クリーンエネルギー 2023年5月号

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クリーンエネルギー 2023年5月号

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■テクニカルレポート
○地域冷暖房施設向けAI自動運転システムの開発
/高砂熱学工業(株)/鬼頭俊輔・清田実雪・岡本英之
地域冷暖房施設では、熱源システムの運用をオペレータが手動で行っているため、オペレータの人員不足、熟練オペレータのスキル継承といった施設運用の課題を抱えている。これらの課題を解決すべく、AIを活用した熱源自動運転システム(GDoc®-DHC)を開発した。本稿では、本システムを稼働中の地域冷暖房施設に導入して1年間の実証試験を行い、自動運転における安定稼働、省力化の実現を達成した、その取り組みについて紹介する。

○分散型エネルギーリソース運用支援サービス
/(株)三菱総合研究所/湯浅友幸・三浦大助
当研究所は、分散型エネルギーリソースを活用したビジネスを検討する顧客向けに、独自のシミュレーション技術に基づいた分散型エネルギーリソース運用支援サービス「MERSOL」を開始した。本稿では、MERSOLの概要や特徴、および今後の展開について紹介する。

○水素混焼比率0〜100%の段階的切り替えを可能にする水素混焼バーナーの開発
/サンレー冷熱(株)/鳴海清孝・田中裕二
CO2削減への取り組みとして今回開発した水素混焼バーナーは、水素の特性「燃焼速度が速く・火炎温度が高い」に対応した構造により高い安全性を有し、部品交換なく水素の混焼比率を0〜100%の範囲で段階的に切り替えできることで、現状は安価ではない水素を順次導入することが可能。

○牛からのメタン排出量推定に活用できる「メタンと二酸化炭素の同時測定が可能な簡易システム」の開発
/ライブストックジャパン(同)/北里大学/鍋西 久
畜産からのメタン排出削減の取り組みを加速させるためには、さまざまな条件下でメタンガスをモニタリングする必要があるが、高額な分析装置等の導入がネックとなっていた。そこで、半導体ガスセンサーを応用した「簡易メタンガスモニタリングシステム」を新たに開発した。このシステムにより、メタン排出削減のための研究や取り組みが加速することが期待される。

○メタンのC-H結合を効率良く活性化する金属オキソ種型人工酸化触媒の開発
/名古屋大学/山田泰之
メタンは天然ガスやメタンハイドレートとして自然界に豊富に存在するとともに、二酸化炭素からも効率良く合成できるガス状分子である。メタンを燃料として利用するのではなく、工業的に利用価値の高い有用有機小分子へと簡便に効率良く変換する触媒が開発できれば、メタンを有望な次世代炭素資源として捉えることが可能になる。本稿では、自然界に存在するメタン酸化酵素(MMO)の反応活性中心から着想を得た、人工メタン酸化触媒の開発の現状と課題について述べるとともに、筆者らが最近開発したグラファイト担持型メタン酸化触媒について紹介する。

○一括焼結型全固体電池を目指したLi7La3Zr2O12電解質の低温焼結化
/(株)デンソー/林 真大/九州大学/渡邉 賢
Li7La3Zr2O12(LLZ)電解質は、室温で10-4S/cmを超える高いイオン伝導率が報告されており、注目が集まっているが、緻密化には>_1,000℃の高温焼結が必要。高温焼結は、正極活物質-電解質界面での相互拡散層形成をもたらすため低温焼結実現が望まれている。我々はCa、Biの共ドープLLZとLi3BO3焼結助剤を用いることで750℃×24hでの焼結を実現し、全固体電池の作動を実現した。本稿では、低温焼結実現ができたメカニズムについて行った考察とともに、電池のサイクル劣化の要因について、見えてきた点について紹介する。

○簡単な方法で超長期間n型熱電性能と低熱伝導率を示すカーボンナノチューブ膜の開発
/東海大学/安間有輝・高尻雅之
環境負荷が少ない発電である熱電発電素子は注目されているが、希少金属を使うことから量産性に欠点があった。本稿では、炭素で構成されるカーボンナノチューブと界面活性剤を用いる簡単な方法によって作製できる熱電発電デバイスの開発について紹介する。

■エネルギー事情
○建物の脱炭素化を目指す「ZEH」および「ZEB」について(前編)
/LNG経済研究会/奥田 誠
家庭部門と業務他部門は、日本の最終エネルギー消費の約1/3を占めており、大幅なCO2排出量の削減が求められている。本稿では、建物の脱炭素化を目指すZEH(ゼロエミッションハウス)およびZEB(ゼロエミッションビルディング)の動向などを、後編として省エネ技術を中心に紹介する。

■フィールドレポート
○一重効用ダブルリフト吸収冷凍機の欧州の産業プラントへの適用
/ジョンソンコントロールズビルディングエフィシェンシージャパン(同)/藤居達郎
温水の熱エネルギーを有効活用する一重効用ダブルリフト吸収冷凍機を産業分野に導入した。導入機は熱源温水を90℃から55℃まで活用し、冷凍能力400RT、COP0.7の仕様である。これらの性能は導入先において確認され、現在は商用運転として稼働している。

○グランドタワーの環境保全(東京)
/環境工学研究所/星山貫一
現在、東京都の西新宿には多数の超高層ビルは林立しているが明治時代から昭和の中期までは淀橋浄水場として東京府民(戦後は東京都民)の水瓶の役割を果たしていた。今回、訪問見学した超高層ビルは、2011年(平成23年)に完成した西新宿8丁目の住友不動産新宿グランドタワー(以下、グランタワー)であり、多いに環境に配慮したビルなのでグランタワーの環境保全状況を紹介する。
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