光アライアンス 2020年11月号 PDF版

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光アライアンス 2020年11月号 PDF版

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■特集:実用に近付くスクイーズド光1
○明るい真空スクイーズド光を用いた2光子励起蛍光顕微鏡
/(国研)産業技術総合研究所/衞藤雄二郎
スクイーズド光は、生成方法や関心のあるモード・物理量に応じて様々な性質を示し、分光計測に多くの利点をもたらす。本稿では、明るい真空スクイーズド光の示す超高速光バンチングを活用した2光子励起蛍光顕微鏡の研究を中心に、スクイーズド光を用いた様々な分光計測について紹介する。

○重力波望遠鏡の量子雑音低減のための周波数依存スクイーズド真空場
/国立天文台/有冨 尚紀
重力波は一般相対性理論から導かれる時空の歪みが波として伝搬する現象である。2016年にアメリカのレーザー干渉型重力波望遠鏡LIGOによってブラックホール連星合体からの重力波が初観測されて以降、現在急速に研究が進んでいる。現在の重力波望遠鏡の感度は、量子雑音という光の量子的な揺らぎによる雑音によって制限されている。この量子雑音を広周波数帯域にわたって低減するためには、周波数依存スクイーズド真空場という特殊な量子状態を導入する必要がある。2020年、国立天文台を中心とする研究チームが、国立天文台の重力波望遠鏡TAMA300の300mの光共振器を用いて、周波数依存スクイーズド真空場の生成に初めて成功した。本稿では、この実験についての詳細を紹介する。

■特集:さまざまな医療の場面で使用される光療法2
○子宮体部病変に対する複合型細径ファイバを用いたレーザー治療装置の開発と臨床応用への展望
/奈良県立医科大学/岩井 加奈/(国研)量子科学技術研究開発機構/岡 潔/ミズクリニックメイワン/小林 浩
子宮体部病変の正確な診断および低侵襲治療の開発が望まれている。複合型細径ファイバを用いたレーザー治療装置は、低侵襲に子宮内腔の観察が可能であり、直視下にレーザー照射が可能となっている。本技術が臨床応用できれば、子宮体部病変への新たな治療となる可能性がある。

○口腔がんに対するレーザー治療の応用
/神戸大学/木本 明・明石 昌也
口腔外科領域において、レーザーは良性の軟組織疾患の処置を中心に用いられている。今回、早期表在性舌癌に対して炭酸ガスレーザーによる舌部分切除術を行ったので、治療方法や結果に関して概要を紹介する。

■解説
○LiDAR用MEMSマイクロミラースキャナの特性と最新試作
/東北大学/羽根 一博
本稿では、LiDAR用のレーザ走査を行うMEMSスキャナについて、ラスター走査および全方位走査における構造、運動特性などについて紹介する。さらに、シリコンプロセスにより試作したMEMSスキャナについて紹介する。

○国際単位系(SI)における温度の単位の定義とその変遷
/(国研)産業技術総合研究所/中野 享
国際単位系(SI)は、2019年に第9版が発行され、SIの基本単位の一つである熱力学温度の単位ケルビンは、ボルツマン定数を用いた定義に改定された。本稿では、温度の単位のルーツを辿りつつ、その変遷を紹介する。

○シングルピクセルイメージング・AIメトロロジー
/大阪大学/高谷 裕浩・水谷 康弘
本稿では、シングルピクセルイメージングの一手法であるゴーストイメージングの計測原理と基本特性、およびディープラーニングを導入したイメージング時間の短縮化に関する最新の研究について紹介するとともに、スマート精密計測への適用性について展望する。

○遠隔測定と現代社会
/知的光計測処/松本 弘一
本稿では、国家プロジェクトとして行われた計量器遠隔校正技術を進化させて、新型コロナウイルス社会における工場・医療などに関して、部屋・地域・県レベルでの新しいしくみやシステムの創生の可能性を紹介する。

○世界最速級の動体計測
/4Dセンサー(株)/柾谷 明大
本稿では、FWSTMの原理と開発した小型のラインLEDデバイス、試作した三次元計測装置とその計測実験例を紹介する。

○エレクトロクロミック調光ガラス用ポリマー材料
/(国研)物質・材料研究機構/樋口 昌芳
ボーイング787の窓や車の防眩ミラーにエレクトロクロミック(EC)調光ガラスが使用されている。今後、オフィスや住宅などの窓への普及が期待される。本稿では、新しいEC材料(メタロ超分子ポリマー)を紹介する。

○カメラキャリブレーションが不要な手のひらサイズの三次元計測装置の試作
/福井大学/藤垣 元治・楠 芳之・原 卓也/(株)オプトン/田中 秀行
新しい三次元計測手法として、カメラキャリブレーション用いずに三次元座標を求めることができる「特徴量型全空間テーブル化手法」を提案した。これを用いた手のひらサイズの三次元計測装置の試作を行った。本稿では、原理、試作した装置とその計測実験例を紹介する。

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