クリーンエネルギー 2023年3月号

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クリーンエネルギー 2023年3月号

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■テクニカルレポート
○業務用建築物のZEB化を推進する「スマートミックスチラー」の開発
/東京ガス(株)/梶山啓輔/ダイキン工業(株)/森下悟史/ヤンマーエネルギーシステム(株)/鬼原宏年
業務用建物のZEB化が推進されている中で、単一熱源と同様の負担でミックス熱源の導入できるようにし、ZEB化の実現性を向上させる「スマートミックスチラー」を開発している。本稿では、スマートミックスチラーの構成機器や特長等について紹介する。

○中小型ガスタービン発電装置における水素燃焼器開発
/川崎重工業(株)/青木茂樹
持続可能な社会実現に向けて脱炭素化の動きが加速しており、使用時に二酸化炭素を排出しない水素を燃料とする水素発電が注目されている。一方、水素は天然ガスと比較して燃焼速度が速い、火炎温度が高い等の特性があり、燃焼器部品が高温化しやすい、NOx排出量が増加しやすい等の課題があげられる。本稿では、当社の中小型ガスタービン発電装置を例に、主に燃焼における課題と取り組みについて紹介する。

○「ベース・ラジアル機構」に基づく新型無振動エンジン
/名古屋工業大学/石野洋二郎
本稿では、無振動・定運動エネルギーの物体運動を与える「ベース・ラジアル機構」を解説し、それに基づく「新型無振動ピストン・エンジン」の試作機の設計や、燃焼自立駆動と発電駆動を達成した駆動試験結果について紹介する。

○マルチナノポア発電素子
/大阪大学/筒井真楠
ナノポアは、膜に空けられたナノサイズの細孔のことである。本稿では、半導体技術を用いた人工ナノポア構造を基盤とする高性能な逆電気透析発電素子の開発内容について紹介する。

○ナノスケール化による人工光合成触媒の開発
/鳥取大学/辻 悦司
二酸化炭素還の光還元による炭素資源化、いわゆる人工光合成は、地球温暖化の抑制と脱化石資源を同時に達成可能な反応である。本稿では、安価で資源豊富な遷移元素から成る複合酸化物に注目し、従来の組成制御ではなく数nmオーダーのナノスケール化による触媒設計例を紹介する。

○ハイエントロピー酸炭化物皮膜の電析による作製と酸素発生用電極への適用
/広島工業大学/王栄 光・肖 天・大川歩夢
有機溶媒を用いた電析法により、導電性基板にCr、Mn、Fe、Co、Niなどの元素をほぼ均等的に含有するハイエントロピー酸炭化物皮膜を開発した。この皮膜から、高い酸素発生触媒活性と長期稼働安定性が確認された。

■エネルギー事情
○インドのエネルギー事情とLNG輸入を巡る動向
/LNG経済研究会/大先一正
欧州はロシアによる天然ガス輸出の削減を補うため、LNG輸入を増やしており、LNG価格は高騰している。このため、インドは輸入を減らしているが、天然ガス利用の拡大を目指し、LNG受入基地等の整備を進めており、2030年には5,000万t、2040年には1億tを大きく上回る輸入が見込まれている。

○木質バイオマス発電・熱利用の現状と展望
/(特非)バイオマス産業社会ネットワーク/泊みゆき
2012年に始まった再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)だが、国民の賦課金によって支えられているバイオマス発電の大半が、輸入バイオマスを燃料としたものになりつつある。経済産業省バイオマス持続可能性ワーキンググループが持続可能性基準の策定に取り組んでいるが、カナダの老齢林を伐採したペレットが使われるなど、課題は多い。また、FITによって国内の間伐材等の未利用材の利用量は900万m3まで拡大したが、そもそもバイオマスのエネルギー利用方法としては発電よりも熱利用に多くの利点がある。特に高温の産業用熱利用は他の再生可能エネルギーで当面供給することが困難であり、今後注力されることが期待される。

○地中熱利用の現状と展望
/(特非)地中熱利用促進協会/笹田政克
本稿では、地中熱利用についての基本的事項について紹介するとともに、最近の市場動向、政策動向、技術動向について紹介する。とくに地中熱利用の省エネ効果、CO2削減効果、ZEBへの地中熱の導入が進んでいることについて紹介し、今後の展開として帯水層蓄熱と地域熱供給について紹介する。

■フィールドレポート
○都市型地域冷暖房の省エネルギー手法に関する研究6
/丸の内熱供給(株)/矢﨑淳史/新菱冷熱工業(株)/福井雅英
2020年度までの研究において、Aセンターのインバータターボ冷凍機単独運転を対象としてAI技術を活用した最適設定自動化手法を導入し、運転実績からAI予測モデルの問題点を抽出、対策を施したAI予測モデルの改良モデルを作製した。本稿では、改良したAIモデルを使用して最適自動制御を行った運転実績の評価を示すとともに、Nプラントの複数台冷凍機を対象とした運転実績の評価について紹介する。
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