光アライアンス 2017年6月号 PDF版

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光アライアンス 2017年6月号 PDF版

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■特集:「分光」のNow and Then
○分光学総論
/関西学院大学/尾崎 幸洋
遠紫外領域からテラヘルツ領域までの光がかかわる凝集体の分子分光学について概観した。これらの分光法は、電子分光法と振動分光法に分けられる。この中で最近、特に注目されているのは、遠紫外、近赤外、テラヘルツ領域である。

○近赤外生体分光に関する最新技術
/北海道大学/西村 吾朗
生きた生体を非侵襲に計測するために、光技術は内部の分子量や状態の計測が可能で、生物システムの理解や医学的な応用など極めて有用である。その中でも近赤外光は組織深部への浸透性が高く、個体レベルでの分光を可能とする。本稿では組織中の吸収の計測について解説する。

○誘導ラマン散乱顕微法による生きた微細藻類の1細胞代謝物解析
/東京大学/小関 泰之・鈴木 祐太・脇坂 佳史・合田 圭介
我々は、SRS顕微鏡を用いることで微細藻類ユーグレナに含まれる油脂やパラミロン(多糖類)を無標識で可視化できることを見出した。本稿では、SRS顕微法の原理について説明するとともに、SRS顕微法によりユーグレナの1細胞解析を行った結果を紹介する。

○赤外分光を用いたシリカガラス表面付近の熱処理に伴う構造変化の解析
/福井大学/葛生 伸
シリカガラスを酸水素火炎や電気炉で熱処理すると表面付近からOH基出入りを伴う拡散が見られる。また、OH濃度が異なるシリカガラスを接合したものを熱処理するとシリカガラス間でOH基が拡散する。赤外顕微鏡付きの赤外分光光度計を用いたこれらの現象の研究について紹介する。

○農業・食品加工分野における赤外分光計測とその応用
/三重大学/橋本 篤・亀岡 孝治・末原憲一郎
食材生産、加工、流通に至る各段階で食品・農作物の品質を網羅的かつ総合的に把握することをめざし、その特徴量(表現型)計測への赤外分光センシングの応用例と今後の可能性について述べる。

○遠紫外分光法による水・水溶液の測定と分析
/(国研)農業・食品産業技術総合研究機構/池羽田晶文/関西学院大学/後藤 剛喜
遠紫外光(波長:120〜200nm)は多様な価電子の遷移エネルギーに対応するため、ほぼ全ての分子が極めて強い吸収を示す。このため遠紫外スペクトルの測定は長らく困難とされてきた。近年、減衰全反射型など様々な遠紫外分光装置が実用化され、身近な液体・固体試料の電子遷移に関する研究が進展するようになった。本稿では水・水溶液の測定例を中心に、遠紫外分光法の装置構成や利用法について紹介する。

○テラヘルツ時間領域分光法の広帯域化と物性研究への応用
/大阪歯科大学/松原 英一/大阪大学/永井 正也・芦田 昌明
THz時間領域分光法の従来法について簡単に触れた後、この手法を近赤外領域まで拡張するために筆者らが進めてきた研究の方法とその実際について紹介する。

○可視域RGB-OCTを用いた見た目と深さ方向の波長依存性の検討
/花王(株)/次田 哲也
従来、可視域は深さ方向を無視した分光計測が主であった。我々は、表面(横方向)と深さ(軸方向)双方の光学特性取得が、見た目の現象理解に必須と考えRGB-OCTを開発し、モデル化粧肌にてその関係を実証した。

○スペクトル解析技法
/北海学園大学/魚住 純
分光データの定量的な解析技法として、測定スペクトルに含まれる種々の変動要因の除去と整形、および計測対象量の推定の手法について、MLR、PCR、PLS回帰、SVM回帰等の代表的な回帰分析を中心に概観する。

○高速無標識バイオイメージングに向けたFourier transform CARS法
/東京大学/平松光太郎・井手口拓郎・合田 圭介
毎秒50,000枚の速度でマルチプレックスラマン測定を実現するFourier-transformCARS分光法の開発を行った。超短パルスを用いた時間領域でのラマン測定原理と、高速性を活かしたバイオ応用への展望を概説する。

○ラマン分光顕微鏡とライフサイエンス応用
/大阪大学/安藤 潤・藤田 克昌
ラマン分光顕微鏡は、生体内の分子の組成や空間分布などの情報を無標識で取得できる。本稿では、イメージングの高速化技術の進展に伴い広がりを見せてきた、ライフサイエンス応用について紹介する。

■研究室紹介
○関西学院大学/理工学部 人間システム工学科 バーチャルリアリティ学研究室 井村研究室
/関西学院大学/井村 誠孝

※ご注意
・データ転送での販売となります。入金確認後転送いたします。
・紙媒体からスキャンした画像データをpdf化しております、元の誌面に起因する汚れ、歪み、またスキャナの不調によるかたむき等はご容赦ください。
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