治療成績などを紹介する。

○柔軟マクロ多孔体を用いた光学式触覚センサ
/(国研)物質・材料研究機構/早瀬 元
数μmの骨格をもつ柔軟なモノリス型多孔体(塊状多孔質材料)を圧縮すると、内部でミー散乱に変化が生じる。従来材料とは異なる原理を利用して簡易光学式触覚センサーを作製した。

○レーザー3Dプリンタによるニッケル単結晶の造形法開発
/(国研)物質・材料研究機構/北嶋 具教
照射面強度分布が一様なフラットトップレーザを使い、粉末3Dプリンタでニッケル単結晶を造形する技術を開発した。近年の飛行機エンジンは多くの部品が3Dプリンタで製造されており、耐熱強度に優れる単結晶の3Dプリンタ部品の実用化が期待される。

○ドローンと有人ヘリの機体間通信による自律接近回避技術
/(国研)情報通信研究機構/松田 隆志・三浦 龍・単 麟・越川 三保・松村 武
当機構では、安全なドローン運用を行うための通信技術の開発を行っている。本稿では、ドローンが有人ヘリと空域を共有するケースにおいて、互いの位置情報を把握し接近を回避する手法について紹介する。

○肺癌に対する光線力学的治療法(PDT)の発展と今後の展望
/東京医科大学茨城医療センター/古川 欣也・小野祥太郎・田中 健彦・後藤 悠史・中嶋 英治/東京医科大学/池田 徳彦
現在、光線力学的治療法(PDT)が多くの臓器の疾患に対して臨床応用されている。肺癌に対するPDTの開発は、1978年より東京医科大学で研究が開始されたことが幕開けとなったが、今年で45年を迎えるにあたり、肺癌のPDTの発展の歴史、および今後の展望について紹介する。

○喉頭乳頭腫に対するグリーンレーザーを用いた外来日帰り内視鏡下手術
/杏林大学/齋藤康一郎
喉頭乳頭腫は、再発・多発を繰り返し、気道の問題や嗄声により、患者QOLを著しく障害する。低侵襲な日帰り手術が求められている現状において、我々は光凝固療法(photoangiocoagulation)のコンセプトによる治療のツールとしてグリーンレーザーを用い、腫瘍の制御と喉頭機能の温存を両立した良好な成績を得ている。

○アクリル板と水による低コスト・低環境負荷なガラス研磨プロセスの開発
/東京大学/郭 建麗・三村 秀和
よく目にする普通のアクリルの表面に研磨に適している特性があることを発見した。この特性を利用し、アクリル板と水のみによるガラス表面の原子レベルの平坦化を実現した。極めて低コストかつ低環境負荷な研磨法であり様々な光学材料の研磨に応用できる。

○抗菌的光線力学療法(antimicrobial photodynamic theraphy:a-PDT)のタンパク質分解能について
/鶴見大学/松島 友二・長野 孝俊・八島 章博・五味 一博
これまでの抗菌的光線力学療法(antimicrobial photodynamic theraphy:a-PDT)の研究は抗菌性についての研究がほとんどであり、a-PDTの歯周ポケット内への応用時に硬組織である歯根表面に与える影響についての検討は少ない。さらに、抗菌性を発揮するにあたり考えられる有機質の分解能についての研究も少ない。本稿では、a-PDTの抗菌性とタンパクの分解能について紹介する。

○レーザー加工初期過程からのテラヘルツ放射
/横浜国立大学/片山 郁文/(地独)神奈川県立産業技術総合研究所/玉置 亮/(株)ニコン 浅井 岳・瀧川 雄一
フェムト秒レーザー加工は熱の影響を避けて精度よく加工できる技術として、近年注目されている。本研究では、その初期過程における電荷分離がテラヘルツ領域の電磁波を放射し、その波形が加工の有無と相関することを明らかにした。

○歯科感染症における抗菌光線力学療法(a-PDT)
/朝日大学/辰巳 順一
歯周病の原因菌を化学的に減らす抗菌光線力学療法(a-PDT)は、繰り返しの使用でも耐性菌の出現や併発症が起きにくい反面、その有用性が明確でない。本稿では、a-PDTの有効性と将来性について紹介する。

○咽喉頭病変に対する光凝固手術
/京都大学/岸本 曜
波長が500nm台のレーザーを用いた光凝固手術は、周囲組織へのダメージを最小限に抑えながら粘膜下の血管を選択的に凝固することが可能であり、種々の咽喉頭病変の縮小・消失が期待できる。

○ガスクラスターイオンビーム励起による表面反応と原子層エッチングへの応用
/兵庫県立大学/豊田 紀章
数千個のガス原子・分子集団であるガスクラスターイオンビーム(GCIB)は、数eV程度の超低エネルギーイオンにも関わらず高密度のエネルギーを表面に与えるため、低損傷かつ低温で表面反応が促進される。我々はGCIB照射の特長を生かし、原子層エッチング(ALE)への応用を検討している。本稿では、反応性分子として有機酸やジケトン分子を吸着させ、その表面にGCIB照射を行うことによる表面反応促進と、原子層エッチングへの応用を紹介する。

○食道がん細胞におけるPorphysome-PDTの有用性
/鳥取大学/神田 努・濱本 航・枝野 未来・磯本 一
食道がん細胞株に対し、Porphysome-光線力学的療法(PDT)をinvitroで実施した結果、従来のVerteporfin-PDTとは異なり、複数の細胞株に対しても同様の治療効果が確認され、Porphysomeが次世代の光感受性物質として有望な候補であることが確認された。

○前立腺肥大症に対するレーザー治療
/九州中央病院/出嶋 卓・宋 裕賢・正岡 寛之・佐藤 嘉晃・関 成人
前立腺肥大症のレーザー治療には多岐にわたるデバイスが応用可能である。このうちレーザー蒸散術は、良好な治療成績とともに、術中の出血コントロールが良好で手技習得も比較的容易なため、世界的にも普及している。
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