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Oa2102
光アライアンス 2021年2月号
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■特集:医療現場に貢献する光技術2
○喉頭癌に対するレーザー切除術
/防衛医科大学校/荒木 幸仁・塩谷 彰浩
喉頭癌治療において、喉頭機能温存は重要な課題である。声門癌に対するレーザー切除術は適切な切除により、術後の音声障害は最小限に、良好な治療成績を得ることができ、有用性の高い治療選択肢である。
○切除不能胆道癌に対するレザフィリンPDTの治療開発に向けての現況と課題
/(国研)国立がん研究センター東病院/橋本 裕輔
PDTとは、癌に特異性のある集積性を示す光感受性物質とレーザー光照射による化学反応を利用した局所的治療法である。感受性物質とレーザー照射による侵襲が少なく、保険適応も順次進められている。人口構造の高齢化が加速的に進む今日、高齢者に対するがん治療としてPDTは、今後期待される治療法である。
○接触式前立腺レーザー蒸散術(CVP)による日帰り前立腺肥大症手術
/鶴泌尿器科クリニック/鶴 信雄・山下 久乃 袴田千恵美・小田切さつき
前立腺肥大症に対するCVPによる日帰り前立腺レーザー手術について紹介する。CVPは出血が少なく、短時間で安全に手術できるため、今後、入院を必要としない診療所での前立腺肥大症手術の普及が期待される。
○組織酸素飽和度測定器による下肢血流評価および血行再建術における術中血流モニタリングへの応用
/浜松医科大学/嘉山 貴文・犬塚 和徳・竹内 裕也/浜松医療センター/海野 直樹
下肢閉塞性動脈硬化症の新たな非侵襲的血流評価法として、近赤外分光法による組織酸素飽和度測定器を用いた。従来機器と同精度で簡便・迅速に血流評価ができる。今まで困難だった術中血流モニタリングも可能である。
■製品特集:光学系設計ソフト活用術1
○製造性を向上させる光学設計プロセス
/ZemaxJapan(株)/石川 孝史
高い光学性能と製造歩留まりを両立した設計に到達するプロセスについて紹介する。最新のOpticStudioに搭載された最適化機能および公差解析機能を活用したワークフローにより、設計段階から製造性の高い光学製品を開発できる。
○レンズ設計用 光学ソフトウェア
/FITリーディンテックス(株)/足立 春帆・市原 良香
当社で取り扱っているレンズ設計用光学ソフトウェア:OSLOについて紹介する。既存のソフトウェアと比較して高コストパフォーマンスを提供する。
○逆設計によるフォトニクスデバイス形状の最適化
/ルーメスソフト(株)/前原 公雄
各光デバイス素子最適化は、光集積回路設計・開発・製造全般に於いて重要で、光集積回路性能・実装密度向上に不可欠である。紹介する逆設計機能は、短時間に高機能デバイス形状を提供する最新技術である。
○電磁波解析ソフトウェア開発の取り組み
/アドバンスソフト(株)/小瀬村大亮・小田 嘉則・大倉 康幸・小山田隆行・原田 昌紀
電磁波は大別して電波領域と光波領域に分かれ、その中でもさらに細分化されて様々な分野で実用されており、電磁波解析の適用対象は極めて広範囲である。当社では、このニーズに応えるために電磁波解析ソフトウェアAdvance/ParallelWaveを開発しているので、本稿では、その取り組みについて紹介する。
■解説
○衛星データ解析におけるAI活用の可能性
/(株)Ridge-i/柳原 尚史
衛星データ解析におけるAI・ディープラーニングの可能性について、土砂災害の検出事例などをもとに紹介する。また、今後のディープラーニングの災害検出への活用可能性と展開についても考察を述べる。
○eモビリティにおける最新レーザー加工技術
/トルンプ(株)/中村 洋介
eモビリティは自動車と電子部品の融合であり、レーザ加工技術にとっても技術革新の機会となり得る。本稿では、eモビリティにおける重要な役割を担う、バッテリーと電子部品への最新レーザー加工技術を紹介する。
○外観検査アルゴリズムの最近の展開
/徳島大学/寺田 賢治
外観検査アルゴリズムの最近の展開として、細胞および鋳造部品の三次元データを課題とした、2018年と2019年の精密工学会画像応用技術専門委員会主催の外観検査アルゴリズムコンテストについて紹介する。
○偏光高速度干渉計を用いた音場・音響計測
/早稲田大学/及川 靖広
偏光高速度干渉計を用いた並列位相シフト干渉法(PPSI)を音場の可視化計測に応用し、高速・高空間分解能・高感度な可視化計測を実現した。本稿では、偏光高速度干渉計を用いた音場計測の原理、偏光高速度干渉計を用いたPPSIの概要とそれを用いた計測例について紹介する。
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