クリーンエネルギー 2022年12月号 PDF版

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■テクニカルレポート
○テクノロジーを活用した、GHG排出量の可視化・削減対応と電力の戦力化構想
/(株)Sustech/丹野裕介
企業のカーボンニュートラル対応が進み始めている一方で、経営上の武器となるような取り組みができている企業は多くない。本稿では、当社が開発するGHG排出量可視化システム「CARBONIX」や、再エネ電力管理・運用システム「ELIC」を活用した、経営戦略としてのカーボンニュートラル対応を紹介する。

○原子層シートを活用した 可視光の約80%を通すほぼ透明な太陽電池の開発
/東北大学/加藤俊顕
半導体2次元シートである遷移金属ダイカルコゲナイド(TMD)を活用することで、可視光透過率約80%の肉眼でほぼ存在が認識できないレベルの高透明太陽電池の開発に成功した。さらに、TMD太陽電池のナノスケール基本ユニットの最適構造を見出し、これらを1cm2に集積化することにより実用デバイスを駆動できるレベルの電力(〜420pW)が発電可能であることを実証した。この技術を活用することで、今後身の回りの様々な生活環境で微小エネルギー発電が可能となり、エネルギー問題と環境問題を同時に解決可能な革新的社会貢献が期待できる。

○脂肪酸融液を活用したプロトンセラミックス緻密体の低温合成技術
/東北大学/石井暁大・及川 格・高村 仁
高効率な水素製造や水素発電を実現する鍵は、プロトンセラミックスの開発にある。既知のプロトンセラミックスの多くは高温焼成で合成されるペロブスカイト型材料に限られている。そこで、多様なプロトンセラミックスを合成可能な、脂肪酸融液をプロトン源としたイオン交換法を開発した。

○水熱処理を用いた木くずからの高結晶性炭素の低温合成
/東北大学/中安祐太・後藤泰斗・渡邉 賢
本研究では、ベイマツのおが粉から、(1)Feイオンを均一に分散させた250℃の水熱反応場での半炭化、(2)850℃での窒素雰囲気での再炭化により、これまでの報告より高い結晶性を有するグラファイト様炭素の合成に成功した。このカーボンニュートラルな高結晶性炭素のデバイス材料への応用が期待される。

○酵素を模倣した金属-硫黄化合物による窒素の還元
/京都大学/大木靖弘・谷藤一樹
化石燃料に依存しない酵素反応の要点を解明し、人工的に再現できれば、持続可能社会に貢献するエネルギー変換技術の「種」を提供できる。本稿では、窒素の還元を対象として、酵素反応に学ぶ意義をエネルギーの観点から論じるとともに、自然界で窒素を還元する金属-硫黄化合物の働きを解釈し人工的に再現する筆者らの研究を紹介する。

○廃グリセリンからバイオプラスチック素材へ
/京都大学/吉田暢広・橋本 渉
バイオディーゼルを製造する際に副生する廃グリセリンの利活用の一環として、大気窒素N2を固定する細菌Azotobacter vinelandiiによる生分解性プラスチック素材(ポリヒドロキシ酪酸PHB)の生産について紹介する。

○高温・空気中で安定した性能を示す実用的な熱電変換材料を発見
/北海道大学/太田裕道
Ba1/3CoO2の再現性ある高温熱電特性を明らかにするため、Ba1/3CoO2エピタキシャル薄膜の高温・空気中における安定性を調べ、この安定な温度範囲内における熱電特性を計測した。その結果、Ba1/3CoO2が、空気中・600℃においてZT〜0.55を示すことを発見した。高温・空気中で再現性良く高性能を示す実用的な熱電変換材料がついに実現したと言えよう。

○熱電発電素子を志向した空気中高温下で安定なn型カーボンナノチューブ
/神戸大学/堀家匠平・小柴康子・石田謙司/産業技術総合研究所/衛 慶碩・赤池幸紀・桐原和大・向田雅一
軽量、フレキシブルな熱電発電素子に向けた空気中高温下で安定なn型カーボンナノチューブの作製方法や、オールCNTのpn接合型熱電モジュールの作製事例について紹介する。

■エネルギー事情
○ウクライナ危機下の天然ガス・LNG価格の動向とドイツ・ポーランドの天然ガス事情
/LNG経済研究会/大先一正
ウクライナ戦争が長期化する中、ロシアは欧州向けパイプラインガス輸出を段階的に削減し、天然ガスを武器として利用している。このため、パイプライン輸送の地政学的リスクが改めて注目されており、ドイツとポーランドのこの問題に対するこれまでの取り組み姿勢の差異を教訓とすることが重要となっている。

■フィールドレポート
○仮設現場事務所の『ZEB』化への挑戦
/戸田建設(株)/橋達大輔・西原 慧
当社では、脱炭素社会の実現に向け先進的な環境活動を実施している。本稿では、CO2排出量の大きい建設現場での脱炭素化を目的とし、仮設現場事務所において国内初の『ZEB』認証を取得したため、その概要と考慮したポイントを紹介する。

○超高層ビルにおける水環境保全
/環境工学研究所/星山貫一
「水を制する者は天下を制する」と言われるように、水は全ての動植物にとって最も重要であると同時に貴重な資源である。さらに、水力発電や霧状ミストによる冷風冷房等に広く活用されているため、クリーンエネルギーとしての価値が向上している。大都会における水資源の確保は重要課題であり、大規模災害時に備えた対策は必要かつ十分条件である。そのため、国や東京都は水利用に関する法令や条例等を整備して、膜分離活性汚泥法(MBR)による処理法を推進している。

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