クリーンテクノロジー 2023年4月号

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クリーンテクノロジー 2023年4月号

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■特集:食料事情を支える新技術 植物工場と代替たんぱく1
○植物の生理・生態と環境制御
/農研機構/東出忠桐
施設園芸・植物工場では、光、温度、湿度、CO2濃度といった複数の環境要素を制御することで効率的な植物生産を行う。すべての環境要素を厳密に管理することは難しく、植物生理に基づいた判断が重要となる。

○植物工場における害虫防除と衛生管理
/大阪公立大学/平井規央・上田昇平・川本茂央
植物工場内で農業害虫が発生しないわけではない。天敵がいない環境のため、一旦侵入を許すと大発生につながることが危惧されている。一方で、商品イメージの重視から、具体的な発生例はほとんど報告されず、植物工場の害虫に関する知見や文献データは得られにくい。本稿では、特に人工光型植物工場に絞って、発生する可能性がある害虫とその対策について紹介する。

○植物工場のスマート化
/岡山大学/安場健一郎
施設園芸は日本の野菜生産で重要な位置をしめているが、稲作と違って省力化が遅れている分野である。しかし、植物工場的な生産が注目され、環境制御の自動化などスマート化が進みつつある。本稿では、その現状を紹介する。

○植物工場のスマート化
/大阪公立大学/大山克己
筆者らの研究グループで開発中の生産管理支援システムを取り上げる。まず生産管理支援システムの主要な構成を紹介する。その後、開発段階で浮かび上がってきたいくつかの課題について論じる。

○世界における植物工場動向と将来性
/(特非)植物工場研究会/林 絵理
持続可能な植物生産方法として人工光型植物工場(植物工場)に対する世界的な期待が高まっている。本稿では、植物工場の技術的特徴、国内および海外における動向、そして持続可能な次世代型植物工場の将来性を紹介する。

○ネットモールド法による細胞性鶏肉(培養鶏肉)の作製
/ダイバースファーム(株)/大野次郎
ネットモールド法は「細胞結合技術」であり、ヒト・動物・植物を問わず結合する細胞であれば有効である。結合してできた「細胞ブロック」は人工臓器にも食用にも活用できる技術である。本稿では、ネットモールド法による細胞性鶏肉の作製について紹介する。

■特集:環境感染制御の技術動向2
○環境制御が有用な病原体
/東北大学病院/馬場啓聡・金森 肇
細菌や真菌、ウイルス等病原体により汚染された医療環境は、これら病原体の伝播のリザーバーとなり得るため、医療関連感染対策上、環境清掃や消毒による環境制御が非常に重要である。一方、病原体によってその汚染しやすい環境の種類やヒトへの感染経路は大きく異なるため、適切な環境制御を行う上でそれぞれの病原体の理解が必要となる。本稿では、医療関連感染の原因となる主な病原体について、感染経路別にまとめ、環境制御の有用性について紹介する。

○どうあるべきか医療施設の空調管理
/鹿島建設(株)/郡 明宏
感染症対応病室の差圧管理には想定外の隙間が生じないように計画されなければならない。また、病室単体での陰陽圧の切り替えは望ましくなく、前室を介して病原性微生物等の拡散流入の防止を図ることが必要である。

■特集:再生医療の最新動向
○パッケージ型の細胞培養加工ユニットとエアバリア技術を用いたクリーンブース
/ダイダン(株)/多田光輝
エントリー装置として有効なパッケージ型の細胞培養加工ユニット「オールインワンCPユニット®」と、より省スペースでクリーン環境を構築できる「エアバリアブース®」について紹介する。

○細胞培養加工室の気流最適化手法の紹介
/三機工業(株)/遠藤翔太
再生医療では清浄環境が保たれたCPC(細胞培養加工室)が必要である。本稿では、CPCの壁面に排気口を複数設置し、清浄度要求箇所に応じて各排気口の風量を変更する “CPCフリーレイアウトシステム”を紹介する。

○CPC関連製品
/日本エアーテック(株)/真家未妃
細胞加工物の調製は無菌操作にて行う。本稿では、安全キャビネットやアイソレータを主に、CPCにおいて無菌操作等区域における装置について紹介する。

■解説
○建築物の換気不良の実態〜室内空気環境の課題と対策
/北海道大学/林 基哉
住宅の気密構造や常時換気に対する理解不足によって、シックハウス対策のための常時換気設備の効果が不確実となっている。また、事務所などの大型建築物では、省エネルギー等の影響によって建築物衛生法の空気環境基準に対する不適合率が上昇している。室内空気環境の悪化による健康影響が懸念される。

○エアカーテンを活用したゾーン空調システム
/新日本空調(株)/永坂茂之・品田直也・森 悠大/中部電力(株)/中山 浩/中部電力ミライズ(株)/青 勇志
「AC Zone」は、作業空間をエアカーテンで区切り、その中で空調機を運転させることにより、柱や壁を設置することなく空間内を快適な温度に保つことができるゾーン空調システムであり、周囲より5℃以上涼しい環境を提供し、約40%の空調エネルギーを削減する。

○クリーンルーム空調システムの評価
/三機工業(株)/土屋茂樹
ダウンフローとアップフローで構築されるクリーンルーム空調方式、および従来のボールルーム方式について、モックアップを構築し局所的な換気性能を検証するとともに、各空調方式のCFDモデルを作成し妥当性を検証した。

○水や油を滑落させる高性能撥液塗料
/(国研)物質・材料研究機構/天神林瑞樹
液体の不本意な付着は汚染など様々な弊害を生むため、液体の付着防止が求められる。本稿では、液体をわずかな傾斜で除去可能な高性能撥液剤を紹介する。被膜は透明・自己修復性を有し、幅広い基板に成膜可能である。

○空気清浄機とフィルタの最新試験法【ガス状物質編(その1)】
/東北文化学園大学/野﨑淳夫
室内空気汚染対策のニーズ拡大にあわせ、空気清浄機の国際試験法と空気清浄機、空調機、換気装置などに使用されるフィルタ類の国際試験法が続々と制定される運びとなっている。空機清浄機は(一社)日本電機工業会、フィルタはJACA((公社)日本空気清浄協会)が日本の事務局となり、国際規格の制定に大きく貢献している。これらの製品は粒子とともに、ガス、微生物を除去するが、本稿では、ガスを対象として、空気清浄機、ガス除去材、ガスフィルタの最新の試験法とその動向を紹介する。

○電気自動車の普及への課題
/慶應義塾大学/田中 茂/STPartners/原 朋子
電気自動車の普及への課題として、これまでのガソリンエンジン自動車にはなかった電気自動車の充電池と充電方法について紹介し、理解を深め、その課題について検討する。
Grinding Technology Japan 2025 SiC,GaN加工技術展 2025
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