画像ラボ 2023年6月号

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Ga2306

画像ラボ 2023年6月号

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■解説
〔外観検査認識・検出〕
○試薬中の異物を検出する動画像処理システム
/大阪工業大学/小林 裕之
試薬バイアルの中に混入した異物を検出する画像処理システムの試作について紹介する。ここで対象とする異物は繊維状のホコリのようなもので、光の反射のようにも見えるため静止画像からは検出が難しい。そこで筆者らは液体を撹拌した状態での動画像処理を行った。その際の画像処理の手法には比較的コンベンショナルなものの組み合わせを用い、OpenCV[1]で実装した。紹介する事例は筆者が企業への学術指導というかたちで、最終的に企業側に技術の習得を目指して行ったものである。そのため、ハードウェア・ソフトウェア共に、技術移転先の企業側が独自に修正や改良を行い易いような構成とした。

〔ロボットビジョン認識・検出〕
○エッジコンピューティングのための圧縮復元画像認識
/中部大学/高瀬 俊希・戸谷 響・西片 智広・山内 悠嗣
エッジコンピューティングを活用した画像認識システムにおけるデータ通信量を削減するために、画像の圧縮・復元と画像認識を行う二つのネットワークから構成されるフレームワークについて述べる。クライアント側では、データ通信量を削減するためにエンコーダにより画像を圧縮してエッジサーバへ送信する。エッジサーバでは圧縮データをデコーダにより復元した画像を認識する。本稿ではフレームワークを画像分類と物体検出の二つのタスクに適用し、その有効性について紹介する。

〔インフラ整備認識・検出〕
○車載カメラと画像認識を用いた道路附属物の効率的な錆点検
/NTTアクセスサービスシステム研究所/内堀 大輔・齋藤 仁歩
NTTアクセスサービスシステム研究所 内堀 大輔・他車載カメラで取得した道路附属物の画像から画像認識を用いて錆の検出を行う点検方法を紹介する。画像認識にはアンサンブル学習による錆検出手法を構築し、カメラ撮影時の構図や日照条件に左右されることのない高精度な錆検出を実現した。実地検証により、点検方法の実用性を確認した。

〔その他(防災・災害対応)認識・検出〕
○ドローンによる迅速な災害現場把握のための人物属性推定データセット
/(国研)産業技術総合研究所/荒井 智貴・岩田 健司・佐藤 雄隆
災害現場では、ドローンによる空撮映像が状況把握や救助活動に活用されている。しかし、俯瞰撮影された空撮映像では、人間は小さく、判別に労力を要する。本研究では、現場把握の迅速化や省力化を支援するために、災害人物属性データセットを構築し、災害現場における人物属性の自動推定について検討を行う。

〔農林水産業支援認識・検出〕
○パターン認識技術を用いた漁場推定
/滋賀大学/中田 柊馬・飯山 将晃
広大な海から漁場を発見する作業は現状漁業者の勘と経験に頼っている。本稿では、漁業者が海水温図から漁場を発見するプロセスを、海水温パターンからの画像認識問題と捉え、深層学習によるキーポイント検出器によってこれを計算機上で実現する手法について解説する。

〔放送・通信画像処理〕
○顔認証AIを活用した映像検索業務の効率化
/(株)TBSテレビ/武田 侑祐・苑田 翔吾/日本電気(株)/杉泊 大輔・佐藤 剛・加瀬 貴之
顔認証AIを活用し、番組編集時にユーザーが選んだ映像素材に対し、ある人物の映っているシーンを絞り込み、利用したいシーンを探し出せる機能や、アーカイブされた映像に対し、自動的にメタ付けを行い、検索を可能にする機能を持つ「かおたん」の開発を行った。

〔メディカル認識・検出〕
○医用画像処理とコンピュータ支援外科のトップカンファレンスMICCAIの画像認識コンペで世界1位を獲得
/(株)Jmees/松崎 博貴・石川 大洋
AIによる手術動画像の認識技術を開発する当社がMICCAI Challengeのコンペの一つに参加し、手術動画中の生体組織のトラッキング精度を競う課題に挑戦した。そして、EAOによる評価で0.583を記録し、世界1位の精度を達成した。

〔メディカルディスプレイ〕
○デュアルセル液晶ディスプレイにおけるモアレ低減構造の開発
/(株)ジャパンディスプレイ/兵頭 洋祐・岡 真一郎・大平 啓史・廣瀬 敬也・冨沢 一成・石原 朋幸・小橋 淳二・板倉 史門
液晶セルを積層して表示するデュアルセル液晶ディスプレイは、高輝度、高精細、高コントラスト、高信頼性を実現できるため、車載・医療・放送用ディスプレイに適している。本稿では、デュアルセル液晶ディスプレイの課題であるモアレ低減構造について紹介する。

■話題の製品と技術
○8K映像技術を使った世界初のインフラ点検カーとその活用
/アストロデザイン(株)/栗原 成美/朝日航洋(株)/山本 和朋
朝日航洋(株)と当社が道路・鉄道・空港などの各インフラ分野におけるメンテナンス性能の高度化と効率化のために共同開発した新型計測車両「GT-8K」の概要とその活用事例を紹介する。

○イメージングと光学の最新イノベーションが融合された光学モジュール
/Teledyne e2v
イメージングと光学の最新イノベーションを一つのイメージング・ソリューションに融合した光学モジュールTeledynee2v・Optimom2Mの紹介をする。

■特集:高速・高画素エリアセンサーカメラと各社の取り組み3
○高速・高画素エリアセンサーカメラとそのソリューション
/AIC-VISION(株)/吉川 茂男
当社では、DAHENG IMAGING社、Vision Research社の国内代理店として、マシンビジョンカメラを提供している。カメラの販売だけでなく、画像検査システムソリューションも提案している。本稿では、DAHENG IMAGINGの高画素カメラとPhantom®マシンビジョンハイスピードカメラの最新製品、アプリケーション事例も紹介する。

○65MカメラでのFANレスの実現
/(株)Cominix
高速、高解像度なカメラが求められる中、低消費電力の実現により、コンパクトかつFANレス65Mカメラが実現できた。冷却機構をシンプルにすることで扱いやすい製品となっており、長期間安心してご使用いただける製品となっている。

○1.2型4/3型素子対応高解像度テレセントリックカメラレンズ
/(株)東京パーツセンター/大津 信之
産業用カメラの分野において、画像処理の高速化・高画素化・高視野化の要求が高まった事で、イメージセンサのCMOS化および拡大化が進んでいる。また、同時にこれらに対応するカメラレンズの開発が問われいる。本稿では、高画素化・広範囲視野対応の高解像度テレセントリックカメラレンズの開発について紹介する。

○高速・高画素エリアセンサカメラと当社が目指すもの
/ボゾンジャパン(株)/森田 智大
高画素・高速カメラの需要が高まる画像処理市場において、広帯域インターフェースの注目度が高まってきた。高速インターフェースとして最適なCoaXPressの特徴と課題、そして当社の提供するCoaXPressカメラではどういったメリットが提供可能かを紹介する。

○高速・高画素エリアセンサカメラの動向と活用方法
/(株)リンクス/南雲 悠太
年々進むピクセルサイズの縮小化によるセンサの高画素化、インターフェースの高速化によるフレームレートの向上などの動向について概略を述べつつ、これらの適用可能な業界や課題など、最新技術の活用のために必要な情報を包括的に解説する。

■シリーズ
○イメージングリソースガイド14
/エドモンド・オプティクス・ジャパン(株)
ユーザーのアプリケーションがマシンビジョン、ライフサイエンス、セキュリティ、或いはITSシステムにかかわらず、イメージング技術の基本を理解しておくことは、洗練されたイメージングシステムの開発や導入に欠かせない。センサーや照明技術の進歩がシステム対応力に無限の可能性を秘める一方、これらの技術のデザインや製造には物理的限界があるのも事実である。光学部品もこの例外ではなく、オプティクスがシステム性能の制限因子になることもしばしある。本連載は、読者がイメージングシステムの特定やシステム性能の最大化を行い、かつ投資コストを最小化するのをサポートする目的でデザインされている。
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