光アライアンス 2021年6月号 PDF版

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光アライアンス 2021年6月号 PDF版

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■特集:光を使用した医療の可能性を探る1
○ミトコンドリア由来活性酸素と光線力学療法
/筑波大学/黒川 宏美・松井 裕史
光線力学療法(PDT)達成に重要ながん細胞特異的ポルフィリン集積現象の機序解明に関し、活性酸素種(ROS)に着目した検討を紹介する。ROS産生量を制御することでがん細胞特異的にPDTによる細胞傷害が促進できる。

○悪性神経膠腫に対する光線力学療法の初期治療経験
/千葉県がんセンター/井内 俊彦・堺田 司・瀬戸口大毅・細野 純仁・長谷川祐三
腫瘍細胞選択性の高い光線力学療法は、浸潤性腫瘍である悪性神経膠腫の治療に適している。我々の経験でも、本治療施行後は局所再発頻度が減少し、また、従来の治療法と比較しても高い安全性が確認された。

○脳腫瘍に対する新規蛍光プローブの研究開発
/東京大学/清水 武則・田中 將太・北川 陽介・神谷 真子・浦野 泰照・齊藤 延人
脳実質に発生する神経膠腫は、積極的摘出により予後改善が見込まれるものの、正常脳との境界が不明瞭なため、安全な摘出には腫瘍の可視化が重要である。本稿では、蛍光プローブによる腫瘍標識として、我々が開発した局所投与型プローブを紹介する。

○がんの光線力学治療を指向した小さな光増感剤開発
/東京工業大学/湯浅 英哉・金森 功吏
光線力学治療は増感剤を服用後に光照射してがん細胞を殺傷する、比較的マイルドな治療法である。しかし、増感剤の分子量が大きいための課題がいくつかあり、筆者はこれを克服するために小さな増感剤の開発を行った。

○接触式レーザー前立腺蒸散術
/慶應義塾大学/田中 伸之・大家 基嗣
CVPは980nmダイオードレーザーで肥大した前立腺組織を気化・除去する最新の前立腺肥大症手術である。本稿では、治療成績と共に、抗血栓療法下の高齢者や射精機能の温存等、多角的なCVP治療の展望を紹介する。

○肺がん治療における蛍光イメージングの応用と将来展望
/名古屋大学/芳川 豊史
呼吸器外科手術においても、インドシアニングリーン(ICG)など、蛍光イメージングを用いた手術手技が広く行われ始めた。本稿では、呼吸器外科領域における蛍光ガイド手術の現状と将来展望について紹介する。

○MIPSが可能にした新たな蛍光イメージング
/京都大学/瀬尾 智
我々はエンターテインメントで用いられてきたプロジェクションマッピングの技術を応用し、ICG蛍光画像を直接臓器に投影するMIPSを産学連携プロジェクトとして共同開発し、新たな蛍光イメージングを提唱している。

○泌尿器がんを対象としたポルフィリン代謝経路利用蛍光尿細胞診
/奈良県立医科大学/三宅 牧人・中井 靖/大阪暁明館病院 平尾 佳彦/奈良県立医科大学/藤本 清秀
近年の泌尿器がんにおける光力学的診断技術の導入は目覚ましい。筋層非浸潤性膀胱がん治療後の経過観察の簡便化かつ低侵襲化を目標に、ポルフィリン代謝経路利用蛍光尿細胞診を開発してきたので、その経緯、現状、展望を紹介する。

○鏡視下腎部分切除術におけるICG蛍光ナビゲーションの現状
/大阪市立大学/山崎 健史
鏡視下腎部分切除術においてインドシアニングリーンを用いた蛍光内視鏡システムの有用性が報告されている。本稿では、腎癌手術に対する鏡視下手術において、蛍光内視鏡システムの使用法に関する現状および展望について紹介する。

○上部消化管レーザー内視鏡を用いた胃腫瘍に対する光線力学的診断
/鳥取大学/菓 裕貴・神田 努・磯本 一
当院で実施している早期胃癌に対するレーザー光線力学的内視鏡診断(LPDED)について紹介する。当院の検討では、早期胃癌の85.7%でLPDEDによる蛍光性を確認できた。LPDEDは腫瘍を蛍光によって可視化するため、内視鏡医の経験に依存しない客観的な内視鏡診断法となる可能性がある。

○皮膚病に対する光線治療について
/高知大学/中島 英貴
皮膚病に対する光線療法は紀元1000年前から行われており、本邦では1970年代から尋常性乾癬に対しPUVA療法が確立された後にナローバンドUVB、エキシマライト、エキシマレーザーが登場し、現在広く用いられている。メラニン系色素病変や血管病変にはアレキサンドライトレーザーと色素レーザーをそれぞれ用い、審美的な改善を通じて心理的な治療効果を得ることができる。

■解説
○光学式エンコーダによる超精密6自由度計測
/東北大学/松隈 啓・清水 裕樹・高 偉
「測れないものは作れない」と言われる。最先端のものづくりではサブナノメートル・サブ角度秒精度の位置決めが必要になっており、本稿では、そのための線形・角度変位量を測定するためのエンコーダ技術について紹介する。

○テラヘルツイメージングセンサとその補正技術
/北海道大学/池辺 将之・平田 脩馬・金澤 悠里
グローバルシャッタ型CMOSテラヘルツイメージセンサに向けた、利得の画素バラツキ補正機構を提案する。テラヘルツ(Terahertz、THz)波を受信しMOSFETによって包絡線検波を行う際、製造バラツキの影響で画素ごとに利得の変動が生じる。我々は検波用MOSFETの動作点と応答性を決定する電流源を、基板電位にバイアスされたMOSFETに流れる微小電流を用いて校正し、全ての画素で同時に利得バラツキを抑える方法を提案し、適切に動作点を決定することで、利得の変動を抑えられることを紹介する。

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