環境浄化技術 2022年1・2月号 PDF版

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環境浄化技術 2022年1・2月号 PDF版

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■特集:下水における新型コロナウイルス調査の取り組み1
○日本における新型コロナウイルス下水疫学調査の取り組み
/東北大学/大村達夫
感染症の地域ごとの流行形態を示す学理的手法の一つが下水疫学調査である。下水疫学調査によって日々の流行状況を把握し、その情報を社会に発信することで、社会は対策の効果を学理的に認識することができ、その結果として、地域での防止対策の積極的参加を促し、速やかな感染症流行の終息が期待できる。これが下水疫学調査の核心であり役割である。そのためには下水疫学研究に必要な研究組織を構築することが肝要であり、水環境学会COVID-19タスクフォースの設立に繋がっている。

○高感度検出技術を用いた国内の実証研究事例
/北海道大学/北島正章
国内において下水疫学を実用化する上での最大の技術的課題を克服する高感度検出法(北大・塩野義法)の開発により、下水中SARS-CoV-2 RNA濃度の変動や変異株検出などの実証データが蓄積されてきている。

○高感度検出技術を用いた下水疫学調査の社会実装
/塩野義製薬(株)/岩本 遼
当社は感染症のリーディングカンパニーとして社会の安心・安全の回復に貢献するため、COVID-19のトータルケアに向けた取り組みを進めており、治療薬、ワクチン、診断薬開発に留まらず、感染状況の早期検知を目指し、下水疫学調査サービスに取り組んでいる。本稿では、当社の下水疫学調査サービスの概要について紹介する。

○下水中の新型コロナウイルスの感染性に関する調査
/東京都下水道局/山田欣司
感染拡大第2波の期間に、2ヶ所の水再生センターで流入下水及び放流水を採取し、新型コロナウイルスについて調査した。流入下水の一部から定量下限値未満のRNAが検出されたが、ウイルスの感染性は失われていることが推察された。

○横浜市における新型コロナウイルスの下水調査
/横浜市衛生研究所/小澤広規/国立感染症研究所/吉田 弘
厚生労働行政推進調査事業費補助金「環境水を用いた新型コロナウイルス監視体制の構築するための研究」にて実施した2020年10月から2021年2月までの下水中の新型コロナウイルス調査結果について概要を紹介する。

■特集:下水道施設の運転・維持管理における予測技術の適用
○AIによる雨天時下水施設流入水量予測技術
/住友重機械エンバイロメント(株)/鈴木 茂・行谷宗大
近年、集中豪雨や線状降水帯といった局地的、集中的な降雨が増加傾向にあり、下水施設においても施設浸水のリスクが増加している。そこで、本稿では、AIを使って実際に浸入水が到達するより前に雨天時の下水施設流入水量を予測し、その情報を関係者と共有することで、施設浸水リスクの低減を図ることを目的としたAI予測技術の検証を行ったのでその結果を紹介する。

○機械学習を活用した雨天時浸入水のリスク評価システム構築の検討
/(株)NJS/江口倫太郎・大西明和・田辺隆雄
分流式下水道において、降雨時に汚水管の流量が増加し、汚水人孔からの溢水や宅内への逆流などが発生している。本稿では、収集可能なデータ(汚水処理施設の流入量、雨量、管内水位等)を用いた機械学習モデルを生成し、発生領域の絞り込みと流末の汚水処理施設への流入量を予測するシステムを構築し、その精度等の評価を実施した。

○機械学習を用いた下水道管渠の劣化箇所予測
/(株)日水コン/東山佳明・渡邊眞明・川口智也・福井健吾・谷裏弘晃
下水道施設の状態を把握するための調査には多大な費用と期間を要する。そこで、劣化箇所をスパン単位で予測する機械学習を用いた劣化予測モデルを構築し、予め劣化が予測される箇所を机上にて検討することで、効率的調査に寄与することが本研究の目的である。

○AIを活用した放流水質予測技術の開発
/日新電機(株)/粕谷幸太郎・大久保章・竹原輝巳・黄 嵐・松本 充
当社は、下水処理場内の監視制御装置に保存されている過去の計測データを基に、AIにより2時間後の放流水質(化学的酸素要求量(COD)、全窒素含有量(TN)、全りん含有量(TP))を予測する技術を開発した。これにより、維持管理者は放流水質の悪化前に運転変更などの対応ができ、その結果、労力を掛けずに水質悪化を未然に防止することが可能となる。

○AIを活用した脱水設備の運転管理支援システムの開発
/水ing(株)/飯倉智弘・鈴木美有・古賀大輔・萩野隆生/水ingエンジニアリング(株)/森本雄也
スクリュープレス脱水機を対象とし、AIを活用した運転管理支援システムの開発を行った。本稿では、現在の運転状況における含水率の予測、および目的に応じた運転操作因子の推奨値を提示する等の新規システムと、そのシステムを用いた実証試験結果について紹介する。

○下水処理における人工知能モデルの構築手法検討
/水ing(株)/隋 鵬哲・島村和彰
近年、人工知能(AI)の急速な進歩によって、これまで蓄積した下水処理場の膨大な運転データを学習させた人工知能モデルを構築し、下水処理プロセスにおける曝気量削減などの運転条件の最適化、およびコストダウンが研究の焦点になっている。本稿では、活性汚泥法の運転条件の最適化を目指し、AIモデルの構築手法およびモデルの汎用性を検討したので、その結果を紹介する。

■特集:エコスラグの有効利用2
○廃棄物該当性の考え方と溶融スラグの取り扱い
/(国研)国立環境研究所/肴倉宏史
廃棄物や副産物の「廃棄物該当性」について、特に、有償譲渡や運送費に関する現在の考え方を整理した。また、幾つかの自治体が公表している取扱基準等を参考に、スラグの再々利用や最終処分時の取り扱い方についても整理を試みたので紹介する。

○東北地方におけるエコスラグの利用状況
/宮城大学/北辻政文
一般廃棄物の処理施設は焼却炉から溶融炉へと建て替えられ、現在、溶融施設は200ヶ所を超えている。それに伴いエコスラグの生産量も増加し、その多くが建設材料としてリサイクルされている。本稿では、他地域に比べてエコスラグの利用状況が良好な東北地方における取り組み状況を紹介する。

○溶融スラグの処分場法面保護土代替材としての利用事例
/(株)神鋼環境ソリューション/坂田和昭/(株)大林組/小竹茂夫
甲府・峡東クリーンセンターでは竣工以来、製造したスラグをアスファルト合材のほか、埋戻し材等としても利用してきた。2018年12月に隣接地において“かいのくにエコパーク”が運用開始されたため、法面保護土の代替材として活用できるかを検討した結果、従来材と同等以上の機能を有することを確認できたので、本稿では、その活用事例を紹介する。

○グリーン購入法特定調達品目登録に向けた活動
/JFEエンジニアリング(株)/明石哲夫/(株)エックス都市研究所/山口直久
エコスラグ利用普及委員会ではエコスラグのグリーン購入法特定調達品目への登録を目指して2019年より活動を再開した。本稿では、その経緯や、特定調達物品としての妥当性を評価する際の基準、課題等をまとめたので紹介する。

■解説
○「半導体の熱活性」技術によるディーゼル排ガス(PM、NOx、VOC)の同時浄化処理
/(株)ジンテク/水口 仁・高橋宏雄・金子正彦
ディーゼルエンジンの排ガスにはPM(Particulate Matter:黒色粒状物質)、NOx、VOC(Volatile Organic Compound:揮発性有機化合物)が含まれている。これらはいずれも人体に有害であるので、外部への排出には厳しい規制がなされている。本稿では、「半導体の熱活性」技術によるディーゼル排ガス(PM、NOx、VOC)の同時浄化処理方法を紹介する。

■連載
○世界の列車のトイレ 第7回
チュニジアの鉄道
/NPO21世紀水倶楽部/清水 洽

■コラム
○考え方の違いに驚く
/HST

○カナダ東部における環境保全
/環境工学研究所/星山貫一

■製品ガイド
○脱水機

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